リノベーションやリフォームには、工事費以外にも費用がかかります。それが諸費用です。具体的には、工事前の建物調査費や設計費用、工事中の仮住居費、引っ越し費用、登記費用、ローンを利用する場合は融資手数料や保証料、火災保険料などが挙げられます。

 

諸費用は総工事費の2～3割と高額になる場合もあり、見積もり時にしっかりと確認しておくことが重要です。内訳を把握することで、不要な費用を削減できる可能性もあります。

 

例えば、中古マンションを購入してリノベーションする場合、住宅ローン減税の適用を受けるために必要なインスペクション（住宅診断）を、工事前の建物調査として兼用することで費用を抑えられます。また、引っ越し費用は時期や業者によって価格が変動するため、複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。

 

諸費用は、工事内容や物件の状況によって大きく変わるため、専門家であるリノベーションプランナーに相談しながら、しっかりと計画を進めるようにしましょう。