下がり天井とは

下がり天井

下がり天井は、既存の天井面より低い位置に新たに設置される天井のことを指します。主に空間の雰囲気を変えたり、設備を隠したりする目的で使用されます。リビングや寝室、キッチンなど、様々な部屋で採用されることがあります。

 

メリットとしては、照明や空調設備の配置を自由にできること、配線や配管を隠せること、そして空間にアクセントを加えられることが挙げられます。また、断熱性能の向上や防音効果も期待できます。

 

一方、デメリットとしては、天井高が低くなることで圧迫感を感じる可能性があること、施工コストが上がることなどがあります。

 

リノベーションやリフォームの際は、既存の構造体や設備との取り合いに注意が必要です。また、建築基準法に基づく天井高の最低基準(居室で2.1m以上)を満たす必要があります。素材選びも重要で、石膏ボードや木材、金属など、デザインや機能性を考慮して選択します。間接照明や折上げ天井との組み合わせで、より洗練された空間演出が可能です。施工時は防火区画や耐震性能にも配慮し、建築士や施工業者と綿密な打ち合わせを行うことが大切です。

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