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INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

Full Life

 

 

駅の改札から徒歩で1分かからないのでは!?という便利さに、スタッフ一同、驚きながらおじゃましたNさま邸。マンションの大規模修繕で交換したサッシのおかげで、駅のそばでも室内はとっても静か。Nさま夫妻はこちらに2匹のワンちゃんと暮らしています。

 

現在のこちらのお住まいは、当時は独身だった奥さまが10年ほど前に中古で購入したそうですが、実は同じマンション内での住み替えだったとか。魅力だったのは、やはり「駅近」。雨の日もぬれずに帰宅できるとのことで、うらやましいかぎりです!

 

さっそく室内に案内いただくと、以前はLDと洋室の2部屋に別れていたスペースをひと続きにしたLDが登場。2つの掃き出し窓からたっぷり光を取り込める、ワイドな空間が実現しました。

 

 

リノベにあたり、ネットで住まいに関する動画や画像をたくさんチェックしたというおふたり。天井を躯体あらわしにするプランもそこで目にしたもので、無骨な雰囲気が気に入っただけでなく、「以前は天井がだいぶ低かったので、天井高を上げたいという希望があったんです」とご主人。

 

窓際には黒いハンガーパイプを設置。「まだ実現できていないのですが、植物の鉢を下げたりしたいなと思っています。今は洗濯物の室内干しスペースとして重宝しています」と奥さま。

 

 

リビングの壁の1面は、造作と以前からお持ちの「無印良品」の家具を組み合わせて設けた収納になっています。造作のテレビ台を中心に、上部まで無駄なくスペースが活用されていますね。

 

 

住み替えではなくリノベを選択

 

住み替えからおよそ10年が経過し、ご結婚されたりワンちゃんたちを迎えたりで、現在のお住まいが手狭に感じられるようになったことがリノベのきっかけだったとか。

 

「もう少し広いところはないかと探してみたりもしたのですが、なかなかいいところがなかったんです。マンション価格が上昇していることもあって、リノベのほうがいいんじゃないかということになりました」

 

 

ここでワンちゃんたちの登場です。右がマルプーのうたちゃん、左がトイプードルのまろくん♪ 広くなったリビングで2匹が元気に走り回っている様子を見て、奥さまは「リノベをしてよかった」と思ってくださったそう。

 

リビングの一角には、ステップ4段分ほど床高を上げた小上がりスペースがあります。小上がりを設けるプランは、奥さまからのリクエスト。リサーチ中に見た動画がヒントになったそうです。

 

壁際にはカウンターデスクを造り付けて、右半分をご主人のワークスペース、左半分を奥さまのドレッサーコーナーにしました。

 

 

ご主人はこれまでダイニングテーブルでリモートワークをしていたそうですが、リノベで専用のスペースを設けることができました。壁の一部を有孔ボードで仕上げたので、デスク回りのさまざまなものを手近なところにかけておけますね。

 

こちらの小上がりのプランも含めて、間取りはご主人が手描きしたラフスケッチをベースに固めていったとか。その作業にも事前にたくさんの画像や動画をチェックしたのが役立ったそうです。

 

 

小上がりの下部は、大容量の収納スペースになっています。季節外の衣類や布団、使用頻度が低めのスーツケースやアウドドア用品などの保管場所として活躍しています。

 

 

場所は変わって、こちらはLDKに入ってすぐのところにあるキッチンです。ご夫婦それぞれにリノベで特にこだわったところをうかがうと、ご主人はこちらのキッチンを、奥さまは後半でご紹介する玄関土間をあげてくださいました。

 

オールステンレスのキッチンと吊り戸棚は「サンワカンパニー」の製品。「システムキッチンのショールームをいろいろ見に行ったのですが、自分たちではチェックしていなかったこの製品を提案してもらって、これがいい!と思いました。きれいですし、価格もそれほど高くはないんですよ。遊びに来た友人にもこのキッチンは好評です」とご主人。冷蔵庫も、ステンレスキッチンにマッチするものを新調しました。

 

 

以前は正面の壁に向いた壁付けキッチンで、出入り口のドアがある関係で、幅の狭い小さめのものだったそう。「リノベ後は作業がしやすくなりました」と、ご夫妻で口をそろえて話してくださいました。

 

 

奥さまは当初、対面式もいいかなと思ったそうですが、横幅のあるキッチンを無理なく配置できるように90度回転させた壁付けに。ご主人いわく、壁は絶対にタイルがよかったそうで、汚れ防止のために黒目地にこだわりました。

 

 

キッチン正面の壁面には、中央に撤去できない構造柱があったため、その左右をニッチのようにへこませて収納スペースに。リノベを機に持ち物の見直しをしたそうで、食器も数をだいぶ減らしたそう。使用頻度の高い“1軍”の食器が、このスペースにすっきりと収められていました。

 

 

こちらはコンロの前のニッチ風収納。調理道具やスパイス類がすぐに手に取れる場所にあって、見るからに便利そうです。2色使いにしたタイルも素敵ですね♪

 

 

こちらは、キッチンの向かい側にある寝室です。シングルベッド2台を離して配置する案は、プランナーからの提案だったそう。おかげで、オープンクローゼット用のスペースを最大限に確保することができました。

 

オープンクローゼットの使い勝手は上々だそうで、「衣装ケースの上下を入れ替えるくらいで、衣替えが不要になったのがとても便利です」と奥さま。

 

 

寝室は窓のない部屋になりそうだったため、閉塞感がないようにおふたりから室内窓をつけたいとリクエスト。引き違い窓にしたので簡単に開け閉めができ、いつでも光と風を取り込めます。

 

 

こちらは洗面脱衣室です。洗面台は造作も検討しつつ、収納力を優先して「TOTO」の製品を選びました。下部の引き出しは、「こんなに入るの!?」とびっくりするくらい収納できるとか。

 

リノベ前は現在の洗面台の場所に洗濯機置き場がありましたが、洗面脱衣室に入ってすぐのこの場所は、やはり洗面台のほうが便利ですよね♪

 

 

こちらは洗面台の背面側で、引き戸の奥はトイレです。洗面台と洗濯機置き場の位置を動かすため、トイレも90度向きを変更しています。

 

 

トイレは「少しくらい派手にしてもいいかな」と、ブルーのクロスを採用。「設備には特にこだわりがなかったので、TOTOのシンプルで手ごろな価格帯のものを選びました」

 

 

ユニットバスも「TOTO」の製品をチョイス。こちらも特にこだわりはなかったそうですが、シックなブルーのアクセントパネルで落ち着く雰囲気にしました。

 

 

最後にご紹介するのは玄関土間です。Nさま夫妻はリノベ会社を決める際に、「地元の会社に頼みたい」というご希望があったそうで、当社ともう1社にコンタクトをとられました。

 

もともと奥さまから「玄関土間が欲しい」と希望を伝えていましたが、当社からのファーストプランに、この玄関土間があり、奥さまは大感激だったとか。

 

「現地調査で、スニーカーが多いとか(笑)、わが家の物の量や種類に配慮して玄関土間の案を出してくれたことがうれしかったです」

 

 

L字形の玄関土間はご主人の自転車もラクラク置けます♪ 以前は4.5畳ほどの納戸があったNさま邸。一見便利なようですが、「中はごちゃごちゃで、物を1つ出すのにその手前の物をよけて……という感じでストレスだったんです」と奥さま。

 

ゴルフバッグや自転車など、室内に置きたくないものが室内にある……という状態も何とかしたくて、ネットでリサーチ中に見かけた玄関土間に憧れるようになったとか。

 

奥さまは趣味で地域のバレーボールのチームに所属されているそうで、ボールやリュックなどもこちらにすっきり収めることができました♪

 

 

キッチンと収納の不満をリノベで解消

 

リノベからおよそ半年がたち、「住み心地はいいですよ」とご夫妻。「特に、狭くて作業がしにくかったキッチンが広くなったことと、2部屋に分かれていた窓の前がひとつの空間になったのがよかったと思っています」とご主人。

 

 

奥さまに「これからリノベをしようとしている方になにかアドバイスはありますか?」とうかがうと、「自分たちもそうでしたが、ネットなどでたくさんの施工事例を見ておくのがおすすめです」とのこと。

 

 

2匹のワンちゃんも、開放的になった空間を楽しんでいる様子です。

 

狭くて使い勝手のよくないキッチン、出し入れしにくい納戸と、キッチンと収納に使いにくさを感じていたNさま夫妻。使いやすくて見た目にもかっこいいキッチンと収納力のある土間玄関を、リノベで叶えることができました。

 

この2つのスペースを活用していただきながら、おふたりの暮らしがますます充実することを願っています!

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

取材・文/ライター志賀朝子

撮影/カメラマン清永洋