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"SHUKEN Re"

INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

Paws

 

 

最近はペットOKのマンションが大人気。動物との暮らしを楽しむファミリーも増えていますよね。今回ご紹介するAさま夫妻も2匹の猫ちゃんたちと暮らしています。

 

 

こちらは最近お迎えした子。生まれてまだ6カ月だそう。表情や動きにもあどけなさが残っています。

 

 

こちらの子は5才。現在のマンションにお引っ越しする前から一緒に暮らしています。どちらもスタッフを怖がらず、写真にかわいく収まってくれました♡

 

もともとペットOKの賃貸マンションにお住まいだったAさま。ただし1人暮らし向けの物件で、2人で暮らすにはかなり手狭だったとか。

 

「特にコロナ禍で2人とも在宅ワークになったときは大変でした。それが住み替えのきっかけになり、ワークスペースを取れるくらいの広さの物件を探すことになったんです」

 

最初から中古リノベと決めていたAさまは、築年数にこだわらず、駅やスーパーなどにアクセスしやすく、ペットOKの物件をリサーチ。9カ月かけて出会ったのが、築43年のこちらのマンションでした。

 

「リノベ会社選びにあたって、まず相談したのはSUVACOさん。そこで3社を紹介してもらい、見積もりを取りながら工事費やデザインを比較しました」

 

「その中で、SHUKEN Reさんはプランを3パターンも提案してくれて、それぞれについての説明もていねいで。まだ正式に契約する前なのに、こちらの要望に沿ってプランを何度も修正してくれたり。その一生懸命さにひかれてお願いすることにしたんです」

 

リノベで目指したのは「あまり作り込みすぎず、心地よく過ごせること」。そしてもちろん、猫ちゃんたちと楽しく過ごせることもテーマになりました。

 

 

リビングには念願のキャットウォークを

 

 

バルコニー側はもともとダイニング+2つの洋室に分かれていましたが、広々としたワンルームにまとめ、対面式のペニンシュラキッチンを取り込みました。お料理が大好きな奥さまにとって、家族やゲストと会話しながら作業できる対面キッチンはマストだったそう。

 

床はナチュラル感のあるオークフローリング。窓際だけフロアタイル張りにして、バルコニーとのつながり感をもたせています。

 

 

反対側のリビング。ダイニングと同様、天井は躯体現しにして開放感を高めました。正面の壁は淡いグレーのアクセントクロス。すっきりと壁かけにしたテレビの上にはキャットウォークを造作しました。

 

キャットウォークへの階段にしているのは、以前から使っている市販のキャットタワーです。猫ちゃんはここを登って…

 

 

キャットウォークを優雅にてくてく…

 

 

先端まで進んでポーズ!何ともかわいい姿を見せてくれました♪「キャットウォークはぜひ作りたかったけれど、登ってくれるか心配で。もし使ってくれなかったら飾り棚にしようと思っていました(笑)。最初にここを歩く姿を見たときは感激でした!」

 

 

キッチンは決め打ちして見積もりに反映

 

 

「リノベで最初に決めたのは、実はキッチンだったんです」というAさま。そのキッチンとは「パナソニック」の「ラクシーナ」。ショールームで見て気に入り、ネットやYouTubeで使用感などを詳しくチェックしたそう。

 

「浴室も『TOTO』の『シンラ』を希望。3社のリノベ会社を検討したとき、お値段の張る大きな設備を最初から伝えたことで、見積もりを比較しやすくなりました」

 

キッチンの色はグレーを選択。白のフルフラットカウンターと組み合わせ、モノトーンですっきりとまとめました。

 

 

アクセントを加えているのは真鍮を使ったペンダント。ネットショップで見つけたもので、さりげないあたたかみが感じられるのが好みだそう。

 

 

真鍮の素材使いほかにも。壁につけたブラケットや…

 

 

スイッチプレートも真鍮製。トグルスイッチが並ぶレトロなデザインも素敵です♪

 

 

甘すぎないデザインがお好きなAさまは、キッチンの壁に「名古屋モザイク」のヘリンボーン柄のタイルをチョイス。グレーの色合いもきりっとした印象を与えます。

 

 

LDKで唯一、色を使ったのはパントリーの中。施工事例を参考にアクセントクロスを選びました。グレーで統一した空間の中に発色のいいブルーがよく映えます。内部には奥行の浅いオープン棚を造作して、食器や食材などを手に取りやすく収納。

 

「以前のマンションはキッチンも狭かったので、パントリーのあるキッチンはまさに理想でした」と奥さま。冷蔵庫までパントリーに格納したことで、生活感がなくなり、キッチンのきれいなデザインを楽しめる空間になりました。

 

 

寝室には猫トンネルを完備

 

 

リビングの一角の室内窓の中は、ご夫妻の寝室。この窓が2つの空間をつなぎ、寝室に光と風を運んでいます。窓枠のブラックがインテリアを引き締める役割も。

 

 

ここはもともとキッチンがあった場所。キッチンを反対側に移動させ、2人分のベッドを置いてもゆとりのスペースを確保しました。ベッドは「ニトリ」で購入。シーズン外の寝具などをしまえるよう、下が収納になったタイプを選びました。

 

 

寝室の入り口はクラシックなデザインが素敵な3枚引き戸。就寝中は閉め切りますが、日中はフルオープンにしてLDKとつなげています。

 

 

引き戸の横には猫ちゃん専用のトンネルが。アールをつけたかわいいデザインです。「猫のために戸を開け閉めしなくてすむので、つけて大正解。夜はちゃんとここから出入りしますし、昼間も追いかけっこをしながら遊んでいます」

 

猫ちゃんとの暮らしを快適にする工夫に大満足というお2人。思い描いた通りに使ってくれたら、飼い主冥利につきますよね!

 

 

土間のワークスペースがテレワークに活躍

 

 

ご主人がもっともお気に入りと話すのは、こちらのトイレ。配管の関係で位置は変えず、設備と内装を一新しました。コーナーに吊るした照明は、安土草多さんという作家さんの作品。柔らかなあかりが落ちついた雰囲気を醸し出しています。

 

 

タモ材で造作した長いカウンターの端には、愛らしいデザインの手洗いボウルと水栓が。ここでも真鍮がインテリアにあたたかみを加えています。壁のタイルは「平田タイル」でセレクト。

 

 

トイレのドアにも真鍮のハンドルとドアロックを採用。ディティールのデザインや素材選びに統一感が感じられますね。

 

 

洗面室もリノベ前と位置は変えず、使い勝手に合わせて洗面台を造作しました。ウレタン塗装をかけたタモ材のカウンターに角形シンクを埋め込み、前面の壁は「平田タイル」のタイル仕上げに。ミラーキャビネットは「サンワカンパニー」で選びました。

 

カウンター下はオープンにして棚板で仕切り、バスケットやボックスを使って収納。洗濯機の上にも2段のオープン棚を設け、収納に役立てています。

 

 

洗面室の向かい側はウォークインクローゼット。お2人分のワードローブを1か所にまとめて収納しています。「入り口のアールは猫トンネルとお揃いのデザインなんですよ」と、こんなところにも猫ちゃん愛が表れていました♡

 

 

廊下と玄関ホールの間には、猫ちゃんが外に出るのを防ぐために引き戸を設定。ガラス入りなので圧迫感がなく、廊下にも光が届きます。靴箱は風通しがよく、持っている靴を一目で見渡せるオープンスタイルに。

 

 

靴箱の反対側には、なんと土間のワークスペースが。在宅ワーク用に必須だったとのことでしたが、意外な場所にプランされたんですね!

 

「デスク周りはどうしてもごちゃつきますし、テレワークのときは電話をかけたりもするので、リビングから距離を取りたかったんです。さらに、趣味の登山用具や自転車などもあったので、アウトドアギアの収納を兼ねたこのプランに落ちつきました」

 

カウンターデスクと本棚を造りつけ、壁面を生かしてリュックなども収納。土間のラフな雰囲気もかっこよく、ここに来るだけで気分がガラリと変わるといいます。玄関にエアコンを設置したので、一年を通して快適に過ごせるのもポイント。

 

お酒が大好きというお2人は、ここでネットを見ながら晩酌をすることもあるそう。「料理が好きなので、基本は家飲み派。家じゅうあちこちでお酒を楽しんでいます。以前は狭くて友達を呼べなかったけれど、いまは家飲み会もできるようになりました」

 

最後にあらためてマンションリノベの魅力をうかがうと「自由設計の一戸建てみたいに、こだわって空間を作れること」というお答えが。

 

「もちろん広さや間取りには制約がありますが、通勤などを考えると、私たちにとっては郊外の一戸建てより都心のマンションのほうが現実的でした。その中で、新築マンションの無難な間取りやデザインではなく、自分たちの好みにできたのが一番のメリットだったと思います」

 

 

「どのスペースもお気に入りで、どこでお酒を飲むのも楽しい(笑)。でも、いちばん幸せを感じるのは、ソファの足元で猫がくつろいでいるとき。開放的で日差しや風が入るから、猫も気持ちよさそうなんですよね」

 

特に猫派のみなさんには、この幸せなシーンはイメージしやすいはず。シンプルな空間の中に人も猫ちゃんもゆるりと過ごす、素敵なお住まいでした。

 

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

 

取材・文/ライター後藤由里子

撮影/カメラマン清永洋