SHUKEN Re 住まいのリノベーション

SHUKEN Re 住まいのリノベーション

2021.12.28

【撮影blog】シャープ&シックに

 

 

 

この日おじゃましたのは、おしゃれなコワーキングスペース……ではなく、ご夫妻ともにIT関係の会社にお勤めのM様邸。奥様のお仕事中のひとコマをパチリと撮らせていただきました。

 

LDKとのつながりがほしいと、隣接するワークスペースの間仕切りとしてこちらの建具を選んだとか。白い内装に黒のフレームとグリーンが映えて、素敵ですねー!

 

 

M様ファミリーは、共働きのご夫妻と2歳の娘さん(この日は保育園に登園中でした)、フレンチブルドックのハムくんというメンバーです。ハムくん、ナイス・ポージング!

 

ご結婚後しばらくは中央区の賃貸マンションに暮らしていましたが、お子さんの生まれるタイミングに合わせて広い物件に移りたいと、物件購入を決意。都心でありながら落ち着いた環境が気に入っていたことや、奥様の勤務先のある東京駅周辺へのアクセスがいいことから、これまでと同じエリアで物件を探したそうです。

 

リノベはゆっくり検討

 

「内見したのは20~30軒ほど。マンションはどうしても縦長の間取りが多いですが、この物件のワイドスパンの間取りが“どストライク”で、即決でした」と奥様。

 

こちらの物件は、築20年ほどの中古マンション。新築マンションのモデルルームも見学しましたが、「決まりきったデザインが自分たちの好みにヒットしなくて……」と、リノベ前提で中古マンションを購入しようとご夫妻で一致したとか。

 

 

物件を購入したのは2019年の春のこと。娘さんが生まれたばかりで余裕がなく、リノベはせずにそのまま新生活をスタート。およそ1年経過して、子育てのペースがつかめてきたタイミングで念願のリノベをおこなうことにしました。

 

物件購入と同時にリノベをおこなうかたが多いなか、M様夫妻のように、気持ちに余裕ができてから取り組むのも選択肢のひとつですよね。リノベで叶えたいことや依頼する会社について、じっくり検討したいというかたにおすすめです。

 

「ほっこり」より「シャープ」に

 

M様夫妻のリノベの大きなテーマは、「ほっこり感は出さずに、シャープ&シックなカッコいいテイストに」というもの。リノベ後の現在のお住まいを拝見すると、おふたりが目指したスタイルが本当によく分かります!

 

 

ダイニングでこだわったのは、モルタル仕上げにした壁と板張りにした天井です。「日当たりのいい明るい部屋なので、内装に少し暗くなる要素を入れたことで、ちょうどいいバランスになった気がします」とご主人。

 

「インパクトのある照明を1つつける」「間接照明を仕込む」というのも、おふたりの希望を反映したもの。ご主人から「夜は、バーや『蔦屋書店』のような雰囲気になります」とうかがい、夜にもおじゃましたくなってしまいました~。

 

 

テレビは壁掛けにしてすっきりと。サッカー観戦が好きなご主人のためにテレビは特大サイズを選びましたが、ふだんは娘さんのための子ども向け番組が流れていることが多いとか。

 

「既存のキッチンは独立型で、子どもがハイハイをする時期になり、様子が見えないのが不便だったんです」と奥様。お子さんを見守りやすい素敵なオープンキッチンも実現できました!

 

北欧ヴィンテージの家具を主役に

 

リビングダイニング(LD)の床は、チーク材の複合フローリングです。

 

 

モルタル仕上げの壁の前に配置したのが、北欧ヴィンテージのサイドボード。LDのフローリング材は、こちらの家具と素材と色味をそろえました。

 

「造作で収納カウンターを設けてもらおうかとも思ったのですが、担当していただいたSHUKEN Reのプランナーの南部さんに、『好みの世界観に近づけるには、家具のほうがいいと思いますよ』とアドバイスをもらったんです」と奥様。

 

施工事例はプランナー名までチェック!

 

そして、M様夫妻が当社にリノベーションを依頼してくださったのは、このプランナーがキーポイントになったと明かしてくださいました。

 

「依頼するリノベ会社を検討していたときに、SHUKEN Reさんのwebサイトの施工事例で、南部さんの担当物件が私たちの好みに“どストライク”だったんです」と奥様。「プランナーの名前までチェックされたんですね!」と、ちょっと驚いたスタッフに対して、「私、ネットサーフィンは徹底的にやるタイプなので(笑)」とIT系の会社にお勤めの奥様ならではの、ユニークなお答えが返ってきました。

 

 

「自分たちが実現したいのは、南部さんが手がけるようなデザインだったので、ダメ元でお願いしたところ、担当していただけることになったんです。リノベ会社選びは“南部さんありき”だったかもしれないです(笑)」。

 

プランナ―冥利に尽きるお言葉、感激です! 施工事例の細かい部分までチェックしてくださって、スタッフもうれしくなってしまいました。

 

LDKとワークスペースの間仕切りも、M様夫妻のイメージをもとにプランナーがセレクトしたものです。アルミ&アクリル製で、「ガラスが使われていないので、小さな子どもがいても安心です」と奥様。ガラス&アイアン製のものとくらべても、デザイン的に遜色がありません。

 

 

リノベの主導権を握ったのは奥様でしたが、ワークスペースはご主人の希望を全面的に反映。ご主人は「デスクの上に本棚」というイメージを実現したくて、以前はDIYで挑戦したこともあったそうですが、「リノベを機に、プロが仕上げた本格的なものが設置できてうれしいです」。

 

造作デスク用の天板は長くてエレベーターに乗らず、窓から吊り上げて搬入したとか! ご夫妻ともに在宅勤務という日もあり、基本的にはここで並んでお仕事をされていますが、オンライン会議などがあると、こちらと子ども部屋に分かれて作業することもあるそうです。

 

 

ワークスペースの間仕切りはフルオープンにでき、開けると(開けなくても!?)LDKとの一体感は満点です。「閉塞感が出ないようにしたかった」というおふたりの希望を、ガラス風の素通しで全開もできる建具で実現しています。

 

黒の天板でカッコいいキッチンに

 

こちらは、「生活感をいかに隠すか」がテーマだったというキッチンです。

 

 

手元を隠す立ち上がりをつけるかどうか悩んだそうですが、フラットなほうがカッコいい!と現在の形に。「LD側からいろいろ見えてしまうので、洗剤の容器のパッケージをはがしたり、食器洗い用のスポンジは黒を選んだりして気を使っています(笑)」。

 

腰壁に使った仕上げ材は、奥様がネットで見つけた「コペンハーゲンリブ」。音響施設や体育館などに用いられる素材とのことで、どこかレトロな雰囲気もあるため、ヴィンテージ家具の並ぶM様邸にぴったり。マットな黒が気に入って選んだシステムキッチンとも相性抜群です。

 

 

料理担当の奥様に対して、片づけ担当はご主人。以前の独立型のキッチンのときは、食後の“ひとりでやってる感”がイヤだったというご主人でしたが、オープンキッチンになり、念願の「ミーレ」の食洗機も導入して、片づけ環境は劇的にアップ。

 

「どこかにタイルを使いたい」という希望は、奥のコンロ横の壁に反映しました。もともとは横長に貼る製品を、メーカーに細く調整してもらって縦長に貼ったというこだわりの品です。

 

 

キッチンの背面側に設けたパントリーは、「つくってよかった」と実感しているスペース。コの字型にたっぷり収納スペースを設けたので、まだまだ余裕があるくらいだとか。

 

 

ルーバー扉をつけた部分には食器類を、左手のオープン棚には家電類を収納。「以前はキッチンと洗面室が行き来できるつくりでしたが、パントリー設置のためにその動線はつぶしました。でも、まったく不自由はありません」と奥様。

 

M様夫妻が心配した「生活感」が、まったく感じられないキッチンに仕上がったのは、日々の片づけ担当のご主人と、このパントリーのおかげかもしれませんね。

 

ここからは、LDK以外のスペースをご紹介しましょう。

 

 

M様邸の玄関ドアを開けると、こんな光景が目に飛び込んできます。LDKの出入り口にガラスのドアを採用したので、視線が奥まで伸びて開放的。この日は、クリスマスツリーが迎えてくれました♪

 

 

玄関の近くに並ぶのは洗面室とトイレのドアです。室内ドアは当初、白にするつもりでしたが、ギリギリのところで黒に変更したのだとか。白い壁に黒が映えて、海外の住まいを思わせるシックな雰囲気に仕上がりました。

 

 

洗面室は既存の間取りのまま洗面台を一新。「プランナーさんに提案いただいたものが、住まい全体のテイストと合っていると感じたので、そのまま採用させてもらいました」と奥様。大理石の質感を再現したカウンターが、ホテルライクで大人の雰囲気満点です。

 

 

トイレもプランナーの提案を生かして一新。床のフロアタイルも提案どおりのものを採用することにしましたが、奥様主導でショールームへ現物の確認にも行ったとか。

 

リノベ期間中は毎週のように内装材や設備のショールームへ足を運んでいたそうで、ご主人は内心、「もう決めたのに、実物を見に行く必要ある?」と思う場面もあったそう。奥様のリノベに対する熱意が伝わりますし、最終的には奥様につき合うご主人もおやさしいですよね。

 

 

こちらは家族の寝室です。間取りは大きく変えていませんが、隣接するワークスペース側にあった収納スペースをこちらの寝室側から使えるように変更しています。

 

個室は大きく変更せずに内装をリフレッシュ

 

予算をおさえることよりも、妥協せず好みのものを取り入れることを優先したM様夫妻。住まいのメインスペースであるLDKとワークスペースの壁は、調湿機能を期待できる珪藻土を採用。寝室と子ども部屋は一般的なクロス仕上げにしたことで、結果的にコスト調整に役立ちました。

 

 

子ども部屋として用意した個室は、ベッドと机が置ければいいというM様夫妻のお考えを踏まえて、スペースを縮小しています。窓際のデスクは、ワークスペースの造作デスクの端材を活用したものだとか。現在はこの部屋も在宅勤務で使っています。

 

 

最後に新居の住み心地についてうかがうと、「最高です」と奥様はにっこり。「夜、間接照明つけて、いい家だなってかみしめています(笑)」。うわ~。よかった~!

 

いっぽうご主人は、「友人が遊びに来たときに、毎回すごいと言ってもらえるのがうれしいですね」。よく「子どものいるお宅に見えない」とも言われるそうで、それもそのはず、原色のキャラクター玩具などは絶対にLDKには置かず、ご夫妻で叶えたシャープでシックな世界観をキープしているのだとか。

 

 

「特に気に入っているのは、ダイニングのモルタル壁かな」とご主人がおっしゃると、「私も!」と奥様。「でも、ワークスペースの黒枠の建具も捨てがたいです」とおふたり。

 

「オンライン会議のときに、バーチャル背景は使わず、あえてこの建具を映り込ませています(笑)。カフェにいると間違われることもしょっちゅうです」と教えていただき、リノベ後の住まいをとても気に入ってくださっていることが、ひしひしと伝わりました!

 

まだ幼い娘さんへの配慮もしながら、ご夫妻の好みのシャープでシックな住空間を実現したおふたり。M様邸は、小さなお子さんがいても“大人”の空間づくりができると教えてくれる好例といえそうです。

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

取材・文/ライター志賀朝子