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"SHUKEN Re"

INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

家族もペットもHAPPY

 

玄関ドアを開けると、トコトコトコ……とかわいい2匹が登場!

K様邸におじゃますると、フレンチブルドッグのタイガくん&コウガくんが出迎えてくれました。

 

ペットにやさしい工夫が満載

 

2匹と一緒に暮らすのは、ご夫妻と小学一年生のお嬢さん。

リノベーションは人もペットも快適に暮らせることが大きなテーマになったそうで、K様邸にはペットとの暮らしの参考になりそうな工夫がたくさん詰まっていました。

 

 

広々としたLDKは、ワンちゃんたちが走り回るのにぴったり。

既存の床の上にK様が調達したコルクのフロアタイルを敷いて脚の負担を軽減しています。

大きなテレビは壁掛けに。

これもワンちゃんたちが機器やコード類にいたずらしないように、という配慮だとか。

 

「コード類は全部壁の中におさめてもらったので、ペットのいたずら対策に効果大なだけでなく、見た目がすっきりして掃除もしやすいんです」と奥さま。

テレビ側の壁1面に採用したライトグレーのクロスが、さわやかなアクセントになっていますね。

 

 

そして、取材スタッフがびっくりしてしまったのがこちら!

キッチンのレンジフードと背中合わせに、ダイニング側に白いボックス状のものが取り付けてありますが、なんとこれはブルーレイデッキ専用の収納スペース!

フラップ式に全開できる扉は内部の機器がリモコンに反応するつくりになっていて、こちらもペットのいたずら防止の工夫です。

事前に対策すればトラブルを未然に防ぐことができ、人もペットもストレスなく暮らせますね。

 

 

ペットと快適に暮らせる工夫がこらされたK様邸ですが、そもそも「リノベーションを」と考えたのは、どんなことがきっかけだったのでしょう?

 

以前ご夫妻は別の分譲マンションに暮らしていましたが、車の交通量が多い立地だったため、お子さんの誕生を機に安全を考慮して現在のマンションへ住み替えをおこなったとか。

新築で、駅からも近く、広さも十分。

条件は抜群の物件ですが、「2年ほど暮らすうちに、なんとなく住みづらいなと感じるようになったんです」と奥さま。

 

扉の多さが気になって……

 

その「住みづらさ」の原因のひとつは、扉の多さだったとか。

洗面室のような狭い空間の収納に大きな開き戸がついていたり、扉と扉が干渉しあう場所があったり。

LDK隣接の洋室はフルオープンにできる間仕切り戸付きでしたが、「濃いこげ茶色で高さが天井まであって、威圧感がありました」とご主人。

家じゅうのドアのレバーが、ちょうどお子さんの顔の高さにあるのも気になり、安全面から「引き戸に変えたい」と考えるようになったそうです。

 

 

「扉問題」を解決しつつ、家族が不在のときに安心してワンちゃんたちをお留守番させておけるペットコーナーも欲しいと考えて、当社にコンタクトをとってくださったK様。

「最初は扉の交換とペットコーナーだけのつもりだったのですが、プランナーさんの提案が魅力的で……。

『いずれここもリノベしたいね』と夫婦で話していた部分を、このタイミングで全部手掛けてもらうことにしました」。

 

 

「まだ新しかったのでちょっと迷ったのですが、リノベしてよかった!」と奥さまが喜んでいるのがキッチンです。

 

広くて使いやすいフラットなキッチン!

 

選んだのはパナソニックの「Lクラスキッチン」。

水垢がつくのがストレスだったことから、水栓は白い有機ガラス系のものをチョイスしました。

「もとのキッチンはダイニング側に立ち上がりがついていたのですが、フラットなキッチンが希望だったんです。フラットだと天板が広くて使いやすいですし、カウンターの両側に立てるので、友人たちが遊びに来たときなども、ダイニング側で配膳や盛り付けを手伝ってもらえます」と奥さま。

 

 

キッチンの背面側には室内窓がありますが、実はこの窓、ワンちゃんたちの様子をうかがうために設置したものです。

壁の奥がペットコーナーになっていて、料理中でもワンちゃんたちの気配を感じることができます。

「カップボードは上を作業台として使える引き出しが3段のものと、少し高さが出る4段のものですごく悩んだのですが、収納量を優先して4段にしました」。

 

 

LDKの出入り口付近には、既存の収納スペースを活用したカフェコーナー&物入れがあります。

以前はここにドアがついていましたが、折り戸に変更したことで開閉スペースが少なくて済み、全開できるので使い勝手も抜群。

ここには掃除機や日用品のストック、コルクのフロアタイルの予備などをしまっているそうです。

 

当初は予定外だったキッチンをリノベして、「予算が上がっちゃった」と笑うご主人。

でも、まだきれいだった食洗機、ディスポーザー、IHヒーターを再利用したり、タイルのように見えるクロスで壁を仕上げるなどのコスト削減もおこない、奥さまは使い勝手に大満足。

思い切ってキッチンもリノベされて、よかったのではないでしょうか~!!

 

お子さんのコーナーはLDと一体に

 

以前洋室があった場所は、間仕切り用の建具を撤去してLDKに取り込んで、ひと続きの広々とした空間に一新しました。

 

 

「以前はここをペットコーナーにしていたのですが、西日が入って暑くなりやすかったんです。ペットたちが暑さに弱いので、リノベで涼しい玄関側にペットコーナーをつくってもらいました」と奥さま。

 

 

それにともない壁ぎわにデスクを造作して、こちらは小学1年生のお子さんのスペースに。

造作デスクには、ご夫妻の在宅勤務のために購入した少し大きめのプリンターを、扉で目隠ししながら置いておけるスペースもあります。

 

「独立した子ども部屋はしばらく必要ないと考えていますが、将来、どうしても欲しいということになったら、またSHUKEN Reさんに相談しようと思っています」と奥さま。

スタッフ一同、お嬢さんの成長を楽しみにしていますね!

 

風通しのいい玄関側にペットの専用コーナーを

 

玄関横にあった洋室は、壁を撤去して手前側を玄関土間に、奥をK様邸のリノベの大きなテーマだったペットコーナーに一新しました。

 

 

「ペット用のカートのほか、以前はベビーカーもあって、玄関が狭いのが不便だったんです。ペット用のカートをたたまずにそのまま置いておけるのがすごく便利! 子どもが自転車に乗るようになったので、自転車置き場としても重宝しています」と奥さま。

 

 

そしてこちらが念願だったペットコーナー。

廊下側には壁は設けず、玄関土間ともゲート&室内窓でつながっているので、開放感満点!

ワンちゃんたちも安心して過ごせそうなスペースです。

昨年の秋に亡くなったケイトちゃんがみんなと一緒にいられるようにと、写真や思い出の品々を並べておける棚も追加工事で取り付けました。

 

 

L字形のペットコーナーの奥まったスペースは収納に活用。

棚板を設置して、ペットシートやペット用の洋服をしまっているとか。

室内窓の奥はキッチンで、ペットコーナーの気配をLDK側に伝えます。

 

そして、こちらのペットスペースをはじめ、廊下などには高さ30センチ病院用の巾木を使っているK様邸。

「壁にお尻をくっつけて寝たりするので、汚れが移ってしまうことがあるのですが、ビニール製のこの巾木ならサッと拭くだけでいいのでラクなんです」。

コンセントも、ワンちゃんたちの安全を考慮して、通常より高めの位置につけています。

 

 

玄関横にあったもうひとつの洋室は個室として残して、今は家族みんなの寝室に。

マンション特有の柱があり、ベッドがうまく配置できないというもどかしさがあったそうですが、柱の凹凸部分を逆手にとって、リノベでカウンター収納を設けました。

オープンな部分の左右にはスマホの充電コーナーもあって便利とか。

さすがK様邸。スタンド照明もフレンチブルドッグです!

 

収納上手な奥さまの本領発揮!

 

もともとLDKからアクセスしやすい場所にあった洗面室。

洗面台は奥さまの好みに合わせて造作したものです。

水栓は水垢がつきにくい白いものを、洗面ボウルは遊び心のあるデザインをチョイス。

 

 

正面の壁はキッチンと同じく「タイル仕上げに見えるクロス」で、取材スタッフは「タイルにしか見えない……汗」とびっくり。

タイルを使うことに特にこだわりがなければ、建材メーカーさんの技術の結晶!?であるこんなクロスを使うのも手ですよね。

クロスより高額なタイルの材料費とタイル職人さんの工賃が削減されるので、コスト調整に役立ちます。

 

 

「洗面台の背面側の収納は、狭い空間なので扉の開け閉めがしにくくて、オープンなつくりにしてもらいました」。

収納がとてもお上手な奥さま。

無印良品などのアイテムを使って、美しく、そして使いやすく整理整頓されていたのが印象的でした。

 

 

トイレは位置はそのままに設備と内装を一新。

タンクレストレイにしたので、手洗いカウンターも新設しました。

吊り戸棚はコストコのトイレットペーパーのサイズに合わせて造作したオリジナル。

「長巻きでロールのサイズが通常のものより大きいので、それに合わせてつくってもらいました」と奥さま。

当社の担当プランナーは、「K様は『ここには〇〇を収納したい』というのが明確で、プランニングしやすかったです」と申しておりましたよ!

 

「暮らしながらリノベ」ならではの大変さも

 

K様邸のリノベは「持ち家リノベ」だったため、ご家族でこの部屋に暮らしながら少しずつリノベを進めました。

 

「キッチンが使えない時期は、電子レンジ用のご飯とデパ地下のお惣菜で乗り切るなど、大変なこともありましたが、子どもやペットの環境を変えずに済んだのがよかった」と奥さま。

ご主人も「工事の変遷が見られたのが面白かったですね。壁ってこうやって外していくんだって(笑)」。

 

リノベ後の暮らしについてうかがうと、ご夫妻ともに「快適です」と笑顔でおっしゃっていただきました。

奥さまは特に、玄関が広くなってよかった~と思う場面が多々あるとか。

「ゴミがたくさん出たときに一時的に置いておけるのも便利ですし、あとはやっぱりペット用のカート。たたまずそのまま置いておけるのがすごく助かっています」。

さらにご主人も「家じゅうの扉がほぼ引き戸になって、子どもが安心&安全に暮らせるようになりました」。

 

風通しがよくて見守りやすい場所に専用のお部屋ができたタイガくん&コウガくんも、ここでの暮らしがとっても快適そう。

“大切な存在”が安全に、心地よく過ごせるように住まいを整える――。

K様邸のリノベーションには大きな「愛」があふれていました。

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

取材・文/ライター志賀朝子