リノベーションでおしゃれなインダストリアルデザインを実現｜ポイントや事例を紹介

皆さんは「インダストリアル」というキーワードを耳にしたことはありますか？ここ数年の間でインテリアや雑貨において注目の高いデザインです。「なんとなくクールな感じ？」「言葉は聞いたことあるけどどういうものか分からない」そんな方も多いでしょう。

そこで、今回のコラムでは「インダストリアルデザイン」についてリノベーションにぴったりの訳や抑えるポイントについてご紹介します。ずっと住み続けたいマイホームだからこそ、ぜひデザインにもこだわっておしゃれな生活を実現させましょう。

〈コラムのポイント〉

• ・「インダストリアルデザイン」は中古マンションだからこそリアルに表現できます。
• ・デザインのポイントを抑えて内装材などを選ぶことが重要です。
• ・一般的な新築分譲マンションとは使用する内装材や設備機器が異なるため、経験や知識の豊富な会社に相談しましょう。

中古マンションの良さを活かせるインダストリアルデザインとは？

「インダストリアル（英 industrial）」とは、元々「工業（産業）のという意味があり、デザインについてはそこから発展して「無骨で男前なデザイン」という意味で使われています。工場をイメージさせるような金属を用いたアイテムや、使い込んだようなヴィンテージ感が特徴で、どこか洗練された大人っぽさも感じられるインテリアデザインです。また、デザイン性の他にも意外なメリットがあります。それは、汚れや傷が目立ちにくいという点です。インダストリアルデザインには古材や古材のように加工された材料を使うため、生活を始めてからも細かい汚れや傷さえも“味”になります。また、リノベーションの場合は既存住宅の時代を感じる雰囲気がデザインのリアルさに活かせて、新築にはないリアルなインダストリアルデザインが表現できます。

〈関連コラム〉
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インダストリアルインテリアにする５つのポイント

おしゃれなインダストリアルデザインのお部屋を作るため、知っておきたい5つのポイントがあります。これらのポイントを抑えるだけで、一気に雰囲気が変わります。

ポイント①　あえて躯体や配管をみせる

本来の意味である工場のような雰囲気を出すためにも、一般的には内装材で隠してしまうコンクリートスラブや配管を敢えて見せて、インテリアアイテムの一つとして活かします。これが「インダストリアル“風”」なお部屋との差を付けられるポイントです。

ポイント② 素材にこだわる

ぜひ床・壁・天井・ドアなどの素材にこだわってみましょう。こだわればこだわるほど、分譲マンションなどの既成デザインとは違ったオリジナリティが出せます。例えば、実際に使い込まれた足場古材（古木材）やアンティークレンガなどを取り入れると、本格的な印象に仕上がります。

ポイント③　ダークカラーをベースに

インダストリアルデザインは、おしゃれなだけではなく落ち着いた雰囲気が重要なので、ダークカラーをベースに内装材や家具を選びましょう。明るいフローリング材を選ぶと、どうしてもナチュラルな印象が強くなり、無骨感が表現できません。

ポイント④アクセントでタイル・レンガ・アイアンを取り入れる

「木材＋α」の素材が要となります。例えば、アクセントウォールにタイルやレンガを取り入れたり、ドアの取っ手などにブラックアイアンを使うと、一気にヴィンテージ感が増します。北欧デザインなどの木にこだわるインテリアとは逆に、色々な素材のパーツを組み合わせるのが、インダストリアルデザインのポイントです。

ポイント⑤家具・照明器具などのデザインに統一性を持たせる

家具や照明器具、ラグ・カーテンなどにもベースカラーを決めたり、金属部分の色を揃えるなどの“デザインルール”を作って、部屋全体にまとまりを持たせましょう。ただし、全てを同じような色にする必要はありません。ソファやラグなどに明るいアクセントカラーを取り入れれば、お部屋に個性が出せます。

〈関連コラム〉
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かっこいい部屋にしたい人にはブルックリンスタイルもおすすめ

「インダストリアルデザイン」と同じく人気が高いのが「ブルックリンスタイル」です。どちらも、古材やアイアン、レンガなどの材料を取り入れますが、ブルックリンスタイルの場合は、インダストリアルデザインにカジュアルさや遊び心のある装飾性がプラスされます。例えば、アメリカンテイストで少しポップなインテリアアイテムを置いたり、ニューヨークの地下鉄を思い出させるようなかっこいい家具を置いたりします。

「無骨＆男前でかっこいい ＋ 洗練された大人っぽさ ＝ インダストリアルデザイン」
「無骨＆男前 でかっこいい＋ 男の子っぽい遊び心 ＝ ブルックリンスタイル」

インテリア業界においては、それぞれをこのように差別化しています。どちらも、リノベーションにはぴったりのテイストと言えるでしょう。

インダストリアルデザインが魅力的なリノベーション事例３選

私たちSHUKEN Reのワンストップリノベーションでは、たくさんのインダストリアルなリノベーションを手がけてきました。ここではそのほんの一部を紹介します。

こだわりインダストリアル

こちらは細部までインダストリアルな素材にこだわった事例です。床材やキッチンなどの設備機器だけではなく、開口と室内窓の枠まで造作するという徹底ぶりで、お部屋全体がまるでおしゃれなカフェを彷彿させます。

開口部の枠はブラックアイアンで仕上げたため、白いシンプルな壁を効果的に引き締め、デザインアイテムとしても際立っています。また、収納棚の棚受けパーツやカーテンレールなど、お部屋全体の小さなパーツとリンクさせているため、デザインにこだわりつつも全体的なまとまりを感じられます。

これぞインダストリアル！なのが、こちらのレンガ張りのアクセントウォールです。余計な雑貨を置かない代わりに、レンガが空間にインパクトを与えてくれます。また、手前に置かれたレザーのソファとの相性もよく、リノベーションしたばかりなのに、どこか懐かしい落ち着きを漂います。

事例の詳細はこちらをご覧ください。▶︎▶︎▶︎

ファミリー☆インダストリアル

こちらは、小さいお子さんがいらっしゃることもあり、空間ごとに「インダストリアル」に強弱をつけた事例です。見せたい空間にはしっかりインダストリアル要素を盛り込み、お子さんが主に使う場所は安全性を考慮してシンプルに仕上げました。このように、スペースの用途に応じてデザインの強弱をつけられることも、フルオーダーのリノベーションならではの魅力です。

特にこだわられたのが、こちらのキッチンです。ニューヨークの地下鉄を思い出させるタイル張りの壁や、厨房キッチンのようなシステムキッチン、天井を這うダクト配管や電気配線が、まさにインダストリアルなかっこよさを演出しています。

事例の詳細はこちらをご覧ください。▶︎▶︎▶︎

NATURAL INDUSTRIAL

築34年のマンションを購入し、フルリノベーションした事例です。「流行りのインダストリアルなお部屋にしたいけど、暗くなるのはちょっと…」という方は、こちらの事例のようにナチュラルテイストな素材をうまく取り入れたハイブリットなデザインもおすすめです。南側の明るい場所に広々としたLDKを配置し、インダストリアルな雰囲気を残しつつも明るくナチュラルな印象に仕上がりました。

キッチンの壁には印象的なヴィンテージ感漂うタイルを貼り、お気に入りのカップやキッチン雑貨を並べられるオープン棚を付けました。最近主流の対面式オープンキッチンとはまた違った落ち着いた雰囲気が魅力的です。

施主様のこだわりは照明器具にまで現れていて、各部屋ごとにデザイン性の高い器具を選びました。むき出しの配管との組み合わせがなんともおしゃれです。

事例の詳細はこちらをご覧ください。▶︎▶︎▶︎

東京でインダストリアルなマンションリノベーションを始めるなら…

インダストリアルデザインは、既存住宅の良さを活かしたおしゃれなお部屋が実現できるまさにマンションリノベーションにぴったりのデザインテイストです。しかし、実は本当におしゃれなお部屋を作れる施工会社はあまり多くありません。なぜなら、インダストリアルデザインは内装材や設備機器が一般的な分譲マンションなどとは少し異なるためです。ぜひ、本格的なインダストリアルデザインを実現したい方は、施工事例の多い経験や知識の多い信頼できる会社に相談しましょう。

私たちSHUKEN Reのワンストップリノベーションでは、物件購入相談会や現場見学会など様々なイベントを開催しています。また、リノベーションに関するWEBでの無料相談を随時実施しております。「どんなデザインにしたいか分からない」「マイホームを持ちたいけど何からしていいか分からない」そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。