公開日:2021-11-12 更新日:2024-12-18
6畳の寝室おしゃれなレイアウト5選|リノベーションの間取りポイント
日々の疲れを癒し、ゆっくりと体を休めるために欠かせない『寝室』。自分たちだけのプライベートな空間だからこそ、のんびりとくつろぎリラックスできる空間にリノベーションしたいですよね。
そこで今回は、寝室レイアウトの実例とともに間取りを決める時のポイントをまとめてご紹介します。これからのリノベーション計画に、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・ぐっすりと眠りくつろぐことができる快適な空間にするためにも、広さや壁紙の色、窓の大きさや配置といったポイントをおさえてリノベーション計画を立てていきましょう。
・リビングやキッチンに比べると後回しにされがちな寝室ですが、じっくりと間取りやデザインを考えて、安眠できる素敵な空間に仕上げていきましょう。
6畳の寝室はやっぱり狭い?
間取りの関係で、6畳ほどしか寝室のスペースがない…。6畳と聞くと狭く感じるかもしれませんが、寝室は6畳あればダブルベッドを置いてもスペースに余裕があります。もちろん、もっとスペースに余裕がなくても開放感のある寝室にすることは可能です。
どんなリノベーション計画を建てるのかにもよりますが、限られたスペースを存分に活かすことができるように、事前にしっかりと打ち合わせをしておきましょう。
寝室のレイアウト5選
それでは、SHUKEN Reのワンストップリノベーションが手がけた寝室レイアウトの実例をご紹介します。
spinning gather
グレイッシュなニュアンスのあるブルーの壁紙が素敵な、こちらの書斎兼寝室。隙あらば誰かが陣取っているほど、家族みんなのお気に入りの空間だそうです。
壁紙は白にするのか色壁紙にするのか、色の場合はどんなトーンにするのか、と悩み抜いた結果、壁紙専門店さんの鶴の一声でこの色に。色があったおかげで部屋全体がお洒落に見えるし、お気に入りの家具も映える気がして大正解!だったそうです。
ローベットが、部屋の印象をグッと開放的にしています。アンティーク鏡や手持ちの家具が違和感なく溶け込んだ理想の寝室に仕上がりました。
Elegant Vintage
造作パーテーションと、天蓋にも見えるレースのカーテンで仕切られたこちらのベッドルーム。甘すぎない大人のロマンティック感が漂う雰囲気は、昔洋雑誌で見て『こういうベッドルームを作りたい!』とクリアに思い描いていたイメージだそうです。
もともとガラス付きの室内窓を想定していたものを、予算の関係でカーテンに。友人が遊びに来た時、ひとりの時間をゆっくりと過ごしたい時、重宝しているそうで、おしゃれなくつろぎ空間の演出に一役かっています。
MADORI MAGIC
寝室を中心に、回遊動線を考えたこちらのお家。寝室からエントランスに抜ける途中に容量たっぷりのウォークスルークローゼットを設置し、寝室はぐっすりと眠るためだけのスペースにしました。
落ち着いた空間にするため、壁紙には濃紺を採用。暗いけど穏やかな色で、いい夢見れそうです。一方の子どもたちの寝室は、水色とピンクの壁紙を採用してワクワク感を演出しました。
黒壁ヴィンテージ
リビングにつながるアンティークのドアと室内窓を取り付けた、こちらの寝室。室内窓を設置することで、リビングに降り注ぐ自然光を寝室にも取り入れられるようになりました。室内窓によって、限られたスペースでも開放感を感じることができます。
ベッドルーム側の壁面は、ご主人が選んだ黒色塗装をすることで立体的が際立つ雰囲気のある空間に仕上がりました。
Fn Design
回遊型のウォークインクローゼットが一体化したこちらの寝室。『廊下をつくると部屋のスペースが制限されてしまうので、寝室を区切らず部屋の一部のようにしたい』との希望に対して生まれた間取りです。
棚板の高さまで何度も測ってつくり上げたクローゼットは、1年分すべての衣類が入りそうなほど大容量で使い勝手抜群。リビング同様、グリーンをアクセントにしたことで、大地を感じさせるような落ち着いた空間に仕上がりました。
寝室の間取りポイント
ぐっすりと眠りくつろぐことができる快適な空間にするためにも、以下のポイントをおさえてリノベーション計画を立てていきましょう。
ポイント① 安眠できる広さにする
安眠するためには寝具にこだわることも大切ですが、寝室の広さも大切です。寝るだけだから…とスペースを削ってしまうと、落ち着かなかったり熟睡できなかったりする可能性があるため、可能な限りゆったりとしたスペースを確保するようにしましょう。6畳ほどあれば、ベッドを並べて置いたり家具を置いたりするのにもゆとりがあります。
ポイント② ベッドのサイズと配置を考えておく
寝室の広さによって、適したベッドのサイズは異なります。同じ夫婦の寝室でも、シングルサイズのベッドを2つ配置するのか、クイーンサイズのベッドを1つ配置するのかによって必要になる通路が変わりますし、どこにベッドを置くのかも変わってきます。設置予定のベッドを想定した上で、ゆとりを持って配置できるようにあらかじめ考えておきましょう。
置きたいベッドの大きさと確保できるスペースのバランスが取れない時は、ベッドを置かずにつくってしまうという方法もあります。
ポイント③ クローゼットや家具の配置
クローゼットの設置や、キャビネット、ベッド横のテーブルといった家具の設置を予定している場合、どのような配置にするのかあらかじめ考えた上で間取りを決めていきましょう。使用する家具が決まっている場合、家具に合わせてスペースをつくり、床材や壁紙もコーディネートすることができるため統一感のあるおしゃれな空間にすることができます。
ポイント④ 家具や扉の開閉スペース
『いざベッドや家具を設置してみたら、寝室の扉が開かない…!』『都度避けないと、開閉できない』ということのないように、扉を開閉することを想定して寝室の広さやベッド、家具の設置スペースを考えておきましょう。家具やベッドは、新居の雰囲気に合わせて造作家具をつくるという方法もあります。よりおしゃれな寝室にしたい!という方にはおすすめです。
ポイント⑤ 窓の大きさと配置
快適な室内環境を保つには、窓の大きさと配置が重要です。よく考えて配置を決めなければ、窓から差し込む朝日が気になる、睡眠中の顔に光が当たる、外の灯りが気になる、など睡眠を妨げてしまう可能性もあります。
こういった間取りポイントの多くは、リノベーション計画を立て打ち合わせを進めていく段階で、アドバイスをもらうことができます。寝室でどのくらいの時間を過ごすのか、どういった使い方をしたいのか、どんな寝室が理想なのか、家族で意見をまとめた上でプロに伝えていくと良いでしょう。
参考記事:中古マンションのルームツアー|シンプル&おしゃれなリノベーション実例5選
安眠できる寝室に!色選びのポイント
寝室の間取りを考える時、特に大切なのが『色選び』です。どんな配色にするのかによって、睡眠状態は左右されます。部屋の大きな面積を占める壁紙と合わせて、シーツや枕などファブリックの色をコーディネートしてみましょう。
ブルー系
リラックスできるとされている、副交感神経が優位になるブルー系。沈静効果が高く、落ち着いた睡眠時間を得たい方におすすめです。
クリーム系
アイボリーのような柔らかいクリーム色は、明るすぎず暗すぎない色味が特徴です。柔らかい色に包まれて、穏やかな眠りにつきたい方におすすめです。
グリーン系
中性色のグリーン系は、世代を問わず人気があります。1日の疲れと緊張を解きほぐし、気分の安定につなげることができます。
シルバー系
人気の黒やグレーは、安眠にはあまり向かない色です。とはいえ、家全体のトーンに合わせて使いたいという方もいらっしゃるでしょう。そんな時は、明るさの加わったシルバー系がおすすめです。
寝具や壁紙によく使われる白は、清潔感がありますが体を緊張させたり覚醒させたりする効果があるとされています。そのため、寝室に使うのであれば、オフホワイトのように柔らかさや暖かさを加えて使用するのがおすすめです。
参考記事:おしゃれな内装計画|インテリアと調和したリノベ住宅のつくり方
ゆっくり眠れる理想の寝室をつくるなら…
リラックスして眠ることができる環境が整っていれば、家で過ごす全ての時間が快適なものになりますよね。リビングやキッチンに比べると後回しにされがちな寝室ですが、6畳という限られたスペースもしっかりと活用できるように、じっくりと間取りやデザインを考えて素敵な空間に仕上げていきましょう。