公開日:2022-09-25 更新日:2024-12-19
玄関のリノベーション│戸建てとマンションのおしゃれな事例をご紹介!
戸建て住宅はリビングやテラスを日差しの入る南側に配置しようとすると、玄関が暗くなりがちです。
またマンションはコンパクトなつくりになっていることが多いので、収納スペースが足りないなどの不満があるかもしれません。
そんな玄関をリノベーションすると、開放的で収納力を確保したおしゃれな玄関スペースにすることができます。
玄関は家の顔ともいえる間取りなので、お客様の印象を上げることもできるでしょう。
こちらの記事では、玄関をおしゃれにリノベーションするコツを事例を基にご紹介します。
戸建て住宅とマンションにわけてお伝えするので、ぜひリノベーション計画の参考にしてください。
・玄関のリノベーション事例を、戸建て住宅とマンションにわけてご紹介します。
玄関をリノベーションするポイント【マンション】
>>>「我が家はアートギャラリー」事例の内容を詳しく見てみる
マンションの玄関ドアの外側は共有部分にあたるので、玄関ドアを取り換えることはできません。
しかし玄関ドアの内側は専用部分にあたるので、塗装などでインテリアの統一感を出したり、傷んだ部分を補習することは可能です。
マンションの玄関はコンパクトな造りが多くありますが、リノベーションすることで開放感のある玄関ホールにすることができます。
マンチェスター・テイスト
- 家族構成:ご夫婦
- エリア:東京都
- 築年数:45年
- リフォームの経緯:中古を買ってリノベ
玄関とお部屋が直接繋がるこちらの事例は、イギリスのマンチェスターをテーマにデザインされています。
イギリスは古い建物の個性を大切にするので、築年数100年以上のマンションも珍しくありません。
そんな味わい深さを楽しむように、事例のマンションもエイジング加工などをせず、経年を残したリノベーションがされています。
元々は玄関から入ってすぐに廊下が繋がり、左右が個室になっていました。
廊下に繋がる玄関は狭く暗くなりがちですが、リノベーション後のように部屋と玄関ホールを繋げることで自然光を採り入れることもできます。
玄関付近は外気の影響を受けやすいので、部屋との温度差に体調を悪くするケースもあります。
玄関ホールと部屋を繋げると空調を整えやすくなるので、トイレやお風呂の利用も快適に感じられるでしょう。
廊下分のスぺースを部屋の一部として利用することで、おしゃれで開放的な雰囲気に仕上がっています。
じぶん価値の家
- エリア:東京都
- 築年数:37年
- リフォームの経緯:中古を買ってリノベ
玄関の土間を右に大きく広げることで、効率的な生活を送ることのできる「回遊動線」に仕上がっています。
回遊動線とは行き止まりのない間取りのことで、目的地までの動線(間取りと間取りを繋いだ線)を短く繋ぐことができます。
今回の事例は写真のカーテン部分からウォークスルークローゼットに繋がっています。
- ウォークスルークローゼットで朝の身支度を終えて玄関に向かう
- 玄関から入って、ウォークスルークローゼットに上着をかけてからリビングに向かう
さらに玄関から入って左手には洗面室が繋がるので、帰ってからの手洗いうがいを最短で行うことが可能です。
外からの汚れを落としてから生活空間に入れるので、衛生的な間取りに仕上がっています。
このように便利のいい回遊動線ですが、収納スペースや洗面室などを利用してお客様をリビングに通すのは気が引けます。
いつもキレイな状態を保つのは大変ですし、かなりプライベート空間になるので、お客様にとっても目のやり場に困るかもしれません。
今回のリノベーションは、玄関からリビングまで一直線に繋がった廊下(動線)をキープしています。
リビングと最短の動線が整っているのは、お客様をお通しするだけでなく、家族にとっても便利に感じられるはずです。
玄関をリノベーションするポイント【戸建て】
>>>「ほっこりレトロStyle」事例の内容を詳しく見てみる
戸建ての玄関は比較的広さがありますが、収納スペースが整っていないケースは少なくありません。
収納スペースの確保やおしゃれに仕上げるポイントなどを見ていきましょう。
温もりヴィンテージ
- 家族構成:ご夫婦+お子様
- エリア:東京都
- 築年数:27年
- リフォームの経緯:中古を買ってリノベ
リノベーション前の玄関のたたき部分は1畳程度の広さで、収納が全くない状態でした。
たたきにシューズボックスを置くと更にコンパクトな玄関になりますし、小さなシューズボックスしか置けないので、靴が出たままの状態になることが予想されます。
今回のリノベーションで、玄関から入って正面の和室を細長く土間収納に変更。
広さは縦長の2畳程度になります。
施主様のこだわりでもあった土間収納には、アイアンとガラスで造作された扉が設置されており、とてもおしゃれな印象です。
土間収納にはお子さんの遊び道具やサーフボード、自転車などがゆったりと収納されています。
壁側には天井高までの稼働棚を造作しているので、たくさんの靴や小物を並べることが可能です。
白い塗り壁と土間のグレーにアイアン扉がアクセントになって、おしゃれな玄関スペースに仕上がっています。
ほっこりレトロStyle
- 家族構成:ご夫婦+お子様
- エリア:東京都
- 築年数:47年
- リフォームの経緯:中古を買ってリノベ
こちらの事例は玄関や収納スペースの作りは大きくかえていません。
元々広さのあるたたき部分に天井高までの造作棚を設けることで、容量の大きい収納を整えることができています。
又たたき部分にはハニカムモザイクタイルがあしらわれており、可愛らしい印象です。
玄関の収納はつい隠しがちですが、事例のように陳列すると、まるでショップにいるような空間に。
一覧性もあるので、必要なものを一目で見つけることができます。
メインの照明にダウンライトを設置していますが、星形のペンダントライトが素敵なアクセントになって玄関ホールの雰囲気を引き立たせています。
まとめ
玄関のリノベーションの事例を、マンションと戸建て住宅にわけてご紹介しました。
玄関をおしゃれに仕上げるポイントは、収納棚の設置方法や、照明のアクセント、たたき部分の施工方法などがありました。
- オープン収納でショップの陳列のような印象に
- デザイン性のあるペンダントライトを部屋のアクセントに
- たたき部分にタイルを利用してオリジナルな空間に
また利用しやすい玄関にするには、たたき部分を広げて土間収納をつくったり、部屋に直接繋げたりと広さに変化を付けている事例が多くありました。
さらに玄関からの生活動線を意識したつくりにすることで、家のなかでの動きが効率的に繋がります。
玄関をおしゃれな雰囲気に、そして利用しやすい空間にリノベーションして、家の顔を素敵に整えていきましょう。
私たちSHUKEN Reは、中古物件探しからリノベーションまで一貫してお役に立ちます。
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