公開日:2021-07-24 更新日:2024-12-17
家具のオーダーメイドで失敗しないためのコツ
リノベーションをする際、造作家具(オーダー家具)を検討している人もいるのではないでしょうか。オーダー家具はその家の間取りに合わせた特注の家具であるため、デザインを突き詰めやすく、より機能性に優れます。
しかし、特注だとコストが高いのでは?と懸念している方も多いようです。そのような方のために今回は、オーダーメイド家具にはコストに見合うだけのメリットがあることや、おすすめのオーダー家具について紹介していきます。
オーダーメイド家具とは?
-廊下に面した大きなガラスの造作パーテーションはSHUKEN Reのショールームを参考-
オーダーメイドの家具は既製品で売られている家具とは違い、その部屋や間取り、目的などにあわせたいわゆる「造り付けの家具」のことです。既製品の家具の場合、部屋にあとから配置するためどうしてもサイズが合わなかったり配置後にデッドスペースができてしまったりと、なかなか空間にぴったりとあうものを選ぶのが難しい場合があります。
その点オーダー家具は間取りのサイズにあわせてムダなく制作するので、家具によって部屋が狭くなってしまったというような失敗がありません。また、部屋のデザインにもあわせることができるため、内装の統一感を損なうこともなく、部屋のイメージに沿ったオリジナルの一点ものをつくることができます。理想の家づくりがしたいという方には特におすすめです。
オーダーメイド家具は高い?安い?
オーダーメイドの家具はどうしてもコストがかかるというイメージがあるようです。オーダー家具は果たしてコストパフォーマンスが良いのか、既製品とはどのような違いがあるのかについて紹介していきます。
価格はそれぞれ異なる
できるだけオーダーメイドでも価格を下げたいのであれば業者選びがポイントとなります。卸など専門で行っているインテリアショップは比較的費用が高い傾向にあるため、注意が必要です。料金が高くなる理由としては工場を持っていないところが多く、契約している家具工場に依頼をするためといわれています。そのため、仲介料が発生する分コストが割高になってしまうのでしょう。
逆に自社で製作している業者であれば直売価格でつくることができるため、費用を抑えることができます。こだわりによって費用は上下しますが、業者とも相談し予算を落とせるところを削っていくことも可能なので、一度相談をしてみるのが良いでしょう。
素材にこだわる場合
制作する家具、それに使用される素材によっても価格は大きく変動します。無垢材、合板、塗装、仕上など一つの家具をつくるためにはさまざまな材料が必要となるため、予算の範囲内で素材を選ぶのがよいでしょう。既製品の家具にも安くて丈夫なものはありますが、それでもオーダー家具の方がコストは高いだけあって丈夫で長く使える家具がつくれます。長い目で見れば費用対効果は高いので、決してオーダー家具だからコストパフォーマンスが悪いということはないのです。
機能にこだわる場合
オーダー家具は部屋のデザインにあわせてオリジナルの物をつくることができますが、やはり重要視したいのは機能面でしょう。テレビボードや壁面収納などは部屋の中でも目を引く部分であり、見た目のデザイン性を重視するところではありますが、使い勝手が良く機能性にも優れたデザインにすることで生活の質が大幅に向上します。
機能にこだわればコストもかかりますが、その分費用対効果は高いでしょう。せっかくオーダーメイドの家具をつくるのであれば、ぜひ機能面に重点を置いて快適な暮らしが実現できるような家具をつくるのがおすすめです。
大きさにこだわる場合
テーブルセットやテレビボード、棚といった家具は部屋の間取りや広さによってサイズも変わります。サイズが変われば使用する材料の量も変わるため、それにより価格も変動するでしょう。つくる家具が大きくなればなるほど価格は高くなりますが、スペースにあわせたサイズで家具をつくるため、配置にも無駄がなく出来上がりにも満足できるでしょう。これらのことから、部屋の印象を損なわずに家具を配置したいのであれば、オーダー家具を購入することをおすすめします。
オーダーメイドにおすすめの家具
オーダーメイド家具の購入を検討していて、どの家具をオーダーにするか悩んでいませんか?住む家や家族構成によってこだわるべき家具も異なるため、ここではオーダーメイドがおすすめな家具について紹介していきます。
テーブル
テーブルやイスは普段から家族が使用するものであるため、耐久性の高いものであることが望ましいです。また、木材の暖かみや肌触りは素材特有のものであるため、上質な木材であればあるほど使い心地はよいでしょう。
テーブルセットをオーダーする場合、サイズや使用する素材によって価格は異なりますが、おおよその相場は15万円~50万円前後であることが多いです。家族で一つのテーブルを囲んで食事をとりたいという家庭であれば、テーブルセットをオーダーでつくってみることをおすすめします。
テレビボード
リビングの中心にテレビを設置する家は多いですが、サイズが大きい分部屋のイメージやサイズ感がなかなかしっくりこないということも多いです。リビングが広ければ広いほどテレビボードは目に留まる部分であるため、こだわりのデザイン、機能性を兼ね揃えたオーダー家具を選択してみてはいかがでしょうか。
テレビボード単体のシンプルなものであれば20万円~、壁面全体を覆うタイプのものですと使用により大きく異なりますが、おおよその相場では100万円~200万円の価格帯が多いようです。決して安いとはいえませんが、リビングをおしゃれに彩る重要な部分なのでこだわってみるのもおすすめです。
収納家具
壁面収納のオーダーは素材やサイズで価格が大きく異なります。既製品で組み合わせてできる壁面収納に比べて、それらをフルオーダーでつくるとかかるコストはおよそ2~3倍ほど違うでしょう。しかし、壁面を活かすことで収納機能だけでなく部屋のデザインにも大きな変化を与えることができるため、お金をかける価値は十分にあるといえます。子供の成長にあわせたこだわりのデザイン、長く使える工夫を凝らしたデザインなど、こだわりの逸品をつくりましょう。
洗面台
リノベーションの中で「一番のお気に入り」とまでなり得るのが洗面台の造作です。どうにも空きスペースに詰め込まれやすいポジションの設備なのですが、あまり大きくない空間だからこそ、造作でしっかり作りこんであげることで特別感を演出することができます。タイルやモルタルなどの素材やシンクの形状、水栓に照明、鏡と、お気に入りをギュっと詰め込めるのが最大のメリットです。最近では朝の忙しい時間帯でも2人同時に使えるということで「洗面ボウル2つ」の配置が人気ですが、その他、浸け置き用にもなるので実は汎用性も高いのです。おしゃれかつ、家事の効率まで上がるのであれば是非こだわりたいポイントですね。
まとめ│SHUKEN Reはオーダーメイド家具のご相談も承っております
部屋の間取りやデザインにあわせたこだわりのオーダー家具、コストを高く感じさせない完成度の高さが魅力です。良いものを長く使っていきたいと考える方にはおすすめなので、ぜひこの機会にオーダー家具を検討してみてはいかがでしょうか。SHUKEN Reでは自社工場によるオーダー家具の制作も行っていますので、お部屋全体のトータルコーディネートのうえでデザインが可能です。生活動線やライフスタイルなど、丁寧なヒアリングのもとでご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。