公開日:2022-05-25 更新日:2024-12-19
ペット可マンション購入前の基礎知識|リノベーション時のポイント6つ
リノベーション物件を購入するなら、大切なペットも一緒に暮らすことができるマンションを選びたいもの。
とはいえ、どんなマンションを選べば良いのか、何に気をつけてリノベーション計画を立てたら良いのか、などわからないことも多いですよね。
近年のマンションはペットとの暮らしを想定し、騒音や臭い対策がなされた内装も多いですが、築年数が経っているマンションは気をつけてリフォーム計画を進めていく必要があります。
今回のコラムでは、ペットとの暮らしを想定したマンションを購入する際のチェックポイントと、リノベーション時のポイントをまとめてご紹介します。
これからのリノベーション計画に、ぜひお役立てください。
・マンションを購入する上で知っておきたいポイントや、必要なリノベーション内容をチェックして、満足のいくリノベーション計画を立てていきましょう。
古いマンションはペット不可が多い?
最近は室内でペットを飼う人も増えてきましたが、ひと昔前まではペットは外で飼うもの、一軒家で飼うもの、という風潮がありました。
そのため、古いマンションはペット不可という物件が多く、せっかく気に入ったリノベーション用物件を購入することが出来ない…ということも。
しかし近年ではペットを飼う人が増えていることもあり、ペット不可だったマンションが飼育可能になる、ペットの大きさや頭数によっては飼育可能、など変わりつつあります。
間取りの変更やデザインなど、自由度の高いリノベーション。
理想のペットとの暮らしをリノベーションで実現するためにも、妥協のないマンション選びを進めていきましょう。
【ペット可マンション】購入前のチェックポイント
ペット可のマンションは、以下のポイントをチェックして購入を検討していきましょう。
管理規約の確認
管理規約には、飼育できるペットの頭数や種類、大きさなどが記載されています。
例えば犬の場合、『飼育は2匹までなら飼育可能』『〇〇という犬種は飼育不可』『体重は10㎏以下』など決められています。
ペット可と記載してあっても、亀やハムスター、小鳥のような、壁や床を傷付ける恐れのないペットのみ可能となるケースもあります。記載内容をよく確認して、マンションを選ぶようにしましょう。
また、爬虫類や猛禽類など飼育を想定されていないペットについては、管理規約に明記されていないこともあります。
すでに飼育しているペットがいて管理規約に明記されていない場合は、自己判断で入居を決めるのではなく、飼育可能かを事前に確認しておきましょう。
飼育しやすい環境かどうかを確認
マンションの内装はペットのことも考えながらリノベーションすることができますが、周りの環境は変えることができません。
散歩経路や遊び場など、安心してペットを連れて出ることができる環境が整っているかを確認しておきましょう。
他にも、
・ペットを飼育している住人が周りにもいて理解を得やすい
・動物病院が通いやすい場所にある
・ペットと一緒に使いやすい共用部になっているか
といった点もチェックしておくと安心です。
【ペット可マンション】リノベーションのポイント6つ
気に入ったペット可のマンションが見つかったら、次はリノベーション計画です。
人とペットが快適な環境で共存できるようなリノベーション計画を立てていきましょう。
ポイント① 騒音対策
ペットを飼育する上で注意したいのが鳴き声や足音といった騒音です。
無駄吠えをなくすような躾をしておくのはもちろん、住まいも騒音対策をしておきましょう。
吸音・防音効果のある壁材を使用する、壁の中に吸音材や遮音シートを挟んでおく、遮音等級レベルの高いフローリングを選ぶ、天井の防音処理をしておく、二重窓を選ぶ、などがおすすめです。
特に、元々ペット可でなかったマンションは、想定するよりも防音対策がなされていないこともあります。
そういった情報も集めた上で、計画を立てていきましょう。
ポイント② 臭い対策
トイレ臭や体臭など、気になるペットの臭い。
リノベーション時に、ある程度対策を講じておきましょう。
調湿効果や防臭効果のある珪藻土を壁に使用する、換気しやすく空気が循環するように室内窓を設置する、フローリングに防臭効果のある塗料を塗る、などがおすすめです。
また、床や壁紙にペットの排泄物が染み込んでしまうと臭いの元になってしまいます。
排泄物が染み込みにくくお手入れしやすい素材を選ぶようにしましょう。
古いマンションの場合、24時間換気システムが整っていないこともあります。
臭いがこもらないようにするためにも、居住者の判断で換気システムを整えることができるのかどうか、確認してみましょう。
ポイント③ 滑り止め対策
人気のフローリングですが、ペットにとっては滑りやすく腰や股関節に負担がかかります。
犬や猫の場合、肉球が滑り踏ん張ることができないためです。
柔らかく足腰に負担のかかりにくいクッションフロアや、無垢材のフローリングを選ぶようにしましょう。
ポイント④ 傷や汚れが付きにくい素材を選ぶ
噛み付いたり引っ掻いたり…とペットとの暮らしに汚れや傷はつきものです。
壁紙や床材などは、耐久性があり汚れが付きにくく、さらに付いた汚れも落としやすい素材を選ぶようにしましょう。
また、壁紙ではなく『腰壁』という腰の高さまでタイルや板を貼り付けるデザインを取り入れることで、傷や汚れを防止することができます。
腰壁は、おしゃれな雰囲気にしたい、アクセントクロス以外の方法でアクセントとなるデザインにしたい、という時にもおすすめです。
爪研ぎが必要な猫を飼う場合、ストレスなく爪研ぎができるスペースが必要です。
表面強化壁紙のような、特殊加工が施された壁紙を選ぶと良いでしょう。
ポイント⑤ 人もペットも心地よく過ごせる間取り
片付けしやすい、家事を効率よく進めることができる、広々として快適、といったように人にとって心地よい間取りにするのも大切ですが、ペットも心地よく過ごすことができる間取りを考えるようにしましょう。
ペットが行き来しやすいような動線を考えるのはもちろん、出入りしやすいようにペットドアを設置する、キャットタワーやキャットウォークを設置する、など工夫することで、快適な住まいをつくることができます。
ポイント⑥ 足洗い場をつくる
元々ペット可のマンションであれば、共用の足洗い場がついているケースが多いのですが、そうでないマンションの場合、散歩帰りのペットの足を洗うことができません。
そのため、別途足洗い場を設ける必要があります。
マンションの場合、自分たちの判断で玄関やベランダにペットの足洗い場を設けることはできないため、広い洗面台を設置する、ペットの足を洗えるよう玄関脇にスペースを設ける、など専用スペースをつくりましょう。
ペットと共に新しい暮らしを始めるなら..
ペットも大切な家族の一員だからこそ、安心、安全に心地良い暮らしを一緒に楽しみたいもの。
マンションを購入する上で知っておきたいポイントや、必要なリノベーション内容をチェックして、満足のいくリノベーション計画を立てていきましょう。
SHUKEN Reのワンストップリノベーションでは、物件選びから間取りプランのご提案までワンストップでお手伝いさせていただきます。
中古住宅を居心地良い住まいにフルリノベーションしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
また、相談会や見学会など様々なイベント、リノベーションに関するWEBでの無料相談を随時実施しております。
「どんなデザインにしたいか分からない」
「マイホームを持ちたいけど何からしていいか分からない」
そんな方は、お気軽にお問い合わせください。