公開日:2024-04-17 更新日:2024-07-04
【マンションのキッチンリフォーム】おしゃれな実例、費用相場と注意点|補助金やよくある質問も解説
キッチンは、日常生活の中で使うだけではなく、休日に家族で料理や食事を楽しむために欠かせない場所ですよね。
マンションをリノベーションするときに、キッチンを含むLDKをメインにプランを検討する方も多いでしょう。
しかし、「いくらくらいかかる?」「どれくらいの日数が必要?」「どんな仕上がりになる?」と気になるポイントはたくさんありますよね。
今回は、マンションのキッチンリフォームについて、工事のタイミングや費用、工期、おしゃれな事例を紹介します。
位置変更やディスポーザーの設置など、多くの方が気になる疑問にもお答えしますので、これからマンションのキッチンをおしゃれ&きれいにしたい方は、ぜひ参考にしてください。
・マンションのキッチンリフォームを検討する際には、位置変更の間取り図や費用もわかる施工事例が参考になります。
・おしゃれなキッチンへのリフォーム&リノベーションなら、1998年創業以来、8,000件超の実績があるSHUKEN Reにご相談ください。
目次
■マンションのキッチンは何年に一度リフォームすべき?寿命はどのくらい?
マンションのキッチンリフォーム事例を見る:Case176「Smooth」
「キッチンが汚れてきたから入れ替えたい」「最新の調理器具を取り入れたい」そんな理由でキッチンリフォームしたい方も多いでしょう。
しかし一方で、「壊れていないからキッチンはそのまま」とずっと使い続けたい方もいるはずです。
もちろん、キッチンキャビネットは壊れていなければずっと使い続けられます。
ただし、設備機器や配管・配線は、使えていても寿命を迎えると大きなトラブルになりかねません。
設備など | 寿命
(耐用年数) |
ガスコンロ | 10〜15年 |
IHクッキングヒーター | 10〜15年 |
キッチンフード
(換気扇) |
10〜15年 |
水洗金具 | 10〜15年 |
電気配線 | 20〜30年 |
給排水管 | 15〜20年 |
ガス管 | 25〜30年 |
上記の寿命はあくまでも目安であり、使う頻度が多かったり、逆にほとんど使っていなかったりすると、さらに短い期間で不具合を起こすリスクもゼロではありません。
特に、給排水管は経年劣化で水漏れが発生すると、キッチンが使えなくなるだけではなく、下の階にまで迷惑をかけてしまう恐れがあるため、早めの取り替えが必要です。
■マンションのおしゃれなキッチンリフォーム実例【壁付け・対面・アイランド・造作】
SHUKEN Reは、東京・千葉を中心に、1998年創業以来、20年以上に渡って8,000件を超えるリフォーム・リノベーションを手がけてきた実績があります。
その中から、マンションのキッチンリフォーム事例をタイプ別に紹介します。
【壁付けキッチン|対面カウンターとの組み合わせが便利な事例】
マンションのキッチンリフォーム事例を見る:Case166「Design & Function」
こちらは、I型キッチンが壁に設置されていて、そこからL型に連続するように対面式の造作カウンターを配置した事例です。
カウンターはダイニングテーブルも兼ねているため、キッチンに立っている人もリビング側にいる人も腰掛けて食事を楽しめます。
マンションのキッチンリフォーム事例を見る:Case162「Storage & Lighting」
こちらも壁付けキッチンと対面キッチンを組み合わせた事例です。
キッチンとカウンターを平行して設置し、間を通り抜けられるようにしました。
キッチンに連続する収納だけではなく、対面カウンター下も収納になっているため、調理器具や食器、家電をしまえて、生活感のないすっきりとしたキッチンになります。
【対面キッチン・ペニンシュラキッチン|開放的で実用的な事例】
マンションのキッチンリフォーム事例を見る:Case167「Quality of Life」
こちらは、対面キッチンの片側を壁に接するように設置したペニンシュラキッチンの事例です。
カウンター奥行きの広いタイプを選び、料理している人と向かいながら食事を取れるようにしました。
最近のトレンドは、対面キッチンに吊り戸棚を付けないプランです。
視界が抜けて、キッチンに立っている人も圧迫感がありません。
マンションのキッチンリフォーム事例を見る:Case158「Meow」
こちらは、加熱調理機の前だけ壁を作り、湯気や油ハネがダイニング側へ広がらないようにした事例です。
開放感と実用性を兼ねたプランで、よく揚げ物を作るご家庭や、小さなお子さんがいて火傷が心配というご家庭におすすめです。
【アイランドキッチン|回遊性とダイナミックさが魅力的な事例】
マンションのキッチンリフォーム事例を見る:Case145「Black & Airy」
こちらは、幅2m以上のダイナミックなアイランドキッチンを採用した事例です。
アイランドキッチンの魅力は、外周をぐるりと回れる点です。
2方向からアクセスできるため、複数の方で料理を楽しみたい方におすすめです。
マンションのキッチンリフォーム事例を見る:Case163「Smile Kitchen House」
こちらは、ご自宅をキッチンスタジオとしても使えるようにリフォームした事例です。
加熱調理機のある部分を壁付けにして、シンクのある部分をアイランドキッチンにしています。
これなら、油ハネがダイニング側に広がりません。
アイランドキッチンを囲むように置かれているL型のテーブルは、オリジナルで製作した造作家具です。
造作家具を組み合わせると、空間を無駄なく活用でき、高級感がアップします。
【完全オリジナルの造作キッチン事例】
マンションのキッチンリフォーム事例を見る:Case146「MIX Style」
「システムキッチンの中には思い通りのキッチンが見つからない」という方におすすめなのが造作キッチンです。
家具のようにサイズやデザイン、材料を全て自由に組み合わせられます。
こちらの事例は、アイランドキッチンの下を食器棚にして、椅子を入れられるスペースには、キッチン家電を使えるように、コンセントも設置しました。
インテリア全体のイメージと併せて、ビンテージ塗装を施した点もポイントです。
マンションのキッチンリフォーム事例を見る:Case104「Smart Style」
こちらは、インダストリアルデザインとナチュラルな“きれいめ”デザインを融合した造作キッチンの事例です。
天板をモルタル仕上げにして、都会的でスタイリッシュな“世界に一つだけ”のキッチンに仕上がりました。
こちらのようなコンパクトキッチンは、デザインのレパートリーが少ないメーカーが多く、インテリアにこだわりたい方だと満足できないかもしれません。
その時には、ぜひ造作キッチンも視野に入れてみてください。
デザインだけではなく、使い勝手にもこだわれます。
お客様のご要望やプランナーのデザインを忠実に再現できる職人の技術と、自社制作だからこそ実現できるコストパフォーマンスの高さが特長です。
オリジナリティのあるリフォームを希望される方は、お気軽にご相談ください。
■マンションのキッチンリフォーム【費用相場】
マンションのキッチンリフォーム事例を見る:Case171「Colorful Wall」
キッチンリフォームの費用は、「どこまで変えるか」によって大きく異なります。
では、ケース別に費用目安を紹介します。
工事内容 | 費用目安
(材料・工賃) |
|
設備交換 | 水洗金具 | 5〜10万円 |
ガスコンロ | 10〜30万円 | |
IHクッキングヒーター | 10〜30万円 | |
キッチンフード | 15〜50万円 | |
ビルトイン食洗機 | 10〜50万円 | |
同位置のキッチン交換 | 70万円〜 | |
位置変更を伴うキッチン交換 | 150万円〜 | |
内装全体のやりかえを伴うキッチン交換 | 200万円〜 |
キッチンは、壁不燃パネル・タイルなど仕上げ材の価格幅が大きく、設備機器は輸入品ですと100万円を超えるものも少なくありません。
そのため、上記費用はあくまでも“目安”なので注意してください。
どのくらいのキッチンがどのくらいの価格なのかを把握できます。各メーカーのシステムキッチンは、販売する会社によって値引率などが異なるので、フォーム&リノベーション会社に相談するのがおすすめです。
▶︎キッチンリフォームや中古マンション購入のご相談はこちらから
■マンションのキッチンリフォーム【工期と準備期間】
マンションのキッチンリフォーム事例を見る:Case168「Paws」
「コンロの火が点かなくなったから、これを機にキッチンリフォームしたい」という場合でも、キッチンはすぐに取り替えできないので注意してください。
目安として、リフォーム会社へ相談してから工事が終わるまで、最低でも「1〜2ヶ月」かかります。
LDK全体のリフォームとなると、それ以上の期間がかかるかもしれません。
では、実際にキッチンリフォームの計画を立て始めてから工事が終わるまでの過程を紹介します。
※下記スケジュールは、部分的な機器交換ではなく、キッチン全体をリフォームする場合のモデルです。
【リフォーム会社に現地調査とプラン相談】
目安期間:1〜3週間
まずは、リフォーム会社が現状を確認し、キッチンを採寸します。
そのデータとお客様からの要望を踏まえ、プラン・見積もりを作成し、それをもとに相談を重ねて、契約内容を決めていきます。
【リフォーム会社との契約・キッチン発注・工程作成】
目安期間:1〜2週間
プランが固まったら、リフォーム会社と契約を締結します。
併せてシステムキッチンをメーカーへ発注し、その納期と工事時期、お客様のスケジュールをすり合わせ、具体的な工程を決定します。
【キッチンの納期・マンション管理組合への工事申請・挨拶】
目安期間:2〜4週間
システムキッチンは、発注してから現場に納品されるまで、最低でも2週間、プランによっては1ヶ月程度かかります。
その間にマンション管理組合へ工事申請を行なって、承認をもらい、近隣の部屋に工事前挨拶を行うのが通常です。
【着工〜完工】
目安期間:1〜3週間
キッチンの位置を変えずに交換する場合は、既存キッチン解体撤去・配管及び配線工事・下地工事・新規キッチン取り付け工事・内装補修工事までで1週間程度かかります。
ダイニングやリビングの内装までやり変える場合や、キッチンの位置を変える場合は、さらに10日〜2週間程度追加の日数を想定しておくと安心です。
▶︎キッチンリフォームの具体的なスケジュールを知りたい方はこちらから
■マンションのキッチンリフォームに関する注意点とFAQ
マンションのキッチンリフォーム事例を見る:Case170「Beautiful Life」
マンションのキッチンリフォームを検討し始めると、色々な疑問が湧いてきますよね。
そこで、多くの方からいただく質問を紹介します。
Q.「マンションの築年数によって工事費は変わる?」
A.「築30年以上のマンションは配管工事の範囲が広くなり、工事費が高くなる可能性があります。」
キッチンは、設備機器・給排水管・電気配線の寿命がそれぞれ異なるため、新しいマンションの場合は、必要最低限の範囲を工事すればいいケースもあります。
ところが、築30年以上のマンションですと、キッチンの下にある給排水管・電気配線・ガス管も経年劣化しているため、それらも入れ替えなくてはいけません。
つまり、その分、費用が高くなる可能性があるということです。
Q.「どんなマンションでも位置変更できる?」
A.「床下の高さが低いマンションや、築30年以上のマンションは、大幅な位置変更ができない可能性もあります。」
床スラブ(床のコンクリー躯体)から、床仕上げまでの高さが低かったり、コンクリートへ直接フローリングを貼っているようなマンションですと、排水管を動かしたことで水の流れる傾斜が足りず、排水不良になる恐れがあります。
また、築30年を超えるマンションは、排水管が下の階の天井裏を通っている可能性もあります。
これらのケースですと、大幅なキッチンの移設はできません。
また、梁が邪魔でキッチンフードのダクト配管ができないケースもあります。
Q.「リフォームと併せてディスポーザーは設置できる?」
A.「自治体によっては、ディスポーザーの設置を禁止しているところや、事前に申請が必要なところがあります。」
ディスポーザーは、生ゴミを粉砕してそのまま下水に流す装置なので、自治体ごとに下水管への不可をかけないための基準が設けられています。
そのため、自治体によってはディスポーザーの設置を禁止していたり、事前に申請をしなくてはいけなったりするので注意しましょう。
Q.「ガスコンロからIHへ変えられる?」
A.「変えられますが、電気容量に注意しましょう。」
ガスコンロからIHクッキングヒーターへ取り替える工事は、それほど大変ではありません。
ただし、IHクッキングヒーターは14〜15A程度の電力を使うため、電力会社と契約しているアンペア数を必ず確認してください。
30Aで契約していると、「IHクッキングヒーター14〜15A+電子レンジは15A」で上限を超え、ブレーカーが落ちてしまいます。
Q.「キッチンリフォームで使える補助金がある?」
A.「こどもエコすまい支援事業なら省エネリフォームをすると、キッチンリフォームも補助金の対象になります。」
2024年に実施される「こどもエコすまい支援事業」では、既存マンションのリフォームも補助金対象です。
ただし、「開口部の断熱改修」「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修」「エコ住宅設備の設置」のいずれかを同時に行うことが条件です。
マンションの場合、区分所有者の意思で外壁・屋根の断熱改修をすることはできないため、実質、「開口部の断熱改修」「エコ住宅設備の設置」のどちらかを選ぶことになります。
必須工事を行った上で、以下の工事に対して補助金が支給されます。
- ・ビルトイン食器洗機の設置
- ・掃除しやすいレンジフードの設置
- ・ビルトイン自動調理対応コンロの設置
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■まとめ
マンションのキッチンをリフォームする場合、費用目安や工期の概要を知っておくことが肝心です。
たくさんの事例を見て、ぜひイメージに合うキッチンを見つけてください。
これから中古マンションを買う方は、リフォーム後のキッチンをイメージしながら物件を選べるSHUKEN Reのワンストップリノベーションがおすすめです。
トータル予算を把握できるだけではなく、理想のキッチンを実現させやすいかどうかの視点で物件選びを進められます。
これまで多くのリノベーションを手がけてきた経験豊富なスタッフが、理想のライフスタイルやご予算から逆算し、満足度の高い住まいづくりをご提供いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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