公開日:2020-11-07 更新日:2024-07-04
おしゃれで清潔なタイル床のキッチン|東京・千葉のリノベーション事例
お掃除がラクちんでおしゃれなタイル床は、キッチンリノベーションで人気のデザインです。
ほかの床材にはない本物の質感とデザインバリエーションで、キッチン空間を素敵に彩ってくれます。
今回はおしゃれなタイル床のキッチンリノベーション事例を見ながら、メリットやデメリット、クッションフロアとの違いを見ていきましょう。
目次
■ キッチンの床にもこだわってみませんか?
キッチンでは本体の機能や設備、壁面のパネルなどが主役になりがちですが、床材選びも大切です。
自然に視界に入る床面はキッチン全体の雰囲気に大きく影響しますし、扉のカラーとコーディネートしておしゃれに仕上げることもできます。
さまざまなサイズやカラーがありオリジナリティを出せるタイル床は、デザインにこだわるならとてもおすすめ。
清掃性・耐久性も高く機能面でのメリットも大きいです。
新築ではなかなか見られないキッチンのタイル床ですが、自由なリノベーションならぜひ選択肢に加えてみてください。
■ キッチンの床にタイルを使うメリット
本物のタイル床はおしゃれなだけでなく、さまざまなメリットや魅力があります。
メリット①:水/油汚れに強い
陶器であるタイルは汚れが染み込まない製品が多く、お料理の際の水はねや油汚れに強い点が大きなメリットです。
表面をサッとお掃除すれば汚れが残らないため、カビやニオイの原因になりにくいのもキッチンと相性が良いポイント。
フローリング床だと水はねによる劣化をさけるためキッチンマットを敷くことが多いですが、タイルならそのままでも問題ありません。
マットの交換や洗濯の手間がなくなり清潔な状態を保てるため、お掃除面でもメリットが大きいです。
メリット②:長く使える
無機質の素材を高温で焼き固めるタイルは基本的に色あせや劣化に強く、長く使えるのもメリットの一つです。
フローリングやクッションフロアは色あせやキズが目立つと張り替えることになりますが、性能と見た目の劣化が少ないタイルは張替えの必要がありません。
目地やはがれ補修など細かなメンテナンスで済むため、ランニングコストを抑えられるのもタイル床の魅力。
メリット③:キズに強い
さまざまな調理器具や食器を扱うキッチンでは、うっかり物を落としてしまうことも少なくありません。
フローリングに固いお皿やフライパンを落とすと凹みが付いてしまいますが、硬度の高いタイルなら大丈夫。
柔らかいクッションフロアのように、フォークなど鋭利な物を落としても破れキズが付かないのも安心ですね。
キャスター付きのワゴンなどを使っても引きずりキズが付かないので、気兼ねなくお料理に集中することができます。
メリット④:デザイン性と質感が高い
タイルは大手の建材メーカーだけでもかなりの種類が製造されていて、好みに合わせて選べるのも魅力です。
明るいテラコッタ調や高級感のあるダークカラーなど、狙ったデザインに仕上げやすいのが特徴です。
焼きムラのあるタイルを使ってナチュラルな雰囲気を出したり、複数のカラーを組み合わせたりとデザインの工夫もたくさんあります。
本物の素材だからこその質感とデザイン性の高さは、キッチンをおしゃれな空間に仕上げてくれます。
■ タイル床のデメリットと対策
メリットがたくさんあるタイル床ですが、いくつか注意すべきデメリットも存在します。
あらかじめ知っておくことで対策することができますので、しっかりチェックしましょう。
デメリット①:触り心地が冷たい
タイルの独特のヒヤっとした触り心地は、夏は気持ち良いのですが寒い季節はちょっと困りもの。
キッチンに裸足で立つ方は少ないと思いますが、フローリングやクッションフロアより熱伝導性が高いためスリッパ越しでも足が冷える可能性があります。
【対策】⇒防寒タイルを選ぶ
タイル特有の冷たさを解消するため、防寒タイルも製造されています。
浴室の床など素足で踏む場所で冷たさを感じないよう開発された製品で、キッチン床への使用もOKです。
床暖房を設置するという意見も多いですが、費用がかなりかかるうえ暖まるのが遅いというデメリットもあります。
電気を使わず足元の冷たさを緩和するアイデアですから、ぜひ積極的に検討してみてください。
デメリット②:費用が高い
一枚ずつ貼っていくタイルは施工の手間がかかり、材料費もフローリングやクッションフロアより高い傾向があります。
キッチン全体のリノベーション費用が高くなってしまうと、欲しい設備などを削らないといけないことがあるかもしれません。
【対策】⇒メンテナンスコストを含めて考える
初期費用は少し高めのタイル床ですが、長く使えてメンテナンス費用が少ないためトータルで考えると特別高いわけではありません。
クッションフロアは10年前後、フローリングは20年前後で劣化が目立ってきて張り替えることが多いです。
無機質のタイルは表面の劣化がほとんどなく、目地のメンテナンスだけで数十年使うことができます。
リフォーム費用が掛からないタイルは、住まいの寿命まで使ったときのトータルコストで考えてみましょう。
デメリット③:目地が汚れやすい
タイル自体は汚れが染み込まないのですが、間の目地は凹んでいるため汚れが溜まりやすいです。
強めの油汚れを放置すると、目地に染み込んで色が付いてしまうこともあります。
毎日神経質にお掃除する必要はありませんが、定期的に目地をきれいにしてあげる手間はかかります。
【対策】⇒濃い目地カラーを選ぶ
ホワイトなどの明るいカラーだと目地の汚れが目立つため、グレーやブラウンなど少し落ち着いたカラーを選ぶと良いでしょう。
市販のコーティング材を使って、油汚れをはじいて染み込ませないといった対策も有効です。
デメリット④:割れる
硬度の高いタイル床は、固いものを落とすと割れたり欠けたりする可能性があります。
フローリングやクッションフロアの場合キズが付くだけでそのまま使うことができますが、タイルの場合補修しないとケガをする恐れも。
【対策】⇒施工時の余りを予備として保管する
万が一割れてしまったタイルは交換することになりますが、ほとんどのメーカーで1枚だけ注文することはできません。
余計な費用をかけないように、施工時に余ったタイルを予備として置いておきましょう。
同じタイルが手に入らないと色味が変わってしまいますが、同じ製造ロットのタイルなら雰囲気も損ないません。
タイルは1箱単位で仕入れるため、ピッタリ使い切るケースは少ないです。
事前に打ち合わせをして、余りを取っておいてもらえるように職人さんに伝えておきましょう。
■ おしゃれなタイル床キッチンのリノベーション事例
さまざまなデザインのタイル床キッチンを実際に見てみましょう。
キッチン全体の雰囲気や、扉カラーとの組み合わせなども注目してみてください。
事例①
ブラックの大判タイルは目地が少ないのでお掃除しやすく、床面が広く見える効果も♪
明るいカラーでまとめたキッチン本体との対比で、引き締まったスタイリッシュな空間になりました。
事例②
キッチン内のコンパクトな範囲だけおしゃれなタイルで仕上げ、コストを抑えつつおしゃれな空間に。
ホワイトのシンプルなキッチンと明るいテラコッタ調タイルで、ヨーロッパ調に仕上がりました。
事例③
ひろびろとしたキッチンスペース全体をタイルにして、統一感のあるおしゃれな空間に仕上げました。
耐久性の高いタイル床なら、ゴミ箱やビンなどの引きずりキズが付かずいつまでもキレイな状態を保てます。
事例④
事例を見る:Case54「アンティーク×都会的MIXインテリア」
オープンキッチンの床面だけタイルに切り替え、広いLDKの中でそれぞれのエリアをゾーニングしています。
壁で仕切らず緩やかに区切ることで、圧迫感なくおしゃれな印象も与えています。
ステンレスキッチンとグレータイルのスタイリッシュな組み合わせは、空間全体のアクセントにもなっています。
事例を見る:Case54「アンティーク×都会的MIXインテリア」
事例⑤
事例を見る:Case21「タイル・黒板・クロス・モルタル、それぞれの壁の主張」
大小のタイルを組み合わせたパターンは、さりげなくキッチン空間をおしゃれに彩ります。
壁面のモザイクタイルとの組み合わせで、外国のキッチンのような雰囲気もありますね。
事例を見る:Case21「タイル・黒板・クロス・モルタル、それぞれの壁の主張」
■ タイル調クッションフロアとの違いは?
最近はタイル柄をプリントした樹脂製のクッションフロアもありますが、本物のタイルとくらべてメリットもデメリットもあります。
タイル調クッションフロアは、リーズナブルにタイル風の見た目に仕上げたい方にはおすすめの選択肢。
最近は印刷技術の向上によってリアルなものもあり、遠目からは見わけがつかないレベルになっています。
摩擦や日焼けで劣化していきますが、比較的手軽に貼り替えてデザインを変えられる点も魅力です。
ただし触り心地やじっくり見たときの質感は本物のタイルには劣りますので、仕上げにこだわりたいならタイルの方がおすすめ。
それぞれ一長一短ありますので、実物サンプルを見たり触ったりしながら自分に合ったものを選びましょう。
■ まとめ:キッチンリノベならおしゃれで機能的なタイル床♪
おしゃれでオリジナリティの高いタイル床は、キッチンリノベでおすすめのデザインです。
耐久性が高くいつまでもきれいな状態をキープできますので、長く暮らすマイホームにピッタリ。
デザインにこだわりたい方も、お掃除好きの方も、ぜひタイル床キッチンを検討してみてください。
タイルの特性を活かして長持ちさせるには、普段から扱い慣れている施工店を選ぶことが大切です。
わたしたちSHUKEN Reは、たくさんのタイルデザインをご提案してきた実績がありますので、おしゃれなキッチンづくりもおまかせください。
千葉県浦安市の本店と、東京都世田谷区のショップでは、造作キッチンの使い勝手も体感できます。
「おしゃれなキッチンをちょっと見てみたいな」といった見学も大歓迎ですから、お気軽に遊びに来てくださいね♪