公開日:2022-12-18 更新日:2024-07-08
家庭用サウナのデメリット対策-リフォーム×プライベートサウナという選択
日本全国で大きなブームとなっているサウナ。サウナと水風呂の気持ち良さは、何事にも代えがたい魅力がありますよね♪
毎日のようにサウナに入る「ヘビーサウナー」の方は、自宅で好きなときに入れる家庭用サウナを考えたことがあるのではないでしょうか?
しかし日本だとまだ家庭用サウナの事例は少なく、設置のハードルやデメリットが気になる方も多いようです。
今回は家庭用サウナのメリット・デメリットを比較検証し、具体的な設置方法や費用相場も解説します。
リフォーム×プライベートサウナという新しい選択肢も紹介しますので、ご自宅で最高のサウナ環境を目指す方はぜひチェックしてください♪
・設置方法別のメリット・デメリットも詳しく解説します。
■家庭用サウナのメリット
まずは家庭用サウナのメリットや魅力、自宅だからできるととのいスタイルなどをチェックしていきましょう。
好きな時に入れる
自宅サウナは好きな時にいつでも入れるのが最大のメリットと言えるでしょう。
朝サウナでサッパリしてから出勤したり、テレワークの合間にリフレッシュしたり、自宅でしかできない楽しみ方も♪
早朝・深夜など銭湯のサウナが空いていない時間にととのえるのも大きなメリットです。
混雑しない
自分だけの家庭用サウナは混雑なく楽しめるのも魅力的なポイント。
昨今のサウナブームで多くの施設がにぎわっているため、週末や夜のピークタイムは「サウナ待ち」の列ができることもあります。
その点ご自宅のサウナは曜日や時間帯を気にせず、自分のペースでととのうことができます。
好きなスタイルでととのえる
施設のサウナは禁止行為が多いですが、家庭用サウナなら自由に好きなスタイルでととのうことができます。
サウナの中で横になったり、スマホや音楽を楽しんだり、自宅だからできるスタイルはたくさんあります。
入浴料が気にならない
毎回の入浴料が掛からないので、毎日気軽に入れるのも家庭用サウナのメリット。
毎日はもちろん、1日2回・3回と楽しむヘビーサウナーの方にとってはかなりうれしいポイントですね♪
サウナから出てすぐに就寝できる
施設サウナだと出てから車や公共交通機関で帰宅しなければいけませんが、自宅ならすぐに就寝できるのも魅力的です。
サウナから出てととのった後の気持ち良い状態で、そのままベッドに入れるなんて素敵ですよね♪
■家庭用サウナのデメリット
続いて、家庭用サウナの導入ハードルやデメリットについてチェックしましょう。
初期費用が掛かる
設置方法ごとの費用相場は後述しますが、家庭用サウナをつくるにはまとまった初期費用が掛かります。
長く使うほどオトクにはなるのですが、十万円~百万円単位の初期費用が掛かるのはデメリットと言えるかもしれません。
一回千円前後のスーパー銭湯のサウナと比べると高く感じてしまうので、ロングスパンで考えられるかどうかがポイントになるでしょう。
設置スペースの確保が難しい
一戸建て・マンションどちらの場合も、家庭用サウナを設置するためのスペース確保が難しいのも大きなハードルになります。
一戸建ては屋外に広いスペースがあれば問題ありませんが、テントサウナではなく常設型となると結構場所を選びます。
屋内型のホームサウナ製品だと、一戸建て・マンションどちらも設置場所に困る方が多いでしょう。
狭いホームサウナだとくつろげない
前述した設置場所の問題を何とかクリアしても、一人でギリギリ入れるサイズの狭いホームサウナだと、のんびりくつろぐのは難しいです。
第二次サウナブームの1990年代にはホームサウナを設置する家もありましたが、電話ボックスのようなサイズがほとんどであまり評判は良くありませんでした。
小さいホームサウナでも汗はかけますが、開放感に欠けるため結局銭湯の広いサウナに行きたくなってしまう方が多いようです。
水風呂の工夫が必要
たっぷり汗をかいた後の水風呂がサウナの醍醐味ですが、自宅の場合ひと手間と工夫が必要になるためデメリットと感じる方が多いようです。
冬場は浴槽に水を張るだけでも十分ですが、水温が上がる夏場は冷却装置(チラー)や氷を使わないと適温になりません。
東京都水道局のデータから作成
一般的なサウナの水風呂は15~20℃前後が多いため、水温が上がる6~9月は水道水そのままだと物足りないと感じる方が多いでしょう。
準備に時間がかかる
家庭用サウナは、入れるようになるまでの準備に時間がかかるのもデメリットの一つです。
サウナストーブのスイッチを入れてから適温になるまでは数十分かかります。
前述した水風呂の準備にも時間と手間がかかるので、急にサウナに入りたくなったときはもどかしく感じるかもしれません。
サウナに入る時間を見越して準備を始めるなどの工夫が必要になるでしょう。
メンテナンスが必要
施設のサウナと違い、家庭用サウナは定期的なメンテナンスが必要になるのもデメリット。
サウナストーブ・ストーンは消耗品のため、メンテナンスや交換が必要になります。
また毎回の清掃は必要ありませんが、使用頻度によって年に数回大掃除も必要になるでしょう。
乾燥しすぎると木部が割れることもあるため、湿度調整などちょっとしたお手入れ・メンテナンスも欠かせません。
飽きたときの損失が大きい
家庭用サウナは撤去にも費用が掛かるため、万が一飽きてしまったときの損失はかなり大きいです。
据え置き・埋め込みどちらも解体~撤去にかなりの手間がかかるため、一般の方が廃棄するのは難しいです。
前述したように設置ハードルと費用も高いので、導入する前に飽きる心配がないか十分検討する必要があります。
■家庭用サウナのデメリット対策
ここまで紹介した家庭用サウナのメリット・デメリット、判断に悩む方が多いのではないでしょうか。
自宅サウナならではのととのい体験は魅力ですが、設置ハードルの高さは正直大きな課題ですよね。
ポイントとしては、費用や手間のデメリットを上回る、メリット・魅力のある家庭用サウナをつくることが対策のポイントと言えそうです。
サウナの魅力はただ汗をかくことだけでなく、中で過ごす時間や水風呂の爽快感などの体験もその一部です。
しかし今までの家庭用サウナは、ギリギリのスペースにつくる小さなものがほとんどでした。
せっかくお金を掛けて設置しても、「やっぱり銭湯のサウナが良いな」と飽きてしまうケースが多かったのです。
次の章では、一般的な家庭用サウナの設置方法と、デメリットを解決する「リフォーム×サウナ」という新しい手法についてご紹介します。
■家庭用サウナの設置方法
一般的な屋外設置型・屋内設置型の2種類と、リフォーム×サウナという新しい方法を一つずつ解説します。
屋外設置
屋外設置サウナの費用相場
- テントサウナ 10~30万円
- バレルサウナ 100~150万円
お庭・ベランダ・屋上などの屋外スペースに家庭用サウナを設置するパターンです。
比較的設置ハードルが低く、テントサウナなどリーズナブルに自作しやすいタイプを選べるのも屋外設置のメリット♪
一戸建てはもちろん、マンションのベランダに設置するのもそれほど難しくありません。
ただし屋外は外からの目線が届く場合もあるので、出入りに気を使う点がデメリット。
屋内設置
画像引用元:神戸メディケア
屋内設置サウナの費用相場
- 据え置きタイプ 40万円~
- 埋め込みタイプ 70万円~
メーカーのホームサウナ製品を購入し、屋内に設置するパターンです。
最近はストーブの種類やサイズのバリエーションが豊富で、ご自宅で本格的なととのい体験ができるのが屋内設置のメリット。
据え置きタイプは電源が確保できればOKなので、比較的設置しやすいです。
一方埋め込みタイプは大規模な工事が必要になるので、若干ハードルと費用は高め。
どちらにしても一人用からかなりスペースが必要になるため、置き場所を確保するのが難しい点はデメリットです。
リフォーム・リノベーション
3つ目のパターンとしておすすめするのが、お住まい全体のリフォーム・リノベーション計画にサウナを組み込む方法です。
前述したように今までの家庭用サウナは、ご自宅の中に何とかスペースを見つけてギリギリのサイズ感で設置するものが主流でした。
しかしリフォーム・リノベーションで住まい全体をプランニングすれば、圧迫感が無く施設にも負けない魅力あるサウナも作れます。
ある程度の初期費用は掛かりますが、家庭用サウナの「狭い・飽きてしまう」デメリットに対策でき、理想のととのい環境をつくることができます。
私たちSHUKEN Reは、サウナの聖地「しきじ」の笹野美紀恵氏を監修に迎え、プライベートサウナ「SAUNAGE」を開発しました。
今までの家庭用サウナとは一線を画すホテルライクなデザイン・機能で、ご自宅ならではのととのい体験をご提案いたします。
リフォーム・リノベーション専門店ならではのアイデアと技術力で、水風呂やととのいスペースへの動線も含めたトータルコーディネートも可能です。
SAUNAGEの実物を体感いただけるショールームも青山にございます。最高のホームサウナ環境を目指す方は、ぜひご検討ください。
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