公開日:2022-10-12 更新日:2024-07-04
リノベーションの相場を事例でチェック|予算内に抑えるコツも
この記事はリノベーションを検討している方に向けて、実際の施工事例で相場を紹介します。
一戸建て・マンション両方の相場が分かりますので、これから中古物件を買ってリノベーションする方もぜひ参考にしてください。
・予算内で理想のリノベーションを実現するコツを解説します。
■リノベーションの相場を事例でチェック
さっそく実際のリノベーション事例で、費用相場をつかんでいきましょう。
一戸建て・マンション両方紹介しますので、間取り変更の規模やデザイン、費用のバランスに注目してみてください。
①一戸建て 約1500万円
大規模な間取り変更に見えますが、水回りの移動は最小限に抑え、既存壁のラインも上手く活かして費用を抑えた事例です。
LDKは寝室の分奥行きが短くなっていますが、吹抜けを組み合わせて開放感あふれる空間に。
キッチンの移動距離も最小限に抑えつつ、元の廊下をパントリーにして使いやすくカスタマイズ♪
洗面・ユニットバスも、場所の入れ替えだけで使いやすい動線に仕上げています。
②マンション 約1100万円
4LDKから2LDKに部屋数を減らしていますが、既存間取りを上手くカスタマイズしてコストパフォーマンス良くリノベーション♪
キッチン位置はそのまま、二部屋をつなげてひろびろLDKに。
真ん中の一部屋もなくし、個室書斎と使いやすいウォークインクローゼットを実現しました。
③マンション 約1500万円
間取り変更にプラスして、水回りも移動することで暮らしやすくリノベーションした事例です。
ユニットバスと洗面を移動し、細切れの間取りをつなげて奥行きのある大空間LDKに。
LDKの中心となるキッチンスペースは、造作で理想のデザインと使い勝手に仕上げました。
■リノベーション費用の内訳
リノベーション費用の大まかな内訳を把握しておくと、資金計画や見積もりチェックの際に役立ちます。
・本体工事費
リノベーションの主役であり一番金額が大きい本体工事費は、職人さんの作業費や設備・材料費などが含まれます。
実際の見積もりでは、解体工事・木工事・内装工事などさらに項目が細かく分かれます。
リノベーションでは項目がかなり細かく分かれますが、「一式見積もり」だと内容が分からないので避けたほうが良いでしょう。
・諸経費
工事中の現場管理や打ち合わせ、関係各所への申請手続きなどの費用は諸経費に含まれます。
一般の方にとっては「余計な費用」に見えるかもしれませんが、着工前の近隣挨拶や工事中の現場管理など、リノベーションをスムーズに進めるために必要です。
会社やリノベーションの規模によって諸経費の割合や価格は変わるので、本体工事費と一緒にしっかりチェックしましょう。
・見積もりに含まれない諸経費
リノベーションの見積もりには記載されない諸経費もたくさんあるので、見逃さないようにしっかり把握しましょう。
- 仮住まい中の家賃
- 引っ越し費用
- 家具・家電の買い替え費用
- リフォームローンの金利手数料
見積もり金額以外にも上記のような費用が掛かり、見逃してしまうと予算オーバーになってしまう可能性があります。
このような見積もり以外にかかる費用はお住まいの状況によって変わりますし、初めてだと分かりにくいです。
私たちリノベーション店に「ほかにどんな費用が掛かりますか?」と気軽にご質問ください。
・物件購入費用
これから中古の戸建てやマンションを購入する場合は、物件の価格もリノベーション費用に含まれます。
先に物件だけ買うと後でリノベーション費用が思ったよりかかり、予算オーバーになることが多いので要注意。
中古住宅を買ってリノベーションするなら、予算オーバーの心配が少ないワンストップ体制の会社に物件探しから相談するのがおすすめです。
■リノベーション費用はここで変わる!
お住まいに合わせたオーダープランとなるリノベーション費用は、さまざまな要因で変化します。
費用事例や見積もりをチェックする際は、次のことに注目してみてください。
・工事の床面積
お住まいの床面積と工事範囲は、リノベーション費用を変動させる大きな要因の一つです。
床面積が広くなるとフローリングや壁紙など、材料と工事費が増えるためです。
逆に言えば床面積の少ない家のフルリノベーションは安くなるので、中古住宅を選ぶ際の目安にするのも良いですね。
・間取り変更の規模
リノベーションの醍醐味である間取り変更の規模も費用に影響を与えます。
居室や水回りを移動する大規模な間取り変更は、大工工事や配管の延長など工事項目と費用が増えます。
壁・ドア位置の変更など小規模な間取り変更なら、費用も抑えやすいです。
なるべく既存間取りを活かせる中古住宅を選ぶと、リノベーション費用が安くなるかもしれません。
・設備・建材のグレード
同じ間取りでも、内装材やユニットバス・キッチンなどの設備グレードによって費用は変わります。
例えばフローリングはリーズナブルな合板タイプと高級感のある無垢タイプがあり、材料費・施工費が変動します。
設備は特に費用変動の幅が大きく、ユニットバス・キッチンはグレードやオプションで100~200万円変わるケースも。
設備と建材は、デザイン・機能性・費用のバランスを考えて選びましょう。
■リノベーション費用を予算内に抑えるコツ
・早めに予算を決めよう
リノベーション費用を予算内で抑えるため、なるべく早い段階で予算を決めておきましょう。
普段のショッピングでも、出かける前に予算を決めておかないとムダな出費をしてしまうことが多いですよね。
そもそも予算が決まっていないとどれくらいのプランを実現できるのか分からないため、どんどん内容が膨れ上がってしまいます。
お住まいの図面と大まかなイメージをいただければ、概算予算を出すことは難しくありません。
なるべく最初の相談で大まかな予算を決め、見積もりを見ながら微修正するイメージで進めるのがスムーズです。
・諸経費まで把握しよう
リノベーション費用の内訳でも触れましたが、実際の工事費用以外にかかる諸経費を把握するのはとても大切なことです。
リノベーションでは細かい諸経費が発生するため、積み重なると大きな金額となって予算オーバーの原因になりかねません。
内装に合わせて買い替える家具や雑貨、仮住まい中の荷物を預ける費用など、見逃しやすい諸経費も多いので要注意。
実際のリノベーションをリアルにシミュレーションして諸経費の漏れを無くしつつ、少し余裕のある予算を立てるのが良いでしょう。
・やりたいことに優先順位を付けよう
予算内で満足度の高いリノベーションを実現するため、やりたいことに優先順位を付けましょう。
リノベーション計画ではいろいろな夢やアイデアが広がりますが、優先順位が決まっていないと内容と予算はどんどん増えていきます。
予算調整でも優先順位が分からないとどこを削って良いのか分からず、本当はやりたかったことが実現できなくなってしまうかもしれません。
ご家族でしっかり話し合い、優先順位を決めておきましょう。
・間取りのムダを減らそう
効率の良い間取りづくりでムダを減らすのも、予算内で理想のリノベーションを実現するコツの一つです。
例えば廊下のない間取りは壁やドアの量を減らせるため、結果的に材料や工賃の削減につながります。
通路と収納の二役をこなせるウォークスルークローゼットも、上手に活用すれば効率の良い間取りづくりに♪
必要ないものを省いたり、一つの部屋に二つの役割を持たせたり、ムダのない間取りを心がけてみてください。
・追加工事を防ごう
リノベーション予算オーバーの原因になることが多い、追加工事を防ぐのも重要なポイントです。
リノベーションは解体しないと見えない部分があるので難しいですが、契約後に追加工事・費用が発生すると困りますよね。
リノベーション実績が豊富な施工店に相談してしっかり事前調査すれば、追加工事が発生する確率は下げることができます。
逆にあまりノウハウのない施工店に当たってしまうと、現地調査の見逃しから着工後の追加工事リスクが高まります。
■まとめ
価格相場が広いリノベーションは、要望と予算のバランスを上手に取ることが大切です。
やりたいことを詰め込み過ぎると予算オーバーになりますし、ガマンしすぎても不満が残る可能性があります。
最初の段階がとても大切になりますので、今回ご紹介したポイントを押さえて取り組みましょう。
今回ご紹介した以外にも100件以上のリノベーション事例を掲載していますので、デザイン・間取り・費用の参考にどうぞ。
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