公開日:2022-10-10 更新日:2024-07-04
【2022年版】マンションの最新リノベーション事例5選
都心部を中心に、今中古マンションのリノベーション事例が増えています。
「低予算で快適な生活をしたい」
「利便性の良い場所でマイホームを持ちたい」
「自宅とは別に、二拠点生活用の部屋がほしい」…
みなさん理由は様々ですが、共通するのが「おしゃれな部屋への憧れ」ではないでしょうか?
ライフスタイルに合った間取りとお気に入りのインテリアに囲まれた生活は、誰しも一度は憧れたことがあるはずです。
そこで、今回は私たちSHUKEN Re一押しの施工事例を5つ紹介します。
「マンションのリノベーションを検討中だが、どんなプランにすればいいか分からない」
「おしゃれにしたいけどどんなデザインがあるか分からない」そんな方は、ぜひ参考にしてください。
・新しいマンションにこだわらずに、リノベーションに適した物件選びをサポートしてくれる会社を選びましょう。
■ マンションのリノベーション事例は年々増加中
首都圏における地価上昇や、近年のサスティナブルな考え方の定着により、マンションのリノベーション市場は拡大を続けています。
令和3(2021)年には、マンション専有部分のリノベーション受注額は全体で6,075億、前年比+24.7%という数字を叩き出しました。
(参考:国土交通省|建築物リフォーム・リニューアル調査|2021年度)
また、中古マンション売買の市場も活発で、2021年には、コロナ禍による不景気を経て、成約件数が2年ぶりに前年を上回り、39,000件以上にまで増加し、過去最高を記録しています。
つまり、「今、マンションのリノベーションが熱い!」ということです。
特に、首都圏ではリーマンショックで一時地価が急落したものの、その後2013年からは徐々に上昇を続けいます。
特に東京23区内の平均地価は166万8,765円/㎡と、なかなか多くの人が簡単には購入できない価格にまで到達しています。
(参考:東京都財務局|地下公示価格)
この現状からも、建物建設費用が新築と比べて格段に安い中古物件に注目が集まっているのです。
また、環境的視点からのメリットも着目されており、新築時に発生する多量の二酸化炭素や解体時の廃棄物を削減できるということで、国もリノベーションを強く推進しています。
「古い住まいをメンテナンスして住み続ける」
欧米では当たり前だったこの考え方が、ようやく日本にも浸透してきたと言えるでしょう。
■ 最新のマンションリノベーション事例・5選
では、実際にマンションリノベーションをすると、住まいはどこまで大変身するのでしょうか。
ここでは、私たちSHUKEN Reが手がけた最新・マンションリノベーション事例を5つ紹介します。
ビフォーアフターの図面も紹介しますので、ぜひプランニングの参考にしてください。
事例① 「最高のひとり暮らし」
〈工期〉60日
〈家族構成〉ご本人
〈エリア〉神奈川県
〈年代〉30代
〈築年数〉38年
〈広さ〉57㎡
〈リフォーム費用〉800万円
BEFORE
AFTER
こちらは、元々洋室・和室・LDKという組み合わせの一般的なマンションを、お一人でゆったり暮らすために各所に工夫を凝らした事例です。
まず、間取りについてはゆったりとしたWIC(ウォークインクローゼット)と、広々としたLDKが特徴です。
外部と面していない寝室には明かり取りの室内窓を設置し、空間の圧迫感を軽減しています。
また、天井高を少しでも高くするために、敢えてコクリート躯体を剥き出しにした点もポイント。
露出したダクト配管や配線チューブと、ナチュラルグレーのコンクリートの相性は抜群で、インダストリアルな雰囲気が漂います。
既存のキッチンやドアを再利用し、予算を抑えながら、しっかりトレンドのSDGs(サスティナビリティ)も実行しています。
元々玄関脇にあった洋室は、シューズインタイプのクローゼットにし、好きなファッションアイテムを好きなだけ置けるように。
物が多い方には広々としたウォークインクローゼットはおすすめです。
最近では、ご家族皆さんの洋服を一箇所にまとめてしまう「ファミリークローゼット」を取り入れいる事例も増えています。
「おしゃれな部屋にしたい!でも予算は抑えたい!」そんな方には、デザインに緩急をつける方法をおすすめします。
こちらの事例も、リビングなどのメインとなる空間には高級な無垢フローリング材を用いて、キッチンなどの汚れやすい部分はモルタル仕上げにして、コストを抑えました。
ここでポイントなのが、「予算を抑えた感」を出さないということ。
細部の納まりまで抜かりなくデザインすることで、素材を空間ごとに分けても、それが“おしゃれ”につながります。
こちらの事例のように、既存の良い部分は残しつつ、ライフスタイルに合わせた新たな空間や好みのデザイン要素をプラスすることで、お部屋は格段にバージョンアップします。
真っ先に全てを撤去するのではなく、今一度「活かせるところは残して再利用する」という視点でお部屋を見直してみましょう。
思わぬ発見があるかもしれません。
事例② 「ビールがおいしい大空間」
〈工期〉90日
〈家族構成〉ご夫婦+お子様2人+猫ちゃん2匹
〈エリア〉千葉県浦安市
〈築年数〉36年
〈広さ〉96㎡
〈リフォーム費用〉1500万円
BEFORE
AFTER
こちらは、広々とした吹き抜けのあるメゾネットタイプのマンションをフルリノベーションした事例です。
なかなか出会えない個性的な間取りを最大限に活かせるよう、インテリアデザインにもこだわりました。
一番のポイントは、フローリングと同系色の板張りを施した斜め天井の吹き抜けです。
一見、板張り天井は圧迫感が増してしまうように思われがちですが、こちらのように天井高が高い場合には、むしろ空間が引き締まり、スタイリッシュな印象に仕上がります。
リビングには、格子がアクセントの階段を新設し、今までは梯子で登っていたロフトを、お子さんでも安全に上がれるグルニエ(屋根裏部)に。
リビングに面した壁に室内窓を設けて、上下でご家族が緩やかにコミュニケーションをとれるように工夫しました。
階段下の壁にある二つの丸い穴は、猫ちゃんたちのためのもの。
デッドスペースを活かして、ペットもくつろげる空間を設けました。
最近は、リビングとの間に壁のない一体型のキッチンが主流ですが、こちらは完全分離型です。
広々としたスペースにパントリーも設け、いつでもスッキリと片付けやすいキッチンを意識しています。
各空間ごとに十分な収納スペースを作ったので、急な来客でも焦らない「常にスッキリと片付いている家」が実現しました。
こちらの事例のように、最近の新築マンションには見られない個性的な間取りと出会えるのも中古マンションの魅力です。
リノベーションで、その部屋の持つ可能性をぐんと引き出せば、新築にも勝る素敵な住まいが出来上がります。
事例③ 「造作で思い通りに」
〈工期〉65日
〈家族構成〉ご夫婦+お子様3人
〈年代〉30代
〈築年数〉21年
〈広さ〉74㎡
〈リフォーム費用〉約1500万円
BEFORE
AFTER
こちらは、複雑な形状ゆえに空間が細切れになり狭々しい印象だったお部屋を、大胆に間取り変更した事例です。
小さいお子さんたちが安全にのびのびと遊べるように、極力間仕切り壁を無くして、お部屋の中心にあるキッチンから視線が通るようにプランニングされています。
壁や内装ドア、家具はもちろん、天井にむき出しになっている配管やコンクリート躯体も全てホワイトで統一し、木部には明るいナチュラルカラーを取り入れたことで、清潔感&開放感のある印象に。
“抜け感”のある間取りと相まって、まるで風が吹き抜けるように明るく爽やかなお部屋に仕上がりました。
こちらの事例のこだわりは、間取りだけではありません。
キッチンにベッド、ソファベンチに至るまで、全てイチから設計・造作したオリジナル品を採用。
細かい使い勝手やデザイン、テクスチャーにまでこだわれるのは造作家具ならではの魅力です。
限られたスペースを無駄なく活用するためには、時に既製品にこだわらずオリジナル家具を取り入れるのも一つの方法です。
収納したい物にフィットする効率的なスペースを作れます。
間取りと合わせて、ぜひ収納計画にもこだわりましょう。
事例④ 「自分たちの仕様=快適!!」
〈工期〉60日
〈家族構成〉ご本人
〈エリア〉神奈川県
〈年代〉30代
〈築年数〉38年
〈広さ〉57㎡
〈リフォーム費用〉800万円
BEFORE
AFTER
こちらは、比較的まだ新しい中古マンションをリノベーションした事例です。
ご主人から「面積の割に広さが感じられない」というご意見をいただき、元々は4LDKと部屋数が多かった間取りから、1LDK+Sという広々ゆったりな間取りに変更しました。
また、もう一つの悩みであった湿気対策にもこだわり、洋服が傷まないようにゆったりと収納できるWIC(ウォークインクローゼット)を風通しの良いウォークスルー型にしました。
玄関収納も敢えて扉なしの棚板だけにして、湿気がこもらない工夫を施し、収納量も抜群です。
リビングの一角には寝転んでくつろげる小上がりの畳スペースを作り、ソファとは別のリラックスを満喫できます。
インテリアデザインは、全体的にアースカラーを中心とした落ち着いたカラーでまとめ、“大人かっこいい”仕上がりに。
特に、キッチンの背面壁にアクセントとして貼ったダークグリーンのタイルは、訪れた人の目を惹きつける魅力があります。
その他、トイレや洗面などの水回りにもこだわり、スノーボードや読書など趣味のものを収納するためのスペースも充実しています。
このように、プランニング次第で、限られた空間の中に「ボリューム満点の収納スペース」と「趣味を楽しむスペース」、「リラックスするスペース」は共存させられます。
どれかを諦めるのではなく、まずは全てを盛り込めないかを設計者と一緒にじっくり検討してみましょう。
事例⑤ 「楽しい我が家♪」
〈工期〉45日
〈家族構成〉ご夫婦+お子様2人
〈エリア〉東京都
〈築年数〉43年
〈広さ〉約70㎡
BEFORE
AFTER
こちらは、築40年以上経つ古いマンションをリノベーションした事例です。
既存はよくある3LDKの間取りでしたが、お子さんの成長に伴い、子供部屋が2つ必要となったのがリノベーションのきっかけです。
限られたスペースの中で理想を叶えるべく、造作の2段ベットを採用。
コンパクトでも居心地のいい子供部屋に仕上がりました。
もう一つのご要望が、ご主人の在宅ワークスペース兼お子さんの勉強スペース。
水平ラインが美しい造作デスクとオープン棚で、シンプルながらも使いやすいフレキシブルなスペースが生まれました。
スペースの限られた物件でのプランニングは、どれだけデッドスペースを作らないかとの“戦い”です。
今まで、居住空間にはみ出していた自転車やキャンプ用品をまとめて収納できるように、玄関土間から続く収納スペースも設けました。
土間収納なら、汚れて帰ってきても気になりません。
また、作り付けの棚をオープンにすることで、収納量は格段に増えます。
「スペースの有効活用」は、リノベーションのプランニングをする際の大きな課題です。
少し発想や視点を変えるだけで、空間を隅々まで無駄なく活用できます。
こちらの事例のように、面積に限りがある物件の場合は、適宜造作家具を取り入れて、10cmでも収納スペースを増やせる工夫をすることも重要です。
■ 築30年・40年の物件をリノベーションで大変身させてみませんか?
「中古マンションを買うなら少しでも築年数が浅いところを」
そう考える人も多いかもしれませんが、古いマンションには古いマンションならではの魅力があります。
同じ値段でも比較的好立地で広い物件が多いですし、最近の新築マンションと比べても収納スペースが広い場合も少なくありません。
実際に、最近の中古マンション市場を見てみると、決して新しい物件が人気という訳ではなく、むしろ年々成約物件の平均築年数は古くなっています。
(公益財団法人 東日本不動産流通機構|中古マンションの基本指標[首都圏]のデータを元に作成)
最近では、築30年40年を超えてもしっかりと維持管理されている“狙い目”の物件も多く売り出されているため、低コストで快適な暮らしをしたい方におすすめです。
ただし、古いマンションを購入してリノベーションするには、「物件選び」がとても重要です。
私たちSHUKEN Reでは、東京・千葉・神奈川を中心に、物件選びからローン相談、リノベーションのプランニング・施工、アフターメンテナンスまで、丸ごとお手伝いさせていただいています。
それが、「ワンストップ・リノベ」。
イチからリノベーション計画を始めたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
〈関連コラム〉
“古いマンション”をリノベーションする際の注意点は?意外と知らないポイントを解説
■まとめ:お気に入りの事例を見つけて参考にしましょう
トレンドを抑えたリノベーションをしたい場合、最も参考になるのが「施工事例」です。
流行りのデザインや間取りが知れるだけではなく、その会社の“力量”も一目瞭然です。
リノベーション会社によって、得意分野やデザインのテイストはそれぞれ。
各社の施工事例を見比べて、あなたの理想に近いお手本を見つけましょう。
私たちSHUKEN Reの施工事例では、フルリノベーションの事例を多数ご覧いただけます。
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