公開日:2022-04-23 更新日:2024-07-04
キッチンは何畳がちょうど良いのか|おしゃれなリノベ事例で間取りチェック
住まいの中でも不満や後悔を感じやすいキッチン、リフォームやリノベでは考えるべきポイントが少なくありません。
特に壁付けから対面などレイアウトを変更する場合、何畳くらいがちょうど良いのか判断するのは難しいです。
今回はキッチンリノベのちょうど良い広さの考え方について、実際の事例も交えながら解説します。
■キッチンの広さは人によって違う
まず覚えておいていただきたいのは、キッチンの広さに絶対の正解は無いということです。
同じ家族構成でも、お料理スタイルによって調理器具や食器の量が違いますし、必要な広さも変わってきます。
他の人の成功パターンをそっくりマネしても、使いやすいキッチンになるとは限らないということです。
せっかくキッチンを新しくするなら、ご自身のお料理スタイルにピッタリ合う広さ・レイアウトを見つけてみましょう。
■キッチンレイアウトでも必要畳数が違う
・壁付け
壁にピッタリくっつけるキッチンレイアウトは、省スペースで一番必要畳数を少なく抑えられるパターンです。
ダイニングとの間に障害物が無いので、意外と効率の良い家事動線を描けるのも壁付けキッチンの意外なメリット。
キッチンをコンパクトに収めて居住スペースを広くしたい方におすすめのレイアウトです。
シンプルなI型キッチンが一番省スペースで、L型キッチンの場合は少し広いスペースが必要になります。
壁付けキッチンの詳しい特徴や事例はこちらもどうぞ♪
・対面
現在新築・リフォームともに主流の対面キッチンは、壁付けキッチンに比べると必要畳数は少し多くなります。
キッチン背面の通路とカップボードを合わせると、壁付けの1.5倍前後の床面積が必要になるでしょう。
しかしカウンター越しに家族と会話しながらお料理でき、キッチンに立った時の開放感が得られるのは魅力的なポイントです。
LDK全体のバランスを考え、無理のないプランを考えることが大切になります。
対面キッチンの詳しい分類についてはこちらのコラムでも解説しています。
・アイランド
周囲をぐるりと一周できるアイランドキッチンは、かなり床面積に余裕が無いと選びにくいレイアウトです。
同じサイズの壁付けキッチンを基準にすると、少なくとも2倍前後の畳数が必要になると考えましょう。
左右どちらからも出入りできるアイランドキッチンは作業効率が良く、複数人での調理にも向いています。
親子でお料理、お友達を呼んでパーティーなどのシーンが多いなら、ぜひ検討したいレイアウトですね。
おしゃれなアイランドキッチンのつくり方や事例はこちらもチェック♪
・二列型
シンクとコンロ別のキャビネットを並べる二列型レイアウトは、セパレートキッチンと呼ばれることもあります。
本体サイズと通路幅が必要畳数になり、対面キッチン+αの広さが設置目安となります。
二列型キッチンは広いワークスペースを確保でき、複数人でのお料理にもピッタリ♪
振り返りながらお料理することで作業動線が短くなるので、効率よくこなしたい方にも向いています。
二列型キッチンの詳細はこちらで解説しています。
■広さとバランスを取るべきポイント
・LDK全体のバランス
キッチンを広くしすぎて居住スペースが圧迫されないよう、LDK全体のバランスも上手に取りましょう。
キッチンが狭くてお料理効率が悪いのは困りますが、ダイニングが圧迫されると食事の時間を楽しめません。
リビング・ダイニング・キッチンはそれぞれ切り離して考えるのではなく、一つの空間としてコーディネートしてみましょう。
・視界の広さや開放感
キッチン自体の広さも大切ですが、実際にお料理をするときの視界や開放感にもこだわりましょう。
極端な例ですが、せっかく広い対面キッチンを作っても目の前が壁では圧迫感が出てしまいます。
逆にキッチン自体は広くなくても、視界抜けを良くすることで開放感のある明るい空間に仕上げることができるんです♪
平面図だと考えるのは難しいですが、3Dイメージなども活用してキッチンからの眺めに注目してみてください。
・収納力
使いやすい収納が充実しているキッチンは、いつでもすっきり片付いている状態で広く見えるものです。
ただキッチンを広げるだけでなく、ちょうど良い場所に必要な量の収納をつくることを意識してみましょう。
例えばキッチンを無理に広げず、パントリースペースを確保したほうが使いやすくおしゃれな空間になるケースもあります。
一度キッチンの調理器具や食器をリストアップしてみて、すべてのアイテムが収まる収納量を確保しましょう。
・家事動線
お料理に関係する家事動線の効率も、キッチンの完成度に大きく影響します。
キッチンを広げるとシンク・コンロ・冷蔵庫のワークトライアングルが遠くなり、かえってお料理効率が低下してしまうこともあります。
家事動線も考慮してジャストな広さが分かれば、圧迫感なくスマートにお料理をこなせるキッチンに♪
キッチンプランを考えるときは、お料理中の動きはもちろん、配膳や他の家事との連携についてもシミュレーションしてみましょう。
■広さ別:キッチンリノベ事例
最後に、いろいろな広さとレイアウトのキッチンリノベ事例をご紹介します。
ご自宅に似たレイアウトや好きなデザインがあったらぜひ参考にしてみてください。
・3畳:壁付けI型キッチン
壁を移動できないキッチンを、あえてコンパクトなまま効率よくお料理をこなせるスペースに仕上げました。
ホワイトの内装で圧迫感を与えず、ブラックのタイルで引き締まったイメージに♪
・3畳:壁付けL型キッチン
本体サイズの大きいL型キッチンも、壁付けレイアウトにすれば3畳程度のコンパクトスペースにスッキリ収まります。
省スペースながら広いワークトップと収納力を確保できるので、居住スペースとお料理効率のバランスが良いですね♪
・4.5畳:対面ペニンシュラキッチン
4.5畳のキッチンスペースを活かし、冷蔵庫ごと生活感をすっきり隠せる間仕切り収納を設置。
たっぷり収納力とおしゃれなデザイン性を両立した、素敵な対面キッチンレイアウトです。
・5畳:対面I型キッチン
横並びダイニングテーブルにキッチン⇔洗面のショートカットも盛り込んだ、使い勝手ばつぐんの対面レイアウト。
背面のカップボードは二列型キッチンのように効率良くお料理をこなせ、収納力もバッチリです。
■まとめ
キッチンの広さやレイアウトは、ご自身のお料理スタイルやLDK全体のバランスを考えることが大切です。
今のキッチンに不満がある方は、ぜひリフォーム・リノベをきっかけに理想の間取りを見つけてみてください。
今回ご紹介しきれないたくさんのキッチンリノベ事例も掲載していますので、お時間のあるときにこちらもどうぞ♪
東京・千葉・神奈川でリノベーションをご検討の際は、リノベ専門店のSHUKEN Reにご相談ください。
たくさんのキッチンづくりをお手伝いした経験豊富なスタッフが、お客様の理想をお伺いして素敵なプランをご提案します。
浦安・世田谷・恵比寿のショップ相談はもちろん、オンライン相談会も実施していますのでお気軽にどうぞ♪
このコラムを見た人におすすめ
・カフェ風キッチンリノベ実例集♪おしゃれなデザイン&収納テクニック