公開日:2022-03-01 更新日:2024-07-04
トイレのアクセントクロス失敗談から学ぶ上手な選び方|おしゃれな施工例を紹介
トイレのアクセントクロスは、空間のイメージをガラリと変えるパワーを持っています。
失敗しない選択をして、おしゃれな空間づくりがしたいですよね。
そこで今回はデザイン性の高いリノベーションに定評があるSHUKEN Re(シューケン アールイー)が、トイレのアクセントクロスの上手な選び方を紹介します。
実際の失敗談をチェックして、失敗の原因を明確にしましょう。
成功した施工例もたくさん紹介するので、具体的なイメージをつかんで頂けると幸いです。
目次
■アクセントクロスとは
「クロス」とは壁紙のことで、「アクセント」には「人目をひきつける」という意味があります。
アクセントクロスには、2つの役割があります。
- ・アクセントクロスに視線を集める
- ・周囲のシンプルなデザインの美しさを際立たせる
空間全体が楽しく調和するアイテムとして、アクセントクロスを活用しましょう。
■トイレのアクセントクロス失敗談|柄・色、位置、機能など失敗の原因も紹介
トイレのアクセントクロスについて、SNS等から失敗談を集めました。
失敗の原因を明確にして、上手なアクセントクロス選びの参考にして下さい。
・柄と色
失敗談が一番多いのは、「柄・色」に関する声でした。
- ・「イメージよりもメリハリの無い色のクロスだった。後悔。」
- ・「ダメージ系のタイル柄クロスを採用。キレイでも汚れている感じがする。」
- ・「濃いブラウンのクロスを選んだら、トイレの雰囲気が暗くなった。」
- ・「黒をベースにしたら、重い雰囲気のトイレになって後悔。」
- ・「動物柄のクロスにした。見られている感じがして落ち着かない。」
- ・「家の雰囲気と全く違う、奇抜な柄のクロスにした。落ち着かない。」
- ・「古びたコンクリート柄のクロスにしたら、清潔感が無くてガッカリ。」
柄・色で失敗したと感じる原因は「デザインがトイレにふさわしくない」という点でした。
また「カタログで見たイメージと完成形が違う」という声も、多くありました。
カタログの小さな画像を見て、完成形をイメージするのは難しいですよね。
そんなときに役立つのが、サンプルの取り寄せです。
(『サンゲツ』のようなメーカーに依頼できます)
実際のクロスに触れて、色味や柄の大きさを確認できます。
リノベーション業者を通しての取り寄せも可能なので、ぜひ依頼業者に相談してみて下さい。
・位置
トイレを実際に使い始めてみて「この位置じゃない」と後悔する声も、多い印象でした。
- ・「アクセントクロスの位置を間違った。全体を同じクロスにすればよかった。」
- ・「天井にもクロスが貼られることを知らなかった。壁の一面だけをアクセントクロスにしたら、バランスが悪かった。」
- ・「アクセントクロスを反対の位置に貼ればよかったと後悔している。」
クロスを選ぶ時点で、トイレの使用感をイメージするは難しいものです。
アクセントクロスの最適な位置を考えるときにも、前述したサンプルが役立ちます。
・機能
デザイン重視でアクセントクロスを選び、意外と使い勝手が悪かったという声も多くありました。
- ・「凸凹があるクロスで、汚れを落としにくい。」
- ・「水ぶきできないクロスを選んでしまい、掃除のときに困っている。」
機能面の選択については、クロスに関する幅広い知識が必要です。
依頼業者に相談しながら、最適な機能を備えたクロスを選びましょう。
・番外編(「アクセントクロスにすればよかった」という失敗談)
「完成形がイメージできない」という理由で、アクセントクロス選びを諦めたという声もありました。
その結果…「クロスも床もシンプルな白にしたけど、ゴミや汚れが目立って後悔。一部だけでも違う色にすればよかった。」とのことでした。
次に誰でも上手にアクセントクロスを選べるポイントを紹介するので、一緒に確認しましょう。
■トイレのアクセントクロスを上手に選ぶ3つの重要ポイント
トイレは限られたスペースなので、デザインが難しいイメージがありますよね。
でも実は3つのポイントを知っているだけで、トイレのデザインがスムーズに決められます。
ぜひご確認下さい。
- ・アクセントクロスの柄・色を選ぶポイント
- ・アクセントクロスの位置を選ぶポイント
- ・機能面へのこだわりも大切
・柄・色を選ぶポイントは「色の個性をいかす」&「配色比率を意識」
アクセントクロスには、大きく分けて2つの種類があります。
- ・柄もの
- ・色無地
どちらを選ぶ場合も、まずは中心となる色を決めましょう。
色にはそれぞれ個性があり、トイレにおすすめの色は以下のとおりです。
- ・グレー:特別な主張が無い色で、落ち着いた大人の雰囲気を演出できます
- ・アイボリー:白の発色が強いと冷たい印象なので、温かみのあるアイボリーがおすすめです
- ・黃、オレンジ:消化器系の働きを促す効果があると言われています
- ・グリーン:健康を感じさせる色です
- ・ブルー:リラックス効果のある色です
柄は好きなデザインを選んでOKですが、トイレの面積によっては「大柄だと圧迫感を感じる」といった問題が出る可能性があります。
カタログ等にはパターンのサイズ(1つの柄のサイズ)が記載されているため、必ずチェックして下さい。
またデザインの世界で多様されている配色比率も、おしゃれな空間づくりに役立ちます。
アクセントクロス以外のクロス&床の色とのバランスを考えてみて下さい。
【配色比率】
ベースカラー:メインカラー:アクセントカラー:70%:25%:5%
配色比率は、リビングのような広い空間をデザインする際にも役立ちます。
【関連コラム】⇒落ち着くリビングの作り方|狭い&広いリビングのレイアウトや配色がわかる実例も紹介
・位置を選ぶポイントは「正面を意識」
アクセントクロスを「正面に貼る」と考えておくことで、大きな失敗を避けられます。
正面は、「トイレのドアを開けたときに一番最初に目に入る壁」と考えておきましょう。
*ドアの位置によって正面が違います。(「座ったときの背後」、「座ったときの左右どちらか」など)
・機能面へのこだわりも大切
クロスのカタログを見る際には、必ず機能面もチェックして下さい。
トイレに最適なのは、以下のような機能を持つクロスです。
- ・消臭機能
- ・汚れ防止機能
- ・撥水機能、防水機能
- ・耐キズ機能 など
トイレのアクセントクロス選びで重要な、3つのポイントを紹介しました。
このポイントをふまえて、次におしゃれな施工例を見ていきましょう。
■トイレのアクセントクロス|おしゃれな施工例12選
まずはグレーのタイル風クロスを、腰壁風に貼った施工例です。
※トイレ以外にもおうちのデザインに役立つポイントがたくさんあるので、ぜひ動画でチェックしてみて下さい。
こちらは2トーンのグレーを採用し、ホテルライクな空間となりました。
こちらもホテルライクな空間です。
シックなグレーのアクセントクロスとペンダントライトの灯りが、暖かくマッチしています。
こちらはメインの壁に軽やかな紫のアクセントクロスを採用し、パリのアパルトマンのようです。
次に、柄のあるアクセントクロスも見てみましょう。
レトロな花柄のアクセントクロスが、空間を明るくしています。
こちらは原色が鮮やかなアクセントクロスです。
生命力あふれる空間ですね。
事例を見る:Case78「COLORFUL × STYLISH」
優しいブルーのストライプは、清潔感があります。
ポップな水玉のアクセントクロスはワクワク感があり、いいアイディアが生まれそうです。
こちらは、オレンジとアイボリーの中間色を採用しています。
消化器系に優しく影響してくれるイメージです。
アイボリー×黄色の、レトロな和柄から、好きなデザインに囲まれて暮らす様子がイメージできます。
事例を見る:Case37「好きなものに囲まれた、家族が集まる広々リビング」
北欧柄のクロスと木製便座がおしゃれにマッチし、愛らしい空間です。
北欧のデザインがお好みの方には、こちらのデザインもおすすめです。
無地の柔らかなグリーンから、自然の爽やかさをイメージできます。
どの施工例も施主様のこだわりが詰まったデザインでした。
また正面を意識することで空間全体のまとまりが良くなる点も、感じて頂けたことと思います。ぜひ参考にして下さい。
SHUKEN Reは、施主様のライフスタイルに合うデザイン性の高いリノベーションを提案いたします。
リノベーションで実現できることを紹介していますので、ぜひご覧下さい。
■アクセントクロスを清潔に保つためのお掃除方法
トイレのクロスを掃除する際には、除菌、消臭を意識するのが大切です。
重曹やクエン酸系の洗剤を使ってお掃除をしましょう(お掃除シートでもOK)。
トイレは腰から上に汚れがつきにくいので、クロスの上から下へ向かって拭き掃除をするのがおすすめです。
また壁の黒ずみには、メラミンスポンジを使ったお掃除が効果的です。
※洗剤によるクロスの変色等が心配な場合は、必ず目立たない場所で試して下さいね。
■まとめ
トイレは毎日何度も使う場所です。
長い時間を過ごすわけではないのですが、楽しくて落ち着ける空間づくりがしたいですよね。
デザイン性、機能性どちらも兼ね備えたアクセントクロス選びのために、今回の情報をぜひ参考にして下さい。
紹介しきれなかった素敵な施工例が、まだまだあります。
ぜひ↓こちらでチェックしてみて下さい。
水回りの施工時には、「機能性×デザイン×ライフスタイル」のバランスがとれた最適なプランを練り上げる必要があります。
ぜひ信頼できる業者にリノベーションを依頼して下さい。
SHUKEN Reは技術力・デザイン力に定評のあるリノベーション会社で、東京・千葉を中心に、施主様の自由な家づくりをお手伝いしております。
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