公開日:2021-03-04 更新日:2024-07-04
間取りを変更するリノベーションの可能性|事例もたっぷり
リフォームとリノベーションの違いが議題にあげられることが多いですが、リノベーションには、原状回復の意味合いがあるリフォームとはまた違った可能性があります。
間取りを変更するリノベーションならではの可能性とは?
実際にリノベーションした事例も併せてご紹介します。
■ 間取り変更の可能性
劣化した設備を取り替えたり部分的な修繕を行ったりするリフォームに対して、間取りの変更まで伴うリノベーションには、どのような可能性があるのでしょうか。
・ゼロから部屋を構築できる
マンションや戸建てをリノベーションする場合、ゼロから部屋を構築できることが魅力の一つ。
リフォームは間取りや部屋の作りを変えるのではなく、設備だけ取り替えたり付随する内装を張り替えたりするだけですよね。
間取りを変更することで、既存の部屋とは印象も機能性も大きく異なる部屋にすることができます。
マンションの場合は、構造上取り払うことができない壁や柱があるため、マンションの規約を確認した上でリノベーションを進めるようにしましょう。
・制限を活かした空間づくり
構造上取り払うことができない壁や柱に注意する必要があることをご紹介しましたが、リノベーションに特化した業者が制限を活かしてプランを設計してくれることもあります。
アイディア次第で魅力的な間取りにすることができるため、制限があるからといってリノベーションを諦める必要はありません。
壁を取り払えない場合は仕切りを有効に、柱を取り払えない場合は柱をアクセントとして活かした空間にしてみてはいかがでしょうか。
・広々としたLDK
リノベーション物件と聞くと、広々としたLDKを想像する方も多いのではないでしょうか。
昔ながらのマンションでは細かく部屋を区切ることが多かったですが、リノベーションをする際には部屋の数よりも広々とした空間を一つ作ることの方が増えています。
LDKは家族が長い時間過ごす空間であり、来客時にはおもてなしをする空間でもあります。
たくさんの人数でもそれぞれがくつろげるような広いLDKを作ってみてはいかがでしょうか。
キッチンも独立型のタイプよりも、開放感のあるカウンターキッチンやアイランドキッチンが人気。
家族とのコミュニケーションを取りやすいのが魅力です。
・回遊動線
広々としたLDKが人気だということをご紹介してきましたが、生活動線を良くするために回遊動線を作る間取りもリノベーションの可能性の一つ。
回遊動線とは、家の中に行き止まりをつくらず、家の中をぐるぐる回れるような間取りのこと。
例えばキッチンと洗面所を隣り合わせてベランダまで行けるようにすると水回りの家事の効率をアップさせることができます。
ウォークインクローゼットには玄関と寝室のどちらからも入れるようにしたり、パントリーに出入口を2つ設置したりと、家の中で回り道をしなくて済むのがメリット。
家族のライフスタイルに合わせて、回遊動線を取り入れるのもおすすめです。
■ ゾーニングを考える
リノベーションを検討する際、デザイン性だけではなく実際の住み心地もしっかり考えたいものです。
そのためには今住んでいる状態での不満をあげた上で、どのように改善したいかを家族で話し合うことが大切。
リノベーションの目的や理想の暮らし方がまとまったら、家の中の空間を目的や使い方ごとに分けた上で部屋の配置を決める「ゾーニング」を考えていきましょう。
・パブリックゾーン
家のゾーニングを考えるにあたって大きく3つに分けられますが、一つ目はパブリックゾーン。
玄関やリビング、ダイニング、キッチンなど。
家族全員が集まったり、来客時に使用したりする公共的な意味合いを持つ空間がパブリックゾーンに当たります。
玄関の位置は自動的に決まることが多いですが、リビングやダイニング、キッチンは日当たりの良い向きに合わせて場所を決めたり、構造上制限がある場合は広い空間を取れる場所をLDKに当てることも。
・プライベートゾーン
プライベートゾーンは、寝室や子供部屋、書斎など家族だけで過ごしたり個人で使用したりすることの多い空間のこと。
リビングが1階であれば寝室は2階、リビングが2階であれば寝室は1階、マンションの場合は寝室を一番奥に配置するなど、パブリックゾーンと離して配置することが多いです。
しかし子供部屋の配置はプライベートを保ちつつも家族でのコミュニケーションを取りやすいようにリビングを経由するような間取りが選ばれることもあります。
・サニタリーゾーン
サニタリーゾーンはトイレやお風呂、洗面所などの水回りのこと。
キッチンも水回りの一つですが、最近はカウンターキッチンやアイランドキッチンなど開けた空間として使用されることが多いため、パブリックゾーンとしての意味合いが強いかもしれません。
水回りはまとめたいという方もいれば、収納スペースと隣り合わせたいという方などさまざまなので、ライフスタイルに合わせて配置を決めるようにしましょう。
■ 間取りを変更するリノベーション事例
間取りを変更してゼロから部屋を構築できるのがリノベーションの醍醐味ともいえますが、実際の事例を見ることでイメージを膨らませることができるはず。
SHUKEN Reが手がけたリノベーション事例を参考にしてみてください。
・Smart Style
2LDKの部屋を1LDKに間取り変更しました。もともとの間取りではLDKの他に小さな2部屋があったのですが、LDKを広く取ってもう一部屋の位置を変更。
キッチンの向きやお風呂の位置なども変更しましたが、リノベーション後は水回りの動線が良くなったので、家事の効率をあげることができます。
部屋の雰囲気は「ナチュラル寄りのインダストリアル」。
淡い色の木目を基調として、壁の色はしろ、所々にインダストリアル感が漂う空間に仕上がっています。
素材感を活かしつつ、つなぎ目や段差が目立たないような空間にするためにドアや窓の枠を無くすなど工夫も。
ダイニングテーブルの奥には木製のベンチが造作されており、キッチン側から見ると箱のようなデザインになっています。
食事をする時だけではなく、くつろぐときや読書をするとき、仕事をする時にも使いやすいデザイン。
・部屋の中に箱
広いルーフバルコニーのある中古マンションの一室をリノベーションした事例です。
「部屋の中に箱がある」というイメージを実現したお部屋。
昔ながらのマンションの代表的な間取りだったのですが、玄関を入るとすぐに窓の外の景色が見えるような開放的な間取りに。
ラフな素材感の建材を使ったり植物を配置したりして、家族やお客様がくつろげるような空間になっています。
寝室や洗面所は「箱」の中に収まったような繊細な雰囲気に仕上がっています。
■ まとめ
リノベーションの醍醐味ともいえる間取りの変更。
間取りの変更を伴うリノベーションには、ゼロから部屋を構築できることや制限を活かした間取りにできること、広々としたLDKや回遊動線といった可能性があります。
単なるリフォームではなく、リノベーションという選択を取るからには、部屋を生まれ変わらせてみてはいかがでしょうか?
SHUKEN Reでは、間取りの変更を伴うリノベーション実績が多数あります。
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