中古住宅はメリットが多い?|自分らしい住まいの作り方
最近人気が高まっている中古住宅についてまとめていきます。周辺環境が自由に選べたり、価格が新築よりお手頃だったりとメリットがたくさんあるので、これから住まい探しをする方におすすめです。好きなようにリノベーションして、理想の住まいを作ってみませんか?
コラムのポイント
・中古住宅はじっくり吟味して選べるのがメリット
・デザイナーズ住宅やリノベーションも人気
Contents
住まいにこだわる人に中古住宅が人気
「古くて住みにくそう」「新築のように自分の好きな間取りにできない」など、中古住宅には新築住宅に比べると見劣りがするイメージがある方も多いでしょう。しかし、最近では中古住宅を好きなようにリノベーションしている事例も増え、人気が高まっています。
新築だと手が出ないような地域でも、中古住宅なら余裕をもって購入できることも多いですよね。この記事では、中古住宅の魅力をお伝えしていきます。
これから住まいの購入を考えているのであれば、中古住宅も候補に入れてみてはいかがでしょうか?
中古住宅のメリット
中古住宅には、新築住宅にはないメリットもたくさんあります。住まいにはいろいろな選択肢がありますが、新築だけではなく中古住宅を候補のひとつに入れてもいいかもしれません。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
住む前に周囲の環境を選べる
中古住宅だと、新築のように契約後に建物が建つというわけではないので、実物を見てから購入できるのがメリットでしょう。もちろん新築のようにすべて新品ではないため年季が入っていることもありますが、それも含めて確認できるので安心ですね。
また、新興住宅地は周辺の住人も一斉に入居するので、どんな人が隣に来るのか分からないのがデメリットですね。特に問題なく近所付き合いができるケースがほとんどですが、ご近所トラブルに繋がると後々面倒でしょう。
その点、中古住宅なら近所の住民の様子をチェックすることも可能なので、安心して購入できます。
購入価格が抑えられる
中古住宅は、新築住宅に比べると値段が2~5割程度安くなることがほとんどです。一度でも人が入居してしまうと価値が下がるので、実際にはきれいで十分使えるのに価格は抑えめということも多いですよ。
また、現在日本各地で空き家が問題になっており、トータルで600~700万戸とも言われています。空き家を放置しておくと老朽化してしまい、壁が崩れたり雑草が生えたりしてしまいます。
これを受けて2015年からは「空家法」が施行され、空き家になった住宅には固定資産税が最大6倍かかることになりました。ずっと放置されてきた空き家を手放す人も増えているので、空き家を購入するチャンスとも言えるでしょう。
好きなようにリノベーションできる
中古住宅への住み替えは、賃貸住宅とは違って内部を好きなようにリノベーションできるのがメリットでしょう。賃貸だと壁に穴をあけたり壁紙を貼り替えたりといったリフォームは難しい場合が多いですが、購入してしまえば自由です。
写真の事例のようにキッチンの壁にタイルを貼ると、印象的な空間になりますね。リノベーションのための費用は掛かってしまいますが、物件の価格自体はお値打ちなのでそれほど負担は大きくないでしょう。
もし希望通りの物件がなくても、インテリアの内装を少し変えるだけでなく、間取り自体をがらりと変える方法もありますよ。
こちらの写真の事例では、郊外の築34年マンションをフルリノベーションしています。約97㎡・4LDKの住まいで、もともと和室があった空間の壁を抜き、広々とした大空間のLDKを作っているのが特徴です。
旧式の間取りだとダイニングとリビングが別々の部屋だったり、余計な和室が作られているケースも多いです。しかし、リノベすることでトレンドの大空間プランにも手軽に変更できますよ。
中古住宅で理想の住まいを作るには
中古住宅は物件価格がお手頃な分、内装や水まわりなどの設備にお金を掛けられますよね。ここでは、中古住宅を購入して思い通りの住まいにするためのポイントを紹介していきます。これから住まいを新しくする方は、ぜひ参考にしてみてください。
デザイナーズ住宅もおすすめ
デザイナーズ住宅とは、一般的な住宅とは違いデザインにこだわった物件のことです。建築家やデザイナーが企画や設計に携わっているので、おしゃれなのが特徴ですね。
マンションなどは、普通LDKに各個室が付いている間取りがほとんどでしょう。シンプルな作りで多くの人にとって生活しやすいですが、やはり味気ないのがデメリットです。
そんな場合は、デザイナーズ住宅にするのもおすすめです。デザイン性の高いモダンな住宅など、世界に一つしかないおしゃれな住まいにできますよ。広くて四角い土地でなくても、狭小地や変形地のために設計することも可能です。
とくに都心部の土地の価格は上がり続けているため、狭い面積でもおしゃれな住宅が建てられるのは嬉しいですよね。
たとえば自動車が趣味の人ならガレージスペースのある家を設計したり、料理が好きなら広めのパントリーのあるキッチンを作ったりするなど、どんな要望にも応えられるでしょう。
デザイナーズ住宅は、一般的にどの住宅会社でも対応可能なことが多いです。しかし、それぞれの会社ごとに得意分野があるため慎重に選ぶ必要があるでしょう。
大手のハウスメーカーは、品質やアフターフォローに安心感がありますが、自由度は低いのが特徴です。一方で設計事務所は、よりデザイン性の高い住宅が建てられます。ただし、一般の方には敷居が高いのは難点ですね。
その点、デザイナーズハウス対応の工務店は両者の中間的な立ち位置にあります。設計事務所ほど敷居が高くなく、ハウスメーカーよりも自由度の高い住宅が作れますよ。
また、地元に密着していることが多く、地域の情報に詳しいのがメリットでしょう。担当者が親身になって相談に乗ってくれるので、よりデザインにこだわれると人気です。
スケルトンリフォームで大胆な間取り変更も
スケルトンリフォームとは、建物の骨組みだけ残して内装を総入れ替えする大掛かりなリフォームのことを指します。
通常のリフォームは壁紙の張り替えやキッチンの交換などの範囲に留まりますが、スケルトンの場合は水まわりの移動や配管設備の交換など、普段は天井や壁に隠れていて見えない範囲も新しくできます。
築年数の古い住宅などは、一見綺麗に壁紙が貼られていて新しく見えても、内部の配管が錆びている等のケースがあります。そんな場合でも、スケルトンリフォームをすれば安心して生活できますね。
たとえばこちらの事例では、お子さんが小さいうちはほとんどリビングで過ごすことから、あえて部屋数を無駄に増やさずリビングを開放的に大きく取って計画しています。
普通の新築マンションなら2~3LDKの間取りが多いですが、リノベーションでライフスタイルに合わせて変えられるのはメリットですよね。また、マンションなのにロフトがあり、わくわくするような工夫が施されています。
まとめ
中古住宅は古くて野暮ったく、新築より見劣りするのでは?というイメージがある方も多いですよね。しかし、上手にリノベーションすれば新築物件よりも理想的な住まいにできますよ。
リノベーションは、デザインにこだわりのある方にもおすすめの方法です。ぜひ、タイミングを見極めて賢く住まいの計画を立ててみましょう。
私たちhowzlifeは、中古物件探しからリノベーションまで一貫してお役に立ちます。予算立てやローンの組み方などのご相談もお受けしているので、お気軽にお問い合わせください。