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コラム

床のカラーと素材は雰囲気を変化させる|おしゃれリノベーションをめざそう

公開日:2021/12/19  更新日:2022/11/28

床のカラーと素材は雰囲気を変化させる|おしゃれリノベーションをめざそう

リノベーションは、デザインや間取りの変更など、アイデアと工夫を取り込むことで無限大の可能性を秘めています。お住まいで過ごす時間の長くなる今、快適に過ごしたいという要望も多くなってきています。リノベーションでお住まいの快適性を上げるアイデアはたくさんありますが、今回は「床(フローリング)」にクローズアップしてみましょう。

裸足で過ごしても気持ちのよい肌ざわりや、色合いによる温かみなど、フローリングの素材やカラーにこだわることで様々な影響をあたえます。リノベーションで素材感や床のカラーにこだわってみたくなる!そんな情報を集めました。これからのプランニングに、ぜひお役立てください。


コラムのポイント
・リノベーションは、住まいの雰囲気を大きく変化させます。そのアイテムとして人気の高い床素材について、たくさんの情報を知ることができます。

・床素材による魅力の違いや、施工実例から色合いによってどのように雰囲気が変化するのかなど、感じることができます。


 

 

床材の違いとは

 

LDKでくつろぐご夫婦

住宅の中でもフローリングは、各居住空間にあり、大部分を占めている要素のひとつ。そのためリノベーションや快適性を考える上で、とても重要なポイントを占めています。床材の材質やカラーを変えるだけでも、お部屋の雰囲気や過ごしやすさは、大きく変化するのです。後悔しないリノベーションのために、まずは床材の違いにスポットを当ててみましょう。

住宅のフローリングに使われる素材は大きく分けて、複合フローリング、無垢フローリング、コルク、カーペット、タイル、クッションフロア、畳などの6つに分けられます。その素材ごとに魅力や特長が大きく変化します。その違いをひとつずつご紹介していきましょう。

 

複合フローリング


日本の住宅の多くで使われているのが、この複合フローリングです。「合板などの基材の表面に、化粧材を貼り合わせた床材」です。価格もお求めやすく、何より「キズや汚れに強く、手入れがしやすい」部分は大きな魅力です。表面にオークやウオールナットなど、多くの種類が使用されており、風合いを楽しむことができます。

性質としては、膨張や伸縮が少なく、温度や湿度の変化に強い面があるため、割れやねじれ、反りが起こりにくいのです。そのためリノベーションで床暖房を検討している方には、おすすめの床材です

 

無垢フローリング


複合フローリングは人工的な床材ですが、この無垢フローリングは「全体が天然木からなる床材」です。自然の恵みを受け育った「木材の持ち合わせている風合いを満喫」することができます。その上断熱性が高く、冬でも冷たく感じづらいなどの魅力があります。特に自然の力を活かす「調湿機能」も高く、アレルギーにお困りの方にはおすすめの床材です。

パイン材・ヒノキ・スギ・桐・オーク・ウオールナットなどたくさんの種類があり、それぞれに風合いや顔つきが変化します。自然塗料などで仕上げた無垢材は、天然木独特の芳香があり、手触りがよいのです。リノベーションした後も、時間の経過によりその表情を変化させますので、長年にわたり楽しめる床材なのです。ただ床暖房などには使えない木材もあるということは、頭の中に入れておきましょう。

 

コルク


ブナ科の木の樹皮を乾燥して細かく粉砕し、加工したものを使った床材です。保湿性やクッション性に優れており、小さなお子様のいるご家庭や、バリアフリーを視野に入れたリノベーションの方には、おすすめの床材です。全体に取り入れるのではなく、必要な部分に補うなど、アイデア次第でよりその特長を伸ばすこともできます。

 

カーペット


ウールやナイロン、アクリルなどの繊維でできており、素材や質感、製法などで違いが現れます。また価格も安価であり、保温性や吸音性が高い部分が大きな魅力です。しかしゴミが付きやすい、汚れが落としにくいなど、日常生活の中でのデメリットもあります。掃除などに手間がかかる部分は、知っておきたいポイントのひとつです。

 

タイル


以前はタイルというと、玄関などの素材として使われることがほとんどでした。しかし現在では、その高級感をリビングに活かしたい!という要望も多くなり、リビングにも用いられるようになってきています。他の床材よりも冬は冷たくなりますが、温かみのあるサーモタイルや床暖房に対応したものなど、バリエーションも豊かになりつつあります。しかし最大のデメリットは、価格が高くなりがちという部分です。タイル施工の際は、タイル職人に依頼をすることが一般的です。そのため内装などを行う大工さんなどの他に、「人件費がかかる」と言うことです。その部分は頭の中に入れておきましょう。

 

クッションフロア


クッションフロアは、ビニールでできており、濡れても丈夫で汚れを落としやすいという特長を持っています。そのため日常生活の中でも汚れなどが付きやすい、キッチンや洗面室などによく用いられています。

 


現在では和室などの空間のあるお住まいは、少なくなりました。ですが現在では、快適性をアップできる・子育てにも活用しやすいなどの部分から、見直されているご家庭も多いのです。畳には独特の香りと肌触りがあり、近年では色合いや形が多様化してきています。畳の魅力は、高い調湿機能とリラックス効果です。夏の不快な湿気は吸収し、乾燥している冬は水分を放出して湿度を調節してくれるため、日本独特の四季による変化にも対応してくれます。またい草のフィトンチッドという芳香成分はリラックス効果があると言われています。現在では小上がりなどの「ちょっとしたスペースをリノベーションで作るアイデア」も人気があります。

 

それぞれに特長や魅力があり、リノベーションによりその可能性を高めることができます。その用途を把握し、持ち合わせている部分を生活に活かすことも、床材選びではとても大切です。迷ったときには、その空間でどう過ごすのかをぜひ教えてください。その要望に合った床材をご提案します。

 

【関連コラム】:ナチュラルなリビングで快適な暮らしを手に入れよう

 

 

色合いによる床材の違いを見てみよう

 

素材によってどのような特長があり、魅力があるのかをご紹介してきました。使用する素材によっても、空間の雰囲気は大きく変化します。ここではハウズライフでお手伝いさせていただいたお客様の実例から、その違いを体感してみましょう。実際にリノベーションでいろいろな素材を活用しているお客様は、本当に多いのです。その違いを楽しんでみてください。

 

Fn Design


LDKでくつろぐご夫婦

単身時代にご主人が購入したこの都心のマンションも、実はリノベーション物件。新しい住まい購入に合わせ、中古物件購入×リノベーションを再度、選択されました。今回のリノベーションイメージは、「光がたくさん入って過ごしやすく、家族の顔が見える家」です。

キッチンとリビング

その言葉通り、ヘリンボーンの床とルーバーの扉が印象的な玄関を抜け、リビングの扉を開けると、部屋の一辺全部を占める広いバルコニーに面した大きな窓から、たくさんの光が差しこみます。

リビングに畳スペース

落ち着いたブラウンをベースにアクセントカラーのグリーンが映えるリビングの一部には、琉球畳が敷かれたくつろぎのスペースも。床材と同系色の畳を敷くことでカラーを馴染ませつつもリビングを自然とゾーニングさせています。より使い勝手の良い空間となり、リノベーションの醍醐味を、存分に味わえる住まいとなっています。

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NATURAL INDUSTRIAL


ダイニングとキッチン

「リノベするならインダストリアルな感じにしたい」と具体的にイメージを描き、ご自宅マンションをフルリノベーションしたOさん宅。

躯体むき出しのキッチン

躯体表し、コンクリ、剥き出しのダクト、ステンレスシンク、デコリエ……。キッチンはKさんが思い描いていた「インダストリアル感」のイメージを最も発揮できる場所です。シルバーを基調にしたキッチンでは飾り棚を吊るす「全ネジ」さえ、冷蔵庫のオニキスミラーやダクトと程よくマッチして、驚くほど空間に馴染んでいます。

玄関と洗面室

「小さいスペースですが、いちばんのお気に入りの場所」とKさんが案内してくれたのが、扉を挟んで玄関と隣接する洗面所。「自分の頭の中で思い描いていたイメージが、そのまま目の前に実現した最初の場所だったから」とうれしそうにリノベーションの魅力を実感されています。要所要所にインダストリアルの雰囲気を盛り込んだ、オリジナリティあふれるお住まいに仕上がりました。

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Downtown Kitchen Studio


スタジオにもなるキッチン

理想のイメージは「きれいめインダストリアル」実際にキッチンスタジオとしても使用されている、ご自宅のキッチンは、主張しすぎないウオールナット合わせの配色を選択し、「きれいめインダストリアル」な仕上がりになっています。

ご自宅がキッチンスタジオ

使用頻度や目的により床材を変化させ、その素材ごとの持ち味を活かしています。床材を変化させることにより、快適性をアップさせることもできるのです。

白と黒を基調としたリビング

黒と白のモノトーンを基調にステンレスやウッド素材を活かしたリビングには、自然の光が降りそそぎます。躯体表しの天井を塗装するかどうか迷いましたが、モルタルを塗ることをセレクト。リノベーションをしながらもよい住まいへと変更できる部分は、ワンストップリノベーションならではです。リノベーションの醍醐味を、存分に味わえる住まいとなっています。

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このようにデザインはもちろん、床に使用する素材やカラーの選択は、リノベーションの雰囲気に大きな影響をあたえます。その物件の持ち味を活かしつつ、有効的なリノベーションをめざしましょう。

 

 

 

まとめ:ワンストップリノベーションで願いを叶えよう

 

今回は、カラーや素材によって雰囲気を変化させる「床(フローリング)」にクローズアップしてきました。リノベーションはリフォームとは違い、住まい全体のデザインや快適性を大きく変化させることが可能です。また新築とは違い、今あるものを活かすため、その状況によっては「迷い」が出ることもあります。

ワンストップリノベーションであれば、中古物件の購入から完成したお住まいのアフターフォローまで一貫してサポートしてくれます。その持ち味を最大限に活かし、疑問や不安をひとつずつ解消しながら、あなたらしいリノベーションを実現していきましょう。

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監修者情報

SHUKEN Re 編集部

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