コラム

中古マンションの買取|メリット・デメリットと失敗しない業者の選び方、相場について

公開日:2024/09/08  更新日:2024/09/10

中古マンションの買取|メリット・デメリットと失敗しない業者の選び方、相場についても

 

「今住んでいる中古マンションを売却するか迷っている」「相続で譲り受けた中古マンションの売却をどこに相談すればいいか分からない」という方のために、中古マンションの買取について詳しく解説します。

 

買取と仲介の違い、買取のメリット・デメリット、買取に向いている中古マンションの特徴を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

このコラムのポイント

● 中古マンションの買取には、メリットとデメリットの両方があるため、仲介との違いを踏まえて売却方法を検討しましょう。

● 買取に適した中古マンションをお持ちの方は、買取を安心して任せられる会社へ相談しましょう。

● 中古マンションの売却・買取を検討中の方は、物件探し・住宅ローンを含む資金計画・リノベーションのプロがサポートするSHUKEN Re「HOME PASS(ホームパス)」をぜひご活用ください。

 

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中古マンションの売却には買取と仲介がある|流れの違い

 

中古マンションの売却には買取と仲介がある|流れや相場価格の違い

 

中古マンションをはじめとした不動産を売却する場合、大きく「買取」と「仲介」の選択肢があります。

 

【買取】

不動産会社(買取再販業者を含む)が個人から直接不動産を買い取る方法

不動産買取の流れ

 

【仲介】

不動産会社が売主(個人・法人)と買主(個人・法人)の間に立って、物件紹介や売買契約を仲介する方法

不動産仲介の流れ

 

このように、不動産の買取と仲介では物件の売却相手が異なるため、どちらを選ぶのかによってメリット・デメリットも変わります。

 

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中古マンション買取のメリット

 

中古マンション買取のメリット

所有している中古マンションを買取に出すメリットは、以下の7点です。

 

仲介で売却するケースとの違いとあわせて紹介します。

 

 

売却までに手間がかからない

 

一般的な仲介の方法と比べて、買取は売却までの手間がかかりません。

 

物件情報に載せる写真を撮るために家の中を片付けたり、何人もの内見希望者へ対応したりする必要がないからです。

 

 

売却期間が短め・スケジュールを立てやすい

 

買取の場合は比較的売却までの期間が「1ヶ月程度」と短めで、次の住まいへの転居スケジュールを立てやすい点はメリットです。

 

対して仲介は、不動産会社へ売却相談してから内見に対応し実際に売却が完了するまでに通常は最低でも「2〜3ヶ月程度」かかります。

 

買取は1ヶ月程度で売却の可能性が判断できるため、リノベーションして住み続けたり賃貸に出したりするか、仲介の方法で再度売りに出すかなど、速やかに作戦を変更できる点もポイントです。

 

 

不動産仲介手数料がかからない

 

買取は売主と買主の直接契約なので、仲介による売却で不動産会社へ支払う仲介手数料とそれにかかる消費税は発生しません。

 

ただし、買主の不動産会社などは課税事業者となるため、家屋分については消費税(物件価格の10%分)が発生するので注意しましょう。※土地は消費されるものではないため消費税は不要(参考:国税庁|No.6201 非課税となる取引

 

 

短期間で不動産を現金化できる

 

買取は買主である不動産会社の予算とあえば、すぐに契約へ進めます。

 

また、多くのケースは現金払いです。

 

一方、仲介の場合は細かい価格交渉が続いたり、いざ契約を結ぼうとしたら買主(個人)の住宅ローン本審査が通らなかったりするリスクがあります。

 

 

周りへ知られず売却できる

 

様々な事情でマンションの周辺住民などに知られずに物件を売却したい方もいらっしゃるかもしれません。

 

買取は売却物件の情報を一般の方へ広く宣伝する必要がなく、不動産会社が見る物件情報交換ネットワークシステム(レインズ)へ掲載されるだけです。

 

そのため、仲介よりも秘匿性・匿名性が高い売却方法と言えるでしょう。

 

 

売主側の契約不適合責任が課せられないケースも

 

契約不適合責任とは、2020年4月に改正された民法へ追加された制度で、売買契約において契約内容とは異なる種類・品質・数量」であった場合に売主へ「修理・代替品提供・損害賠償・代金減額・契約解除」の責任が課せられます。

 

中古マンションも売主へこの契約不適合責任が課せられ、故意でなくも売却後に買主とトラブルが発生する可能性がゼロではありません。

 

ただし、買取の場合は契約不適合責任が免除されたり契約内容に免責特約を追加できたりするケースが多いため、「売却後のトラブルリスクを抑えたい」「手離れよく中古マンションを売り切りたい」方におすすめです。

 

 

売り出し前の諸経費が少ない

 

仲介で中古マンションを売る場合は、買主の目に留まりやすく内見(内覧)で好印象を与えられるように、リノベーションやハウスクリーニングするのが通常です。

 

しかし、買取を希望する不動産会社は自らリノベーションして再販することが目的なので、故障箇所や汚れている箇所があっても物件選びにあまり影響はありません。

 

そのため、売り出し前の諸経費がほとんどかからず、思い立ったらすぐに売却しやすいと言えるでしょう。

 

ポイント

中古マンションの売却を「買取」と「仲介」で迷っている方は、どちらもサポートできる不動産会社へ相談してみましょう。

 

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中古マンション買取のデメリット・注意点と対策

 

中古マンション買取に向いている物件・売主の特徴

 

中古マンションの買取は、仲介による売却と比べて売主にとって有利な点がある反面、後悔しないために知っておいた方が良いデメリットや注意点もあります。

 

では、1つずつ対策方法とあわせて紹介します。

 

 

仲介よりも売却価格の相場が安い

 

売主としては出来るだけ高く中古マンションを売却したいですよね。

 

ところが、一般的に買取の場合は仲介による売却よりも価格が安くなりがちです。

 

仲介売却価格の60〜80%が相場とされています。

 

ただし、売主が負担するリノベーションやハウスクリーニングの費用はかからず、不動産会社へ支払う仲介手数料も発生しません。

 

そのため、中古マンション売却の利益を少しでも増やしたい方は、仲介・買取の両方で検討してみると良いでしょう。

 

また、事前にこちらの買取希望金額を伝えずに不動産会社へ相場にあった金額を提示してもらうと、買取価格を想定よりも高くできる可能性があります。

 

 

物件の状態がよくても査定額や契約条件が有利にならない

 

仲介の場合は物件の状態が価格や売却までの期間に大きく影響しますが、買取はそうとは限りません。

 

買主である不動産会社は、内部の状態よりも立地や物件の資産価値、リノベーションでおしゃれに変身するかどうかの可能性や伸び代を見て購入を決めます。

 

逆に言えば、多少の汚れや劣化は売却金額にあまり影響しないのが通常です。

 

 

売却後どのように活用されるか、誰が住むか分からない

 

買取はリノベーションして再販・運用することが前提です。

 

そのため、売却後にそのマンションがどのように活用されるのか、どんな人が住むのかは分かりません。

 

賃貸に出されたり民泊施設として活用される可能性もあります。

 

そのため、売却後も近隣の人と良好な関係を保ちたい方などは、買主へ物件がどのように使われるのか聞いてみるもの良いでしょう。

 

 

中古マンション買取に向いている物件の特徴

 

中古マンション買取に向いている物件の特徴

所有している中古マンションを買取・仲介どちらで売却するか迷っている方は、以下のポイントにどれだけ当てはまるかチェックしてみてください。

 

 

早めに売却したい

 

「一刻も早く現金化したい」「住んでいないため、早く売却して税金などの支出をなくしたい」という方は、結論が早く出る買取の方法がおすすめです。

 

ただし、駅から遠いなど立地条件が揃っていない物件は買取業者の目に留まりにくかったり値引き交渉されたりするため、リノベーションするなどしてから仲介売却へ切り替える方が良いケースもあります。

 

 

手間をかけずに売却したい

 

「忙しくて内見に対応できない」「何人もの買主候補や不動産仲介会社と打ち合わせする時間がない」という方は、対面でのやり取りが少ない買取をおすすめします。

 

AIでの査定など簡単な問い合わせに対応するだけで売却までスムーズに進む可能性が高いからです。

 

その物件を購入したときにサポートしてもらった不動産会社へ売却相談すれば、会社選びの手間を省けます。

 

 

築40年を超えている・室内の汚れや劣化が進んでいる

 

「長年住み続けたマンションを売りたい」「相続した古いマンションを売りたい」という方は、専有部内の汚れや劣化が査定額に影響しにくい買取の方が、売却前に必要なリノベーションなどの経費はかかりません。

 

また、築年数が経っていても共用部がきちんと管理されていたり立地条件が良かったりすれば、個人の買い主よりも目利きのプロである買取業者の目に留まりやすいでしょう。

 

そのため、「古いマンションだから売れないのでは」と心配な方は、買取も視野に入れて売却を検討してみてください。

 

 

心理的瑕疵の条件に該当する

 

心理的瑕疵とは、不動産の売買や賃貸取引にあたり借主や買主に心理的負荷が生じる可能性のある条件を指します。(参考:国土交通省|不動産取引における 心理的瑕疵に関するガイドライン

 

仲介による売却では心理的瑕疵の有無を気にする買主が多いですが、買取は条件の内容によって契約に支障ない場合も少なくありません。

 

心理的瑕疵の条件に該当する可能性がある場合は、一度買取業者へ相談してみましょう。

 

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中古マンション買取業者の選び方

 

住宅ローン控除の条件・控除額・借入金額上限

買取を行う会社は主に「買取再販会社」や「買取業者」と呼ばれる不動産会社です。

 

そのほか、リノベーションを自社で手掛ける会社が中古マンションを買い取るケースもあります。

 

安心して中古マンション買取を任せられるところを選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。

 

  • ・買取やリノベーション実績が豊富か
  • ・会社の規模や資金力は安心できるか
  • ・適正な買取価格を提示するか
  • ・買取以外のサービスは充実しているか(資金計画相談など)
  • ・買取業者の専門分野は何か(賃貸運営・民泊・再販など)
  • ・丁寧な現場管理をできるか、施工業者の評判・口コミは良いか、周辺住民に迷惑をかけないか
  • ・買取と仲介による売却どちらにも対応できるか
  • ・売却すべきか住み続けるかの相談をできるか

 

大切なことは、ご自身が中古マンションの買取にあたり不安に感じている点を相談できる不動産会社かどうかです。

 

ポイント

SHUKEN Reは1998年創業以来、数多くのお客様へ中古物件探しやリノベーション、不動産の売却・買取サービスを提供してきた実績があります。

そのため、不動産・資金計画・リノベーションの設計施工のプロが豊富な知識と経験を踏まえて、お客様のお悩みを解決します。

現状のままでは住めないような空き家や、しばらくお手入れのされていない相続物件の売却、「やっぱり自分で住む」となった場合のフルリノベーションまで、全てご相談いただけますので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

 

まとめ:中古マンションの売却は買取・仲介ができるリノベーション会社がおすすめ

 

中古マンションの買取は、短期間で手間をかけずに売却できる点がメリットです。

 

ただし、買取金額が相場よりも安くなるなどの注意点もあります。

 

また、買主の業者によってサービスが異なるため、どこに相談するかもポイントです。

 

SHUKEN Reは1998年創業の中古物件の売買と住宅リノベーションに特化した会社です。

 

中古マンションの売却・買取相談「HOME PASS(ホームパス)」や、物件探し・資金計画・リノベーションをまとめて相談できる「ワンストップリノベーション」を提案いたしますので、今のお住まいを売却して住み替えたい方のご相談も承っています。

 

オンラインでの無料相談も承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

「まだ中古マンションの売却を検討し始めたばかり」という方のために、週末には“ふんわり相談会”も実施しています。

 

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監修者情報

SHUKEN Re 編集部

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