「掃き出し窓」とは、窓の下枠が床面に接していて、人が通行できるサイズの窓のことです。その名の通り、掃除のときに塵や埃を掃き出すことができる窓であることが語源です。

JIS規格などでの明確な定義はありませんが、一般的に窓の下枠が床面とフラットもしくは多少の段差があっても人の出入りに支障がないサイズであれば「掃き出し窓」と言われます。

掃き出し窓には、引き違い窓、片引き窓、開き窓、折りたたみ戸などの種類があります。また、設置場所や用途により、テラス窓、バルコニー窓、ガーデン窓、フレンチドアなどと呼ばれることもあります。

大きな開口部を確保できるため、採光性と通風性に優れており、開放感が得られるのがメリットです。バルコニーや庭へのアクセスも容易になり、部屋の内と外で空間動線の一体感を演出できるのも魅力です。

一方、ガラス面が広く、構造上、隙間も生じやすいことから、断熱性や気密性が低くなりがちな点がデメリットとして挙げられます。屋外からの視線を感じやすい場合もあるので、設置場所に応じて対策が必要です。

窓のリフォームで、内窓（二重窓）の設置、窓・サッシ交換をする場合は、ペアガラス・トリプルガラスなどの複層ガラスや、樹脂製の断熱サッシなどを採用して断熱性・気密性の向上を図りましょう。防犯対策が必要な場合は、補助錠の設置や防犯ガラスへの交換も検討するとよいでしょう。

国や自治体の住宅の断熱・省エネリフォームの補助金制度が活用できる場合もあるので、有効活用がおすすめです。

SHUKEN Reでは、数多くの掃き出し窓のリノベーション・リフォーム実績があります。関連コラム、リノベーション事例なども参考にしてください。

関連ワード：掃き出し窓｜腰窓（腰高窓）｜トップライト（天窓）｜FIX（フィックス）窓｜内窓（二重窓）｜二重サッシ｜樹脂製サッシ｜サッシ｜複層ガラス｜トリプルガラス｜Low-Eガラス｜