耐震パネルは、地震の揺れに抵抗する力を高めるために、建物の壁や床などに設置する板状の建材です。合板や繊維質の材料を接着して作られており、筋交いと組み合わせて使用されることが多いです。耐震パネルを設置することで、建物の強度や剛性を高め、地震による変形や倒壊を防ぎます。

 

メリットとしては、高い耐震性が期待できることに加え、工場で加工するため施工が容易で工期短縮にもつながる点があります。デメリットとしては、筋交いと比べて費用がかかる場合がある点です。

 

リノベーションやリフォームで耐震パネルを使用する場合は、既存の構造体の状態や耐震基準などを考慮して、適切な種類や設置方法を選ぶことが重要です。耐震診断の結果に基づいて、耐震補強計画の一部として検討することをおすすめします。