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"SHUKEN Re"

INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

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この記事の見所ポイント

  • ふたりのお子さまに子ども部屋を与えるため、購入して5年たった住まいのリノベを決意
  • インテリアは温泉宿のような和モダンにこだわって
  • 独立型で孤立感のあったキッチンはフルオープンに。買い物帰りに便利な玄関→キッチンの動線を確保
  • カーペット敷きのダウンリビングを採用。床座のくつろぎ空間に
  • 主寝室は温泉宿を思わせる畳の空間に。収納スペースからアクセスする間取りがユニーク!

 

やさしい木の質感と窓からの緑がさわやかなTさまファミリーのお宅。ご夫妻と10歳の息子さん&6歳の娘さんの4人で暮らしていらっしゃいます。6年前にこちらのマンションを中古で購入されたときも、窓いっぱいに緑が広がる景観が大きな決め手になったとか。

 

電車の利便性や下町情緒の残る街の雰囲気にひかれ、何度か引っ越しを重ねながらもずっとこちらのエリアに暮らしてきご夫妻。これまでは賃貸物件にお住まいでしたが、お子さまたちが成長し、今後も長くこの街で暮らす見通しが立ったことから住まいの購入に至りました。

 

 

「以前の所有者のかたが数年前にフルリフォームをしていたので、水まわり設備などはとてもきれいだったんです。2020年の購入時には、リビング隣接の和室を洋室にしてLDを広げるリフォームだけして入居しました」と奥さま。今回のリノベーションで、元和室の部分はキッチンと一体のダイニングスペースに生まれ変わっています。

 

 

子ども部屋が2つある和モダンな住まいを希望

 

ご入居から5年ほどたってリノベをすることにした経緯をうかがうと、「子ども部屋の確保」がきっかけだったとか。

 

「息子が小学3年生のときに、自分の部屋がほしいと言い出したんです。男女のきょうだいなので、いずれは……と思っていましたが、それをきっかけに、4年生で個室を用意してあげようと、リノベを検討しはじめました」(奥さま)

 

草津温泉や有馬温泉など、温泉旅行が好きというご夫妻。おふたりにとってリラックスできるのは温泉宿のような空間であることから、インテリアを和モダンに一新することもリノベのテーマに。

 

さらに、せっかくリノベをするならキッチンも改善したいという思いがあったとか。当時のキッチンは、部屋の奥まったところにある独立型で、料理担当の奥さまは、「いったんキッチンに入ってしまうとテレビも見られないし、ひとりで作業する孤立感もあって全然楽しくなかったんです(笑)」

 

 

今回のリノベで、キッチンは周囲の壁を撤去してリビングを向いた対面式に変更。LDと一体感のある配置になり、家族とコミュニケーションをとりながら料理ができる場になりました。手元を目隠しできる高めの腰壁には、カウンターデスクも設置。

 

「ダイニングテーブルで作業をすると食事の前にいったん片づけないとならないので、広げたものをそのままにできる場所がほしかったんです」と奥さま。

 

 

カウンターデスクはお子さまの勉強やご夫妻のお仕事に活躍中ですが、夜はご主人がお酒を楽しむ場に変身! 大谷石が使われたブラケット照明がムード満点で、ご主人いわく「この照明だけをつけて飲むウイスキーは最高です(笑)」

 

 

キッチンの内部はこんな感じに。数年前に前の所有者さんが交換してくれていたシステムキッチンは、移設して再利用。ビルトインの食洗機だけ追加しました。

 

 

担当者の話しやすさがリノベ会社選びの決め手に

 

コスト調整も考慮して、当初から既存のキッチンを再利用したいと思っていたご夫妻。リノベ会社は5社前後とコンタクトをとり、当社を含めた3社と具体的な話を進めたそうですが、「キッチンの再利用はできないと言われた会社もありました」と奥さま。

 

「でもSHUKEN Reのプランナーさんは、実物を見て、すぐに『使えますね』と言ってくれました」とご主人。奥さまも「他社のかたよりも圧倒的に話しやすく、わが家のリノベはこのかたと進めたいと思ったことがリノベ会社選びの決め手になりました」(ありがとうございます!)

 

 

カウンターデスクと同様にご主人が気に入っているというのが、こちらの吊り戸棚。プランナーからの提案で設けたもので、扉を引き戸式にして「和」を感じるデザインに。

 

出し入れしやすい高さに設置したことで、上部はバーのようにお酒を並べられるスペースになりました。

 

 

システムキッチンは既存を移設して再利用しましたが、ダイニングスペースまで続く壁際のカウンター収納は今回新たに設けたもの。無垢材が使われた「ウッドワン」の「スイージー」というシリーズの製品を選びました。

 

 

「カウンター収納は、洋ではなく和の雰囲気を出せるものという観点で探して見つけたのがこちらでした」と奥さま。ショールームにも実物を見に行き、浮造り加工による木目の凹凸感も気に入ってこちらを選んだそうです。

 

 

Tさま邸のLDKで特徴的なのは、DKより1段床高を下げた「ダウンリビング」が採用されていること。「壁ではなくて床の段差で空間を分けるというのを取り入れてみたくて」と奥さま。

 

リノベ前は壁一面が本棚という部屋があったそうで、本を収めておける場所をつくりたいというご希望もあったそう。正面に設置した本棚は「ウッドワン」の製品。本はリノベを機にだいぶ“断捨離”したそうで、お子さまたちの写真なども並ぶ、ギャラリーのような素敵なコーナーになっています。

 

 

ダウンリビングの床面はカーペット敷きに。段差の部分はちょっと腰掛けたりするのにもちょうどよく、コンセントも確保しました。

 

 

ダウンリビングの全景がこちら。テレビまわりをすっきりさせたいと、テレビは壁掛けにしました。左右の木製扉が子ども部屋。リノベのきっかけでもあったふたりのお子さまそれぞれの個室をつくることができました。

 

ダウンリビングには家具を置いていないので、広く使えるのが魅力。「カーペット敷きなので、直接座ったり寝転んだりして、家族みんなでリラックスして過ごせます」と奥さま。

 

ご主人からも「カーペット敷きのリビング、丸テーブルのあるダイニング、カウンターデスクと、LDKに居場所がいろいろあるのがすごくいいですね」とおっしゃっていただきました。

 

 

ダウンリビングの窓辺には室内干し用のバーも設置。インテリアになじむようにと、プランナーがレザーと木を組み合わせた製品を提案してくれたそうです。

 

 

今回のリノベで子ども部屋を設けるにあたり、「リビングにつなげること」にこだわったTさま夫妻。帰宅したお子さまたちが自室に直行せず、いったんLDKで顔を合わせる間取りにしたいとお考えでした。

 

 

リノベ会社の決定前、子ども部屋は玄関側に設けるほうが効率がいいという会社もあったそうですが、「リビングの隣に設けることで狭くなってしまう…という問題は、造作の二段ベッドで解決できるのではと思いました」と奥さま。

 

当社でも施工事例がある、2部屋の子ども部屋を造作の二段ベッドで間仕切りするプラン。互い違いになったベッドスペースが、面積以上の広さを感じさせてくれます。上の画像は向かって右側のお兄ちゃんの部屋。遊びに来たお友だちとベッドに腰掛けてゲームをしたりして、二段ベッドのある部屋を楽しんでくれているようです♪

 

 

向かって左手の部屋は妹さんの部屋。今は主寝室でご両親と寝ているそうですが、下段をベッドスペースにする日も近いかもしれませんね。

 

 

ここからは、妹さんの後をついて行って、LDK以外のスペースを見せていただきましょう♪

 

 

奥に見えるフローリングの部分が、玄関とLDKをつなぐ廊下です。廊下の途中から続くフロアタイル敷きの部分は、通り抜けができるWTC(ウォークスルクローゼット)。

 

リノベ前は個室のひとつが物置のようになっていたそうで、家族の衣類などをまとめておける大型収納が欲しかったのだとか。WTCを設けたおかげで、子ども部屋やこのあとご紹介する主寝室にはクローゼットが不要になり、限られた空間を有効活用することができました。

 

 

こちらは廊下側から見たWTCです。左右にハンガーパイプや可動棚のほか、うまく梁をよけて枕棚も設置。

 

そして、突き当たりのカーテンがついた開口部はキッチンにつながっています。Tさま邸のキッチンは、LDからもこちらのWTCからもアクセス可能。食材の買い物帰りなどを考慮して玄関→キッチンの移動距離を短くするべく、プランニングの後半にアイディアが生まれました。

 

 

WTCの途中には、大きな扉で仕切った空間が。隠し部屋のようなこちらは……

 

 

縁なし畳を採用した主寝室です。左官風の質感のクロスも雰囲気満点で、旅館のような上質感のある和の空間に♪ 収納スペースから出入りする部屋ってどうなんだろう?と、当初は少し迷ったそうですが、「おもしろいかも」「お客さまを案内する部屋ではないし」と、このプランを採用することにしました。

 

窓は共用廊下に面しているため、夜間も外から照明の光が入ってくるのだとか。窓まわりには、奥さまが気に入った「ニチベイ」の「ハニカムスクリーン」を採用。遮光タイプを選んで照明の光をシャットアウトしています。

 

 

こちらは廊下からアクセスする洗面室です。温泉宿のイメージで、床材にタイル状のサイザルカーペットを採用したのがポイント。ご主人の大のお気に入りです。

 

洗面台は、ボウルとカウンターが一体になったパーツを使って造作したもの。以前はこちらにコンパクトな洗面台と洗濯機用の防水パンが並んでいましたが、防水パンは廊下に出して洗面台をワイドサイズに。

 

 

洗面台とミラーキャビネットの余剰スペースは木材でフォロー♪ すぐ横にある浴室からの出入りがスムーズなように、カウンター材にアールのへこみをつけたのがポイントです。 こんな微調整ができるのは、造作ならではですね。

 

ふたりで立てる幅広の洗面台になり、お子さまたちが年ごろになっても“朝の渋滞”を回避できそうです。

 

 

状態のよかったトイレは、設備、吊り戸棚、クロスの一部をそのまま利用。クロスは一部を織物風のものに変えて、居室部分と雰囲気をそろえました。

 

 

こちらは、玄関ドアを開けたときに広がる視界。右手のドアがトイレで、玄関ホールと廊下の間には、視線が伸びるのをさまたげないガラス戸を設置しました。

 

 

たたき部分には、ちょっと腰掛けたりものを置いたりできるベンチが! 姿見もあるので、外出直前にここで身支度チェックもできます。照明の壁は大谷石をイメージしたクロス仕上げに。温泉宿のような雰囲気を玄関から楽しめる仕掛けです。

 

 

玄関収納は、上下のスペースをフル活用できるように上がり框(かまち)をコンパクトにして設置。家族4人分の靴はもちろん、ご主人のゴルフバッグやスノーボードをしまえるスペースが確保できました。

 

以前より玄関が広くなり、外出時に4人同時に靴を履けるようになったことが驚きだったそう。奥さまのいちばんのお気に入りがこちらの玄関で、「ベンチに座って、『広くなったな~』といつも実感しています(笑)」

 

 

仮住まい先から戻られて、新しくなったお住まいでの暮らしが始まり4カ月ほど。既存の状態をよくご存知だからこそ、「最初の1週間くらいは自分たちの家ではないような気がして、旅館に泊まりに来たのかな?という感じでした(笑)」と奥さま。

 

「どこに何を置くかを想像しながらプランニングを進めたので、片づけがしやすい家になったことがうれしいです」(奥さま)

 

「いつも『いい家だな』と思いながら帰ってきます」とおっしゃるのはご主人。「玄関ドアを開けて室内に入るという動作が、毎日の楽しみに変わりました」

 

「子ども部屋の確保」からスタートした今回のリノベ計画。そのミッションを達成し、同時に水まわりなどの不満点も解消。理想だった和モダンのインテリアも実現でき、見事、“帰りたくなる家”に生まれ変わったTさま邸です。

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

取材・文/ライター志賀朝子

撮影/カメラマン清永洋