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"SHUKEN Re"

INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

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この記事の見所ポイント

  • 「ネコちゃんをお迎えしたい!」という長年の家族の夢を叶えるべく、ペット可の物件へ住み替え
  • ペットの快適性を重視した床材や、お留守番用の部屋、ペットドアなど、ペットとの暮らしを意識してプランニング
  • グレーを生かしたスタイリッシュなLDKは、海が見えるキッチンがお気に入り
  • 家族みんながスムーズに使えるように洗面室と脱衣室を分離。ランドリールーム兼用で室内干しもしやすく

 

この日おじゃましたのは、千葉県にお住まいのAさまファミリーのお宅。ご夫妻と、ともに20代で社会人の娘さん&息子さん、迎えたばかりという保護猫のまめちゃん(本名は豆大福ちゃん!)とお住まいです。

 

さっそく案内していただいたLDKは、グレーの濃淡を生かしたラグジュアリーな空間。キッチンに立つとちょうど目の前に海が見える、眺めのよさも魅力です。

 

「このエリアが気に入っていたので、近くの分譲マンションに長く暮らしていたんです。でも、そこはペット禁止のマンションでした。『住み替えのきっかけはペット』と言うと、友人などには『贅沢ね』と言われてしまうのですが(笑)、特に息子が小さいころからネコが大好きで、私もずっと飼いたいと思っていたんです」と奥さま。

 

 

広々としたLDKは既存の間取りを生かしつつ、セミクローズドだったキッチンをフルオープンに。LDとの一体感を高めて、窓からの景色をより楽しめるつくりに変更しています。

 

持ち家マンションからの住み替えだったため、物件探しは数年かけて、急がずに「ペット可」の物件を探したとか。住み替えを考えるきっかけに、ご主人の「今よりもう少し広い住まいに」というご希望もあったため、以前の物件より広く、角部屋で、海が見えることが決め手になり、こちらの物件を購入することにしました。

 

 

リノベは安心感のある地元の会社に

 

依頼するリノベ会社は、当社一択だったとか(ありがとうございます!)

 

「以前にSHUKEN Reさんのオープンルームを見学したことがあって、いいなと思っていたんです。都内の会社も少し調べましたが、地元の会社は安心感があって、打ち合わせに通いやすいのも魅力でした」と奥さま。

 

 

キッチンは「リクシル」の製品をチョイス。「最初のうちは手前にハイチェアなどを置いて使うカウンター型を考えていたのですが、ショールームで実物を見て、ほぼ展示されていたキッチンそのままの形にしてもらいました」

 

「希望を変更してプランナーさんにはご迷惑をおかけしてしまったのですが、手前側に収納スペースが増えたのがよかったですね。ワークトップがセラミック製というのも決め手になりました」

 

 

IHコンロ横には、撤去できないパイプスペースを活用した間仕切り壁があります。「磁石がつくようにしてもらったので、あれこれ固定できるのが便利です」と奥さま。

 

たくさんお持ちという食器類がすっきり収まるように、背面側には奥の窓前まで背面キャビネットを配置しました。ブラック系のキッチンを選んだので、新しく購入するキッチン家電は「キッチンになじむ黒」という“指針”ができ、選びやすかったとか。

 

 

間仕切り壁の奥にはカフェのようなカウンターコーナーも実現。お茶をいれる場所として重宝しているそうで、息子さんがちょっとしたパソコン作業をする場所としても活用予定だとか。

 

アートな雰囲気満点のバーチ材の照明は、デンマークの照明デザイナー、トム・ロッサウのデザイン。デザイナーズ照明を取り入れたハイセンスなインテリアもAさま邸の魅力です♪

 

 

こちらは、トム・ディクソンのペンダントライトが映えるダイニングコーナー。リノベを機に大きな家具は買い替え、ダイニングテーブル&チェアをはじめ多くが「マスターウォール」のものだそうです。

 

 

こちらはリビングコーナーです。「プランナーさんが壁の一部にリブパネルを使う提案をしてくれて、同じものを玄関ホールにも採用してもらいました」と奥さま。

 

そして、左手にちらっと黒枠の建具が見えますが……

 

 

そうなんです、LDKのお隣に洋室があるんです。「タチカワブラインド」の折れ戸で、空間同士のつながりを生かしたまま間仕切り。折れ戸はアクリル製の軽量なタイプで、開け閉めがしやすいのがメリットです。

 

LDKと洋室の床はどちらも大判タイル。床材でも2つの空間につながりを持たせました。リノベ完了後に迎える予定のネコちゃんとの暮らしを考慮して、ザラっとした質感の滑りにくいタイルを選択。

 

「当初は白ベースの内装を考えていたのですが、ダークグレーのタイルを選んだことで予定を変更。内装材は『床のタイルとなじむかどうか』という観点で選びました」と奥さま。

 

 

LDK隣接の洋室は通称“ネコ部屋”。リノベのプランニング中はまだまめちゃんと出会う前でしたが、迎える予定のネコちゃんの居場所にしようと考えていたとか。「家族全員が仕事で留守にする日もあるので、ある程度スペースを限定してお留守番してもらおうと、扉で間仕切りができる部屋にしました」

 

実はこの写真の右下のケージ内にまめちゃんがいます!まだ迎えて1カ月の保護猫ということで、怖がらせないように距離を置いて撮影を進行。まめちゃんはネコ用のYouTubeチャンネル(←奥さまに教えてもらってびっくり!)を見ながら取材が終わるのを待ってくれていました~。

 

ちなみにこちらの“ネコ部屋”は、ゲストルームとしても使う予定だとか。お客さまにリラックスして過ごしてもらえるように、LDKとの間には間仕切り戸だけでなくカーテンレールも設置。部屋全体を目隠しできるように準備をしています。

 

 

“ネコ部屋”の壁一面に設けた造作家具は、収納とキャットウォークを兼ねたハイブリット型。床のタイルの色に合わせて、落ち着いた色みのウォールナット材を使いました。壁面は調湿&消臭効果が期待できるエコカラットタイル仕上げです。

 

 

造作家具は、丸くくり抜いた部分を通ってネコが上ったり下りたりできるつくりに。奥さまの妹さんが「ネコは高いところが好き」と話していたのがヒントになり、吊り戸棚の天板にも穴を設けて最上段まで上れるようにしたそうです。

 

まめちゃんにはここで思う存分遊んでもらいたいですね♪

 

 

洗面室と脱衣室を独立させたい!

 

プランニングの際に、奥さまがぜひとも叶えたいと思っていたのが、「洗面室と脱衣室を分ける」ということだったとか。娘さんが入浴したり身支度をしたりしていると、息子さんが洗面室を使えない…ということがよく起こっていたそうで、「そのたびに私が呼び出されるので、ちょっと面倒で(笑)」と奥さま。

 

 

そしてこちらが、ご希望どおりに設けることができた洗面室です! ゆとりあるつくりだった既存のスペースを生かして、奥に引き戸で閉め切れる脱衣室を設けました。

 

 

造作した洗面台は2ボウルのワイドなデザイン。ミラーキャビネットと引き出しで収納力も満点です。

 

 

水がかりには、奥さまお気に入りの「名古屋モザイク工業」のタイルをあしらいました。

 

 

洗面台の背面側には洗濯防水バンに合わせて吊り戸棚とランドリーボックスを造作。洗濯物は洗濯機右手の開口部にポンポン投げ込む仕組みです。

 

 

こちらは、洗面室の奥に設けた脱衣室です。高級スポーツジムのロッカールームみたいで素敵!天井にハンガーパイプを設置して、室内干しもできるスペースにしました。以前の住まいは室内干しができるスペースがなかったことから、このスペースが実現してとても喜んでいるとか。

 

乾いた衣類は家族それぞれのかごに仕分けて、各自で自室に持ち帰ります。大人4人の住まいならではのスマートな片付け方ですね。

 

 

そして、浴室ドアの左手にもスリムな造作収納があります。実はこちら、お隣の洗面室にあったランドリーボックスとつながっていて、こちらからも洗濯物を投げ込むことができるんです。

 

 

背板のように見えた部分がこんなふうに開いて、洗濯物をポイッ。脱衣室側からもランドリーボックスに洗濯物を入れられるようにと、プランナーが考えました。これは便利ですね~!

 

 

ユニットバスは「TOTO」の製品をチョイス。「家族でショールームを見に行って、気に入った製品の展示をそのまま採用してもらいました。夫と息子は長身なので、大きめの浴槽がよかったみたいです」と奥さま。

 

 

トイレは、隣接する洗面室の広さを確保するために玄関側に少し移動させています。手洗いカウンターの水がかりには洗面室と同じタイルの色違いを採用。ブルーが空間のアクセントになりました。

 

奥さまは、来客用にペーパータオルを置きたかったそう。造作の手洗いカウンターにペーパータオル置き場とゴミ箱を設けたのがこだわりです。

 

 

2人のお子さんのうち、娘さんのお部屋をチラッと見せていただきました。床材や壁材は娘さんの意見を聞きつつ奥さまがセレクト。グレイッシュなシンプル空間に仕上がりました。

 

 

こちらはご夫妻の寝室です。プランナーの提案で、奥さまの好きなグリーンをアクセントクロスに採用。格子状のパーテーションの向こうはご主人の書斎です。完全な「壁」ではないので、ベッド側まで光と風が届くのが気に入っているとか。

 

 

デスクと収納は造作で設けたので、スペースにぴったり。物件探しの際の「以前より広い住まいに」というご主人のリクエストは、書斎がほしいというご希望でもあったため、無事、こちらに実現することができました。午前中にリモート会議などで活用されているそうです。

 

 

最後に見せていただいたのは玄関ホールです。左手のシューズボックスは、壁の凹凸に合わせて造作。「手前側は奥行きが15センチくらいしかないのですが、傘をしまえるように考えていただいたんですよ」と奥さま。壁は高級感のあるワイドなエコカラット仕上げです。

 

正面のドアは、右がご夫妻の寝室、左が娘さんのお部屋。左手奥には息子さんのお部屋も並んでいます。3部屋すべてのドアにペットドアをつけたので、まめちゃんはどのお部屋にも遊びに行けますね。

 

 

玄関ホールには、こんな素敵なコーナーも。リビングにも採用したリブパネルと円形加工したミラーを組み合わせたもので、奥さまの大のお気に入りコーナーです。外出前の身支度チェックも、テンションが上がりそうですね!

 

 

ネコとの暮らしを楽しめる住まいに

 

ご入居からまだ3カ月というタイミングでうかがいましたが、新しい家具や照明もそろい、すっかり素敵な住空間に。人が呼べるようになったり、花粉の時期に室内干しがしやすくなったりと、以前の住まいよりも格段に暮らしやすくなったことを実感されています。

 

 

奥さまがいちばん気に入っているのは、やはりLDK。「海が見えるキッチンは、料理のやる気アップにつながっています(笑)。ついつい物を置いてしまいそうで、オープンキッチンにすることに少し心配もあったのですが、自然と片付けなきゃという気持ちになりますね」

 

「リノベはとっても楽しかったのですが、内装材などの色を決めるのが大変でした。本当にこれで大丈夫かな?と不安になる事も多かったのですが、パソコン上でシミュレーション画像を見せていただいたのがよかったです。風通しのことまで考慮されたプランにも、さすがと思いました」

 

 

そして、住み替えを機に保護猫のまめちゃんとの暮らしがスタートしたことが、Aさまファミリーにとって何よりうれしいトピックス!

 

「鳴き声が大きくなってきたので、わが家に少しずつ慣れてきているみたいです。早朝から起こされてしまう毎日ですが、ネコとの暮らしが楽しく、癒やされています」

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

取材・文/ライター志賀朝子

撮影/カメラマン清永洋