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"SHUKEN Re"

INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

FEEL GOOD

 

 

バルコニーに面した大きな窓と、奥にある部屋の間仕切り壁に設けた室内窓からの光で、明るさたっぷり。こちらは、東京都内のマンションに暮らすKさま邸のLDKです。

 

それまでは1LDKの賃貸マンションに暮らしていましたが、ご結婚から数年が経過し、資産性の面や「一度、自由にリノベーションしてみたい」という思いから、中古マンションの購入に踏み切ったそう。

 

ご主人によると、「中古物件購入×リノベは、自分たちの生活や好みに合わせた住まいにできるという点、新築物件よりも価格帯が落ち着いている点、駅から近い物件が見つけやすいという点が魅力だった」とのこと。

 

中古物件購入時の注意点をチェックしてから物件探しに臨んだというおふたり。条件にしたのは予算内で60㎡前後の広さというほかに、現行の新耐震基準で建てられた総戸数が多めの物件で、奥さまの勤務先に電車で20分以内ということなどでした。

 

ご自分たちが重視したい条件を事前にしっかり決めて物件を探すというのは、物件探し成功のコツかもしれませんね。

 

 

既存のキッチンは、配膳用の開口部があるセミクローズド型でした。位置は動かさずフルオープンにして開放的なキッチンに一新。腰壁は、おふたりがぜひ採用したかったというモールテックスで仕上げました。

 

ほかにも「木の質感のある床材」「木の色に黒&グレーをプラスした色使い」「室内窓をつけたい」といった希望があったそう。リノベ事例の画像やインスタグラムをチェックして、ご夫妻で希望をすり合わせていったそうです。

 

「これもいいな、あれもいいなと目移りしてしまいましたが、ベースをシンプルにしておけば、ゆくゆく家具や小物などで変化をつけられるのかなと思いました」と奥さま。

 

 

こちらは、ダイニングの壁際に造作で設けたカウンター収納です。一角はデスクになっていて、メイクをしたり書き物をしたりできる奥さまの専用スペース。書類や薬など、こまごましたものを何でも隠せるようにと希望して設けました。

 

Kさま夫妻が当社をリノベのパートナーに選んでくださったのも、実は「造作収納」がポイントになったとか。「収納は造作で設けたいという希望があったので、造作に強いという部分が魅力に感じました」とご主人。

 

奥さまも、「候補にしていたもう1社では、予算内に収めるために収納部分に既製品を使う提案をしてくれたのですが、SHUKEN Reさんの場合は収納を造作しても同様の金額で、よりイメージに近いものをつくってもらえそうだったのでSHUKEN Reさんを選びました」(ありがとうございます!)

 

 

Kさま夫妻の造作収納へのこだわりがうかがえるシーンがこちら。ダイニングの隣にある寝室の出入り口の引き戸を開放すると、手前側のダイニングと奥の寝室の造作収納が一直線に続いているんです!

 

「引き戸を開けたままにすることが多くなりそうだっだので」とのことですが、プランニングの段階ではなかなか思い至らない部分だと思います。すごいですね!

 

 

奥さまによると、「休日は自宅で過ごすことが多いので、居心地がよくて、テンションが上がるような空間にすることを重視しました」とのこと。キッチンについても同様でしたが、もう一つ、奥さまがこだわりたかったのが「手入れのラクさ」だったとか。

 

「お手入れのために割く時間が私には苦痛なので、これから長く暮らして行くことを考えると、極力手入れの負担をなくしたかったんです」

 

 

以前の住まいではほとんど使う機会のなかったという魚焼きグリルは、掃除の負担を考慮してナシに。レンジフードはワンタッチでパーツの取り外しができるものを選び、キッチン水栓は根元部分に水がたまりにくい形状のものをセレクト。床材も水や汚れに強いフロアタイルを採用しています。

 

 

キッチン背面側の収納も当社による造作です。壁に凹凸があったため、上部のオープン棚も下部のカップボードも、左右で奥行きに10センチ差をつけて製作。手前側の“面”(つら)を合わせて、すっきりひとつながりのデザインに仕上げています。造作は、こちらのように少し複雑な形状のスペースで威力を発揮します!

 

 

奥行き35センチと、スリムに仕上げたカップボードの右側部分。食器やグラスが美しく収まっていました~。

 

 

こちらはワンルームのLDKのリビングスペースです。床材はプランナーから提案のあった遮音フローリングを採用しました。「無垢材にすると別に遮音用のクッション材が必要になるのですが、これは無垢材の質感がありつつ、クッション材がもともとついている製品だったので、多少コストを抑えることができました」とご主人。

 

リビングはできるだけ広くしたいという希望があり、左手のワークスペースとの間仕切り壁の位置を調節しながら広さを確保。テレビは壁付けにしてすっきり広く見せています。

 

 

リノベの素材選びでは、「1つ1つ悩みました」とおふたり。「造作収納の木の色とか、モールテックスの色とか、色を決める場面は全部迷いました。リビングと寝室の間仕切り壁に設けた造作の室内窓も、窓自体のサイズはもちろん、取り付ける位置をイメージするのがむずかしくて……」とご主人。迷ったかいがあり、この室内窓のおかげでダイニングやキッチンが明るい空間になりました!

 

 

こちらは先ほどの室内窓の向こう側にある寝室です。南側なので明るさたっぷり! 確かにこの光をDK側に生かさないのはもったいないですよね!

 

玄関を入ってすぐ左手の北側のエリアに寝室を設けることも検討しましたが、湿気や採光を考えて南側のこちらにしたそう。「寝られればいい」と、もとの間取りの広さをそのまま生かして寝室としました。

 

 

こちらは、リビングと室内窓でつながるワークスペースです。グレーのアクセントクロスはリビングとおそろいで、室内窓を介して同色の壁が続いているように演出しています。

 

以前この場所には和室がありましたが、おふたりが希望されたワークスペースとWICを設けるために丸ごと撤去。ワークスペースは、将来、子ども部屋にすることも考えているそうで、現在は週に1回ほどのご主人のリモートワークに活用中です。

 

 

ワークスペースとリビングをつなぐ室内窓は、開閉できるように引き違い窓に。「ワークスペースにエアコンをつけられなかったので、リビングのエアコンの暖気や冷気を取り込めるように、大きく開けられるようにしたんです」とご主人。

 

 

正面のドアはLDKの出入り口です。「パナソニック」の製品で、木目の感じが床材との相性ぴったりですね。左手の白い引き戸がワークスペースの出入り口。白い空間に木目がよく映えています。

 

 

造作の洗面台は、理想のイメージをインスタなどから探して形にしました。カウンターは手入れのラクさを重視してモルタル風カラーの化粧板に。「収納部分は1段分だけ引き出しにしようと思っていたのですが、価格が上がってしまうことがわかって棚板だけに。でも、使いやすいので結果的にこれでよかったです」と奥さま。

 

 

白いタイルに映える黒の水栓もおしゃれ! 汚れにくいように壁出しにこだわりました。カウンターの化粧板と洗面ボウルの継ぎ目がないことも、奥さまが重視された部分です。

 

 

玄関収納は特にこだわりがなかったことから、「パナソニック」の既製品をチョイス。造作部分と予算にメリハリをつけてコストコントロールをしました。

 

「リノベ事例では、オープンなつくりにしてきれいに“見せる収納”にしているお宅を目にしましたが、そこまでは気を遣えないので(笑)、扉をつけたかったんです」と奥さま。

 

 

おじゃましたのはご入居からまだ2カ月というタイミングでしたが、住み心地は上々とか。「リノベ後の“後悔ポイント”みたいな記事をよくありますが、今ところ、ここをこうしておけばよかった…みたいなのはないですね」とご主人。

 

奥さまは理想のイメージどおりにつくることができた洗面台が、ご主人はおしゃれかつ居心地のよい空間になったLDが特に気に入っているそうです。

 

 

奥さまは今後、「夫にイヤだなと思われない程度に(笑)、今の部屋に派手な色をプラスしてみたい」とか。内装は白と木目でシンプル&ナチュラルにまとめてあるので、確かにビビッドな色が加わったらとてもよく映えそうです。

 

住み心地のよさと同時に、奥さまが目指したのが「気分が上がる家」。おふたりにとってそんな住まいに仕上がっていたら、スタッフ一同、とてもうれしいです!

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

取材・文/ライター志賀朝子

撮影/カメラマン清永洋