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"SHUKEN Re"

INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

Focal Point

 

玄関ドアを開けると、こんな素敵なシーンが迎えてくれるTさま邸。正面左手にあるLDまで続いている床材はブラックチェリー。あたたかみのある色合いが気に入って選んだそうです。

 

地域の方々との交流が活発なことから、「人を呼べる家に」というのがTさま夫妻のリノベの希望のひとつだったとか。玄関を入った正面にフォーカルポイント(目が行く場所)を設けたのも、ゲストの目を楽しませたいという思いからでした。

 

 

壁をふかしてニッチのようなスペースをつくり、奥の部分に光沢感&素材感のあるクロスを採用。間接照明やピクチャーレールを設置して、モダンなディスプレイコーナーが完成しました。

 

飾っているのは、おふたりが東京・神田を歩いているときに偶然見つけた、さまざまな「橋」が描かれた版画作品。ずっと持っていらしたこちらの作品を、リノベを機に飾ることができたそう。棚板も設けたので、お花などが飾れるのもいいですね。

 

 

LDKの出入り口近くには、廊下に面した形で洗面台を設けました。リノベ前は、「洗濯機などもある洗面脱衣室にお客さまを案内するのがちょっとイヤだったんです」と奥さま。オープンな洗面台は「人を呼べる家」というコンセプトにぴったりです。

 

目に触れる場所に設けるので、洗面台は高級感のあるものにしたかったそうで、「トクラス」のショールームで目にして気に入った新製品を採用しました。

 

 

メディシンボックスは扉が乳白色のものを選んだので、ボトル類などが外から見えず、とってもすっきり! ミラーのフレームやタイルの見切りは真鍮色でそろえるなど、細かい部分までこだわりが感じられます。

 

設備や素材選びは、おもに奥さまが主導権を握ったそう。ネットでメーカーのサイトをチェックしたり、ショールームに行ってカタログを持ち帰ったりと、「暴走しがちなので止めてくださいねとプランナーさんに前もって伝えて、しつこいくらいに調べました(笑)」と奥さま。

 

そんなお話をうかがうと、ますます期待が高まりますね♪ ここからはTさま邸のメインスペースである、LDKを見せていただきましょう!

 

 

LDと和室に別れていた空間を、リノベで広々としたワンルームに変更したこちらの空間。正面の窓は北向きのため「明るくしたい」というご希望もあり、壁のクロスは南仏風のあたたかみのあるイエローにして、ダウンライトを多めに設置。中央の梁の部分を生かして、間接照明も仕込みました。

 

窓まわりには以前に一部だけインナーサッシを設置していましたが、今回のリノベを機に、すべての窓にインナーサッシを設置。断熱材も追加したので、冬の寒さ対策は万全です。2023年の秋にリノベが完了したため、本格的な冬を過ごすのはこれからですが、今のところ「結露がすごかったのがなくなりました」と、すでに効果を実感しているご様子。

 

 

今後も長く暮らせる住まいにリノベ

 

現在社会人の2人のお子さんがまだ幼かった20年ほど前に、こちらのマンションを中古で購入されたTさま夫妻。その後、ご主人のお仕事の関係で東南アジアに駐在され、このお部屋は賃貸に出したり、大きくなったお子さんたち2人の住まいにしたりといった変遷を経てきたのだそう。

 

 

ご夫妻のご帰国後、住み替えも検討しましたが、ご近所さんたちのお付き合いから、別のエリアに移るという選択肢は考えられなかったそう。都心の便利なエリアということで、なかなか条件の合う売り物件がなく、「それなら、この家を私たち夫婦が一生住めるようにリノベーションしようということになったんです」と奥さま。

 

「長く住んだこの家を一度プロの方に見ていただいて、傷んでいる場所などを洗い出して、水回り設備などもこれを機に一新するというのがリノベの大事なポイントになりました」

 

 

リビングスペースには「パナソニック」のシステム収納を採用。右手のマンションの柱部分には同じ面材をあしらって、“左右対称”に見せているのがユニークです。

 

左手のトールキャビネットは、仏壇を置けるようにプランされているとか。テレビの後ろ側の壁は、ニュアンスカラーのエコカラットタイルで仕上げています。

 

 

そして、リビングで目を奪われるのは、奥さまがひと目ぼれして購入したリトグラフ。角度の調整が可能な専用のライトをつけるなど、こちらに飾ることを前提にプランニングを進められたそうです。

 

海外赴任で賃貸物件暮らしだったり、これまでは白いクロスの壁だったりして、なかなかこのアートがしっくりくる「壁面」がなかったそう。リノベを機に、思い出の詰まったアートをいつでも眺められるようになりました♪

 

 

「滞在していた東南アジアで、みんなで集まって食事をするという文化に触れて、わが家のLDKもそんなイメージでつくってもらいました」とご主人。

 

中古で現在のマンションを購入したときに簡単なリフォームを行い、対面カウンターのあるセミオープンのキッチンに変更していましたが、作業スペースは奥まっていたため狭さや孤立感が気になっていたとか。

 

 

フルオープンに生まれ変わったキッチンは、ペニンシュラ型のレイアウト。システムキッチンは「トクラス」の製品を選びました。

 

素材や設備を調べに調べた奥さまですが、キッチンはあまりに種類が多いので大変なことになりそうと、あえてプランナーから提案された製品をチョイス。ワークトップの人造大理石が継ぎ目のないシームレスなつくりで、厚みがありきめが細かいところがプランナーの“推し”だったそうです。

 

 

キッチンの高さは、少し高めの90センチに。背面カウンターも同じ「トクラス」でトータルコーディネートしました。手前の冷蔵庫が出っ張らないように“面(つら)”を合わせて配置したのがポイントです。

 

Tさま邸では、リノベを機に初めてIHクッキングヒーターを導入しました。海外の住まいで、スイッチを切ってもしばらく熱いままの電熱線コンロを使っていたご経験から、「すごく快適に使っています。掃除もラクですね」と奥さま。

 

 

キッチン内部の壁面はキッチンパネル仕上げに。これが大正解だったそうで、「以前はゴミ箱の開閉だけで壁を汚してしまったことがあったので、汚れの飛び跳ねを気にせずに料理ができるのでとてもラクになりました」

 

収納力もたっぷりのキッチンになり、以前使っていた食器棚はフリマアプリで売ってしまったそうです~。すごい!

 

 

場所は変わって、こちらはLDKからアクセスする脱衣室です。洗面台を廊下に出したので、洗濯機が置ければOKと、コンパクトな広さに。

 

 

ユニットバスは「TOTO」の製品。廊下の幅を“死守”するために、どちらかというとサイズ優先で選んだそうです。

 

 

こちらはご夫妻の寝室です。壁と天井のクロスは、落ち着いたグリーンやグレーをチョイス。ベッドヘッド側にあった既存の収納を撤去して、新たにベッドの足元側にオープンクローゼットを新設。カーテンで目隠しできるようにしています。

 

正面右手の白い引き戸の奥はWICです。トイレの位置を移動して、新たに寝室から出入りするWICを設けました。

 

「和室を撤去した関係で押し入れもなくなったので、布団を入れておけるスペースが欲しかったです。スーツケースなど、洋服以外のものの収納場所として重宝しています」と奥さま。

 

 

左右幅をゆったりとったトイレは、イギリスをイメージしてカラーコーディネートしたそう。壁の版画は、廊下のものと同じシリーズで、東京・隅田川にかかる永代橋が描かれています。

 

 

当社の施工事例が依頼の決め手に

 

リノベを検討するようになった当時、雑誌で当社の「50代からのふたり暮らし」の施工事例のひとつを見かけコンタクトをとってくださった奥さま。「李朝家具が置かれているこぢんまりとしたお宅で、雰囲気がすごく好きでした」

 

ほかにも数社、相談に行った会社があったそうですが、「プランナーさんの年代が近く、暮らしに関する経験値がある女性だと思ったこと、ファーストプランがいちばんよかったことがSHUKEN Reさんにお願いする決め手になりました。初回の打ち合わせからマンションの管理人さんの連絡先を聞いてくださって、ていねいだなとも思いました」(ありがとうございます!)

 

 

ご入居からまだ約1カ月ですが、「住み心地は本当にいいですよ。快適です」とおっしゃってくださったご主人。ご主人は玄関から廊下にかけてのスペースが、奥さまはキッチンが特に気に入っているそう。

 

終始奥さまが、リノベの調べものや打ち合わせを「楽しかった!」とおっしゃってくださったのも印象的でした。

 

「年末にはリノベのお披露目会をしないと」とご夫妻ともににっこり。これからは、オープンキッチンで料理をしながら、広く開放的に生まれ変わったLDで皆さんと食事やおしゃべりを楽しめますね♪

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

取材・文/ライター志賀朝子

撮影/カメラマン清永洋