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"SHUKEN Re"

INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

WIDE & OPEN!

広さ100㎡超の中古マンションの一室を購入して、リノベに取り組んだTさま夫妻。大きなアイランドキッチンのあるLDKは、ソファやダイニングテーブルを置いてもまだまだ余裕たっぷりです。

 

通勤の利便性などから一度は横浜で新築マンションを購入されたそうですが、お子さんが息子さん(現在5歳)と娘さん(現在2歳)の2人になり、住み替えを考えるようになったとか。

 

 

「子ども部屋が2部屋必要になったことがきっかけのひとつです。また、親の老後を考えて近くに移り住んで、必要になれば同居もできるようにと、以前より広い住まいを自分の実家がある浦安で探し始めました」とご主人。

 

ゆったりとした広さが新居のこだわりのひとつだったのですね。さっそく、ゆとりのある広さが生かされたLDKからくわしく見せていただきましょう!

 

 

ご夫妻ともにいちばんのお気に入りは、ダークグレーのタイルで仕上げたリビングのテレビコーナー。高級感があって素敵ですね♪

 

「テレビまわりに異素材を使いたいとプランナーさんに伝えたら、両側にカウンター収納もある、せり出したようなデザインを提案してくれたんです」とご主人。

 

子どもの日を前に、カウンターにはちょうど兜(かぶと)飾りがありましたが、サイズがぴったり! それもそのはず、奥さまが事前に伝えた“ここに置きたいもの”の中に兜飾りがあり、ジャストサイズで造作することができました。

 

 

ダークグレーのタイルは「名古屋モザイク工業」のもの。大判タイルを使ったことで、洗練された雰囲気に仕上がりました。ご主人からは「わが家のシンボル的スペースです」とうれしいお言葉をいただきました!

 

 

広くて開放的な空間に、端正な白いキッチンがよく似合っていますね。システムキッチンは「パナソニック」のもの。「選択肢がありすぎると決められないので、見積もりを出してもらったリノベ会社さんがそれぞれおすすめするキッチンの中から選びました」と奥さま。

 

確かに、世の中に無限にあるキッチンをひとつひとつ吟味するのは大変! 予算感やサイズが考慮されたリノベ会社の“推し”のキッチンから選ぶというのは、忙しいかたには特にいいかもしれません。

 

 

「子どもがキッチンのカウンターの反対側に立ってお手伝いをしてくれることも。作業スペースが広いので、使い勝手はとてもいいです」と奥さま。

 

 

設置を迷ったオイルガード

 

実はコンロまわりに油はねを防ぐガラスのオイルガードを設置するかどうかで、夫婦間でちょっと“議論”があったとか。「オイルガードあり」を希望したご主人に対して、奥さまは「なし」を希望。

 

「天板のような水平面の拭き掃除はサッとできても、縦向きの垂直面の拭き掃除は大変なので好きじゃないんです(笑)。ガラスの汚れが目に入るのもストレスになるので、オイルガードはなしにしました」と奥さま。

 

 

コンロを使うときだけ市販の折りたたみ式の油はねガードを置いているそうで、コンロまわりはとってもきれい♪ オープンキッチンの開放感が損なわれないのもいいですね。

 

 

横並びの3口コンロが便利かつ安心!

 

「パナソニック」のキッチンといえば、横並びの3口コンロがおなじみです。「子どもが通りかかることもあるので、鍋の持ち手がカウンターから飛び出ないコンロの配置が安心です。ちょっとものを置けるのも便利ですね」と奥さま。

 

キッチン奥の壁ぎわにはウォールシェルフとカウンターを造作して、カウンター下には「パナソニック」のカップボードを組み込みました。左手の背の高い収納は既存を生かしたもの。扉にグレージュのシートを貼って雰囲気を合わせています。

 

 

もともと奥さまは、装飾用の枠材がついた框(かまち)扉に憧れがあり、キッチンも框扉のものにしたいと思っていましたが、予算の都合であきらめた代わりにカップボードで夢を実現。

 

ウォールシェルフには、メルボルン(オーストラリア)の人気カフェのカップなど、コーヒーアイテムが並んでいました。メルボルンは「コーヒーの街」として有名で、奥さまが以前に留学していた街だとか。

 

 

LDKの床材は「ナオステック」の製品をチョイス。既存の床の上に施工できる、3ミリ厚の薄い木質系フローリングです。

 

「予算の都合でほかの部屋の床材はすべてフロアタイルにしたのですが、LDKはフローリング材を使えてよかったです。この床材を扱えるのは、検討した数社のリノベ会社のなかで、SHUKEN Reさんだけだったんです」とご主人。

 

 

物件購入費用が予算オーバーだったこともあり、リノベ費用はできるだけ抑えたいと思っていたTさん夫妻。

 

奥さまいわく、「候補のリノベ会社にはこちらの希望を伝えつつも、高額になったら困るので、できる範囲でいいですと話していたんです。それでも予算オーバーの見積もりを出してくる会社が多かったのですが、SHUKEN Reのプランナーさんだけが予算内で見積もりを出してくれました」

 

「SHUKEN Reさんがいちばんきっちり考えて、できる限りの提案をしてくれて…」とご主人。その見積書を見て、ご夫妻で「ここだね!」と当社に決めてくださったそうです(ありがとうございます!)。

 

 

そして、LDKの一角にはハンモックも! お子さんからのリクエストかと思いきや、「僕のこだわりで…(笑)」とご主人。

 

邪魔になりそう…と奥さまは反対したそうですが、吊り元を2カ所から1カ所にすることで交渉成立。無事、設置することができました。遊びに来たお子さんのお友だちも大喜びだそうです。

 

 

LDKの一角にある洗面室と浴室は出入り口が2つあり、回遊できるつくりになっています。リノベ前は、左手の出入り口は廊下に面していましたが、リビングドアの位置を後退させて、2つの出入り口をどちらもLDK内に。

 

おかげで、廊下だった部分がLDK内に取り込めて、より広いLDKが実現できました。

 

 

もともと2ボウルのワイドな洗面台が設置されていた洗面室。壊して一からつくり直すとコストが上がることから、水栓とボウルだけ交換して、扉はシートを貼って化粧直しをしました。

 

シートの色は正面の壁の既存のタイルに合わせたので、統一感のある空間に。ワイドなサイズで収納スペースもたっぷりあるので、お子さんたちが中高生になっても、家族みんなでスムーズに使えそうですね。

 

 

ユニットバスは「TOTO」の製品です。浴室は奥さまメインで選んだそう。「アクセント用の壁は全面にも使えたのですが、いろいろシミュレーションをしてもらって1面だけにしました。共働きなので、機能面はとにかく『掃除がラク』にこだわって選びました」

 

 

ここからはLDKの外に出て、玄関からリビングドアまでの間のお部屋を見せていただきましょう! 正面に見えるのはリビングドア。右手の収納は既存を生かしたもので、ブラウンだった扉にシートを貼り、取っ手を交換しています。

 

「玄関に近い手前の収納内部にはハンガーパイプをつけて、コートクロークとして使えるようにしてもらいました」と奥さま。

 

 

こちらは、今は家族みんなで使っている寝室です。正面の壁の裏側がLDKのテレビスペースの壁にあたり、「壁をふかした分、こちら側に本棚をつくれますよとプランナーさんが提案してくれて、なんですかそれは!?って…(笑)」とご主人。

 

ベッドヘッド側の壁には、部分的に調湿性能のあるエコカラットタイルを張りました。床は木目柄のフロアタイル。濃いブラウンが落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

 

 

玄関ドアを入って左手の個室は子ども部屋です。左手の出入り口がある側の壁には、奥さまセレクトの和紙のような繊細な色柄のアクセントクロスを使いました。ここは来年小学校に入学する息子さんの部屋になる可能性が高いとか。

 

「勉強はリビングでしてもらう予定で、ここは寝るだけになりそうなのでフローリングにはこだわらなくてもいいかなと、低コストの木目柄のフロアタイルに。メリハリですね(笑)」と奥さま。

 

 

廊下をはさんで反対側のこちらの個室も将来の子ども部屋ですが、現在は在宅勤務用のワークスペースとして使っています。男女のお子さんどちらの部屋にもできるように、アクセントクロスはラベンダー色に。

 

現在出勤のペースは、ご主人が週3回程度、奥さまは週1回程度とか。ご夫妻ともに在宅勤務の日は、オンライン会議があるかたがこちらを使って、もうお一方はダイニングを使っているそうです。

 

 

トイレは便器と手洗いカウンターを一新。「以前の住まいでは手洗いボウルがスリムな長方形のもので、周囲が水浸しになるのがイヤだったんです。気持ち大きめの丸い形のものをリクエストして、掃除道具などを隠しておける収納つきの造作カウンターをつくってもらいました」と奥さま。

 

 

明るい雰囲気にして「夜怖くないトイレ」に

 

「友人が家を新築したときに、『子どもが夜ひとりでトイレに行っても怖くないように、トイレをかわいらしくした』と話していたんです。それを参考にして、息子が好きな黄色のアクセントクロスを使いました」

 

なるほど~! トイレの内装選びの参考になるご意見ですね。立てかけてあるフレームに、メルボルンのカフェのショップカードがコラージュされていたのも素敵でした♪

 

 

濃いブラウンだったシューズボックスは、「パナソニック」の白い製品に交換。明るいベージュの部分は、寝室と同じエコカラットタイル張りです。

 

「以前の住まいには玄関にものを飾れるスペースがなくて、収納量は減ってしまうんですけど、圧迫感をなくすためにも上にものが飾れる高さのものを選びました」と奥さま。

 

 

以上でTさま邸のお部屋をすべて見せていただきました。リノベを振り返ってご感想をうかがうと、「僕はもともと新築派だったので、リノベーションは“アンチ”だったんですよ(笑)」とご主人から衝撃的なコメントが!

 

 

新築派だったご主人もリノベに大満足

 

「最初は新築の戸建てを探していたんですが、浦安の場合、どうしても駅から遠くなってしまうんですよね。それで中古マンションを見るようになって、物件が豊富にあって、広い物件もあると分かったんです。いざリノベをやってみたらすごくきれいになったし、本当に希望通りにできたし、よかったです」

 

“アンチ”だったご主人に、「中古×リノベ」を選んでよかったとおっしゃっていただき、ホッとしました~!

 

 

1年半ほどお住まいになって、現在の住み心地をうかがうと、「すごくいいです!」と奥さま。

 

「以前の住まいは日当たりのよくない部屋が多くて、自然と足が遠のいて物置みたいになってしまっていたんです。この家はどの部屋も明るいので、全部部屋としてちゃんと使えているのがうれしいです」

 

 

ご主人にも「住み心地はめちゃくちゃいいですよ。日当たりもいいし、開放的でゆったりできるので、家に帰るとのんびりできます」とおっしゃっていただきました。

 

横浜からご主人のご実家のある浦安へ住み替えて、お姉さまや弟さん夫妻もTさま邸によく集まるとか。お子さんがのびのび遊べて、ご親族とも楽しい時間を過ごせる広いLDKから、Tさま一家のハッピーな暮らしがうかがえました♪

 

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

取材・文/ライター志賀朝子

撮影/カメラマン清永洋