公開日:2022-01-24 更新日:2025-01-21
リノベーション&リフォームを後悔しないための予算の立て方は? ケースごとにフローで解説
いざマイホームをリノベーションすることになった際、あなたはどのようなポイントから考え始めますか?
間取りやインテリアデザインなど、考えることはたくさんありますが、その中でも重要なのが「予算立て」です。予算を十分に検討して立てておかなければ、リノベーションを大失敗してしまうことも…。
そこで、今回はリノベーションをする際の予算の立て方について詳しく解説します。
持ち家の場合と中古物件を合わせて購入する場合の予算立てフローや、会社の選び方についても紹介していますので、「そろそろリノベーションの検討を始めたい」「中古物件に興味がある」という方は、ぜひ参考にしてください。
〈コラムのポイント〉
- ・契約前に施工会社と打ち合わせを重ねて、精度の高い予算を立てることが大切
- ・リノベーションを失敗しないためにも、業社選びはキーポイント
目次
失敗しないためには先ずは予算組みを
リノベーションは既存の建物を解体して行うため、いくら設計士などのプロであっても、着工してから予測していなかった事態が発覚することは少なくありません。
また、モデルルームが事前に確認できる新築とは異なり、工事が進んでいくうちに空間のイメージが固まるので、追加工事が発生することもあります。
ですから、契約・着工前に、しっかりと施工店と打ち合わせを重ねて、より精度の高い予算を立てておかなくてはいけません。また、ある程度の「予備費」も予算に組み込んでおくこともポイントです。
後悔のないリノベーションを成功させるためには、着工後に施工会社と工事内容に相違がないようにしておくことが重要!
そのためには、十分な設計図・見積書の精査と、しっかりとした予算組みがキーポイントとなるのです。
効率の良い予算の立て方は?
では、リノベーションの予算を立てる際には、どのような手順で進めていけばよいのでしょうか?
ここでは、既に所有している物件をリノベーションする場合と、中古物件の購入と合わせて進める場合、それぞれの手順を紹介します。
所有済み物件をリノベする場合
・古い物件の場合など、資料がない場合にはその旨を早めに把握しておく
・個人では持っていなくても、マンションの管理事務所が所有している場合もあるので要確認
・リノベーション会社の同規模のマンションリノベーションにかかった費用をリサーチしておく (複数社のデータを比較すると、相場などが分かりやすい)
・要望リストと物件の設計図書を提出のうえ状況や希望などをヒアリングしてもらう ・現地調査を行なってもらい、プランや見積もりの作成してもらう
・適正価格を比較検討するために、数社に相談するのがベストリノベーション以外にかかる費用をリサーチする
・提出された工程表を基に、工事中の仮住まい費用や家財品の仮置き用コンテナの価格を調べる ・引越し業社に見積り作成を依頼する
・ローンを利用する場合は、ラププランや見積書を基に金融機関へ仮審査を依頼する
・自己資金の場合は、ラププランや見積書時点で予算を確保できるか検討する ・各種補助金や助成金が使えるかリノベーション会社に相談する
依頼するリノベーション会社を決定する
・ラフプランをもとに詳細を打ち合わせる
・各建材や設備機器のショールームへ行き、採用する商品を絞り込む
・詳細プランや見積書と、資金計画(概算)の相違がないか確認
・着工後に発生する追加工事を見越して、10%程度の予備費を確保しておくと安心
中古物件を購入してリノベする場合
・立地条件や間取り、広さなどの条件を伝え、予算に合う物件をリストアップしてもらう
・会社ごとのリノベーション込みでの総費用感を確認しておく
・希望に近いリノベーションを実際に施工している会社の費用感を参考にすること
・新築販売時のパンフレットなどには間取りが記載されているため、物件担当者経由で管理会社から資料を取り寄せてもらう
・提出された工程表を基に、工事中の仮住まい費用や家財品の仮置き用コンテナの価格を調べる ・引越し業社に見積り作成を依頼する
・ローンを利用する場合は、物件購入費とリノベーションの概算を基に、金融機関へ仮審査を依頼する
・自己資金の場合は、物件購入費用とリノベーション費用を確保できるか検討する
・各種補助金や助成金が使えるか施工店(設計事務所)に相談する
・リノベーションの担当者に現地調査のうえで、プラン・見積・概略工程表を作成してもらう
・要望をまとめきれない場合は、オススメのプランを作成してもらう
・各建材や設備機器のショールームへ行き、採用する商品を絞り込む
・詳細プランや見積書と、資金計画(概算)の相違がないか確認
・着工後に発生する追加工事を見越して、10%程度の予備費を確保しておくと安心
失敗しないリノベーション会社選びのポイントは?
より正確で後から困らない予算立てをするには、業社選びは重要なポイントです。
どれだけ打ち合わせを密に取れるかや、こちらの要望を的確に汲み取ってくれるかなど、担当者レベルの相性は大切です。
しかし、それ以前に、あなたの理想を実現できる会社かどうかを見極めるポイントはあります。これから紹介する4つのポイントに注意して、相性の良い会社を選びましょう。
その① その会社の強みは何か
最近は中古物件が見直されてきているということもあり、多種多様な会社がリノベーション事業を行なっています。
ですから、会社を選ぶ際には必ずその会社の「強み」が何かを確認しましょう。その際には、あなたが何を重視するのかを明確にしておかなくてはいけません。
ライバルが多いため、安売りを全面に推し出している会社も少なくありませんが、最初からそのような会社に相談すると、使える建材や工法が限定されてしまう場合もあるため注意しましょう。
どうしても予算に限りがある場合には、各会社の施工事例で価格帯を把握して、業社選定に役立ててください。
その② 施工事例の豊富さ
施工事例の件数も会社選びのポイントです。「施工事例の数 = 実績・信頼度の判断基準」となるためです。
また、「お客様の声」などのフィードバックも必ず確認しましょう。打ち合わせや工事中の様子が垣間見れます。
そして、数だけではなくレパートリーの多さもチェックすると、スタッフが十分な知識を持っているかの参考にできます。
その③ デザインのテイスト
「強み」や「実績」に問題なくても、あなたのイメージするデザインを必ず実現できるとは限りません。
会社によって得意とするデザインが異なるためです。
その会社が手がけてきた事例が、理想のデザインテイストに合っているかを必ず確認するようにしましょう。
その④ アフターサービス
これから長く住むであろうマイホームの施工を任せるのですから、引渡し後のアフターサービスも重要です。
リノベーションの場合は、新築住宅と異なり工事に対しての保証期間は法律で定められていません。
住宅建築の場合、設備機器の保証と、施工会社による工事の保証は別に存在し、内容も期間もそれぞれ異なります。またリフォームは新築と違い、品確法のように法律(「住宅の品質確保の促進等に関する 法律」)で定められた特別な保証期間はありません。
民法(「瑕疵担保責任」)によって、最低限の保証サービスは受けられるものの、アフターサービスについては会社で異なります。
引渡し後も不具合があった際に気軽に相談できる体制がとられているかなど、契約前にチェックすることをおすすめします。
ワンストップなら契約までの打ち合わせをコンパクトに
私たちSHUKEN Reは、不動産購入の相談からリノベーションの設計施工までの全てをまとめてお手伝いするワンストップサービスを行なっております。
中古物件の購入から進める場合には、不動産仲介業者や金融機関、設計事務所、施工会社など…複数の業社と何度も打ち合わせを行わなくてはなりません。
また、それぞれの業社で情報共有が必要な場合も、施主様が間に立たなくてはいけないシチュエーションもあります。
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〈関連ページ〉 ワンストップサービスの詳細は下記ページをご覧ください。 SERVICE|ONE STOP
東京で後悔のないマンションリノベーションを始めるなら…
リノベーションは、新築のように価格や仕様がパッケージ化しておらず、一から施主様の理想に合わせてプランニングしていきます。
また、既存住宅の状態によっても、工事費用は異なります。ですから、契約前に打ち合わせやリサーチを重ねて、精度の高い予算を立てることはとても重要です。
工事を始めてから「予算オーバーだから妥協しなきゃ」ということがあっては、理想も住まいは実現できません。契約前から施工会社などと密にコミュニケーションを図って、良い人間関係を築くことが重要です。
私たちSHUKEN Reでは、物件選びから間取りプランのご提案までワンストップでお手伝いさせていただきます。
スピーディに中古住宅を居心地良い住まいにフルリノベーションしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。また、相談会や見学会など様々なイベント、リノベーションに関するWEBでの無料相談を随時実施しております。
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