公開日:2021-12-20  更新日:2024-12-18

中古物件を買って大失敗とならないための対策│リノベーションを成功させよう

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中古物件を買って大失敗とならないための対策

これから家族で暮らす中古物件を探すのは、どんな家に住めるのか、どんなリノベーションができるのか楽しみで仕方ありませんよね。

しかしその反面、希望にそった中古物件が見つかるのか、不安がよぎるのも当然です。新築ではなく中古住宅を購入するメリットはたくさんありますが、選び方によっては「買って大失敗!」となり兼ねません。これから長く住み続けるための家なので、買って大失敗とならないよう慎重に選んでいきたいものです。

 

では、中古物件を購入するとき、どのようなことに注意して購入すればいいのでしょうか?今回は4つの失敗例を元に、注意するポイントや回避する方法などを見ていきましょう。

 


コラムのポイント

・中古住宅を購入する判断が付けにくいのは、劣化や破損の状況が分かりづらいことが原因なので、それをできる限り判断する方法を理解しましょう。

・もし購入後に不具合や破損などが発覚しても、保証内容によっては売主に責任を負ってもらうことができます。


 


 

【大失敗例①】リノベーションの際に追加費用がかかった​

 

ダイニング

このリノベーション実例をもっとみてみる▶︎▶︎▶︎

リノベーションに費用を使いたいからと、中古物件の購入費用をできるだけ安く済ませたいという気持ちはよく分かります。しかし安さだけを優先して購入してしまうと、予想以上にリノベーションの費用がかさむ場合があります。リノベーションの前に補修工事が大掛かりな物になるでしょう。

 

購入した物件が安いということは、築年数もかなり経っており、販売してからなかなか購入者が見つからず値下がりをしたのかもしれません。また環境による劣化や、自然災害による被害も考えられます。もちろん実際の物件の評価よりも、お値打ちに販売されている中古物件はたくさんありますが、経験がないと見極めるのは難しいでしょう。

 

プロに相談し事前の確認を念入りに​


リノベーションの計画がある場合は、中古住宅の購入を先にするのではなく、リノベーションをする工務店に相談することから始めましょう。中古住宅の購入からフォローをする工務店であれば、リノベーション内容にあった中古住宅の見極めから、中古住宅の状況確認作業まで共有することができます。また予算を明確にすることで、中古物件の購入範囲も設定しやすくなるでしょう。

 

私たちSHUKEN Reのワンストップリノベーションは、中古住宅の物件探しからリノベーションまでをワンストップでお手伝いします。お気軽にご相談ください。

リノベーション計画の流れ▶︎▶︎▶︎

 

【大失敗例②】中古物件を購入後不具合が見つかる​

 

リビング

 

中古物件を購入してから、不具合が見つかることがあります。これが中古物件の怖いところですよね……。

どんなに確認をしたとしても、隠れている部分の劣化や破損が激しい場合もあるでしょう。

・白アリの被害が見つかる

・屋根の破損があった

・購入時にはガスが通ってなかったから確認ができなかったが、給湯器が壊れていた

・居住中に内見をしたので、家具などを設置していた場所のキズが分からなかった

・家具を置いていた床のひずみが酷い

・扉の開け閉めがしずらい

特に居住中の家を内見する場合は、売主に話が聞けるメリットがある反面、収納スペースの開け閉めがしにくかったり、家具などを外した状態が確認できなかったりとデメリットもあります。

 

契約時に保証内容を確認する​


建物の確認を念入りにしても、購入後に不具合が見つかる場合があります。特に購入後リノベーションをする場合は、専門の業者が隅々まで見ることになるので、問題が発覚しやすいでしょう。

その様な失敗を回避するためには、契約時の保証内容を確認しておきましょう。家を販売した後に発覚した故障や被害、破損や劣化などの責任は、売主に重くあると定めた「契約不適合責任」というものがあります。契約時に契約不適合責任があると安心なので、しっかりと確認しておきましょう。

 

【大失敗例③】中古物件の周辺環境がよくない​

 

寝室

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中古物件の評価ばかり気にしていたら、周辺環境が思った以上に悪くて大失敗となるケースもあります。

・実際に歩いてみたら、小学校・中学校までが遠かった

・近所のスーパーの品ぞろえが悪かった

・家の前の道路が、夜になっても交通量が多くうるさい

・ご近所間のトラブルが絶えない

・野良猫が多く敷地内に入ってくる

家の住み心地も大切ですが、周辺環境も生活の快適さに大きく影響します。特に戸建て住宅となると、近隣住人とのお付き合い問題も出てくるでしょう。

 

売りに出されている理由を聞いてみる​​


できれば売主か不動産の担当の方に直接、売りに出す理由を聞いてみましょう。正直に答えてくれるかは難しいところですが、一応の心づもりで聞いてみても損はありませんね。売りに出す理由がもし周辺環境に関することだったとしたら、その理由が家族にとってどう影響するかを考えれば、購入の判断になります。売主の方が家を離れるほどの理由だったとしても、自分達にとっては問題ないこともあるはずです。

 

また次のことも確認しておきましょう。

・近隣住人の方にお話をお伺いする

・日中だけでなく、夜の周辺環境も確認してみる

・近隣のスーパーや病院を確認する

・徒歩で通学通勤する家族がいる場合は、同じ時間の環境を徒歩で確認する

時間や曜日によって交通量は変わりますし、歩道の電灯が十分かなど夜でないと判断が付きません。生活するルーティンを考えて、周辺環境の確認をしていきましょう。

 

【大失敗例④】住んでから白アリの駆除が必要だった​

 

洗面台 リノベーション

 

「購入した中古物件の床下が白アリの被害にあっていて、柱が役目を果たしていない」なんてことになれば、修繕に大きな費用がかかります。中古物件に白アリの被害があるかは、表面的に腐食されていない限り判断が付けにくいところです。最終的には、専門の業者に床下に入って確認してもらうのが最善と言えるでしょう。

 

しかし全ての中古物件を業者の方にチェックして頂くとなれば、かなりの費用が掛かってしまいます。物件の選定も進まず、ヤキモキしてしまうかもしれません。

 

そんなときは白アリの被害にあってるかもしれない可能性を探してみましょう。白アリの被害にあっていないか確認するポイントは「白アリの好む湿気が高い環境になっていないか」です。気になる中古物件を内見するときに次の様な部分をチェックして、内容が確認できれば白アリの被害にあっている可能性があります。確認内容にヒットすれば、もし白アリの被害にあっていなかったとしても、あまりおすすめの物件とは言えませんね。

 

湿気の多い土地か確認​


まずは周辺と比べて、中古物件の建っている土地が低い位置にないか見てみましょう。雨が降った時を想定して、雨水が道路に流れ込んでくれるか、土地の敷地内に雨水が溜まりそうな箇所はないか確認していきます。雨の流れが悪かったり、逆に他の土地から流れ込むような位置に建っていると、湿気がこもりやすいだけでなく、浸水被害などへの不安も出てきます。

湿気の多い土地なのかは、周辺住宅との高さや、道路との高さなどと比べてみて、雨水の掃け具合をイメージしてみましょう。

 

長期的な雨漏りがないか確認​


雨漏りの原因は、屋根の破損・サッシの劣化・外壁、コーキングの劣化などが主にあります。そのため雨漏りが長期的に起こっていれば、壁や天井にシミができているので、目視で隅々まで確認していきましょう。原因である屋根の破損がないか、コーキングやサッシの劣化状況なども確認する必要があります。

長期的な雨漏りが起こっていると、湿気を含み木材の腐敗や白アリの被害にあいやすくなります。

 

かび臭くないか確認​


白アリが好む湿気の高い環境はカビが発生しやすいので、臭いもひとつの判断材料になります。気になる中古物件の内見に行ったときに、すぐ窓を開けるのではなく、各部屋のニオイを確認してみましょう。カビ特有のニオイがあれば、問題視するべきです。

カビが発生しているということは、湿度が高い環境となるので、白アリの被害が考えられます。もちろんクロスにまでカビが発生していたら、完全にアウトですね。

 

関連記事:​【リノベのポイント】失敗しない家づくりのコツ

 

まとめ│買ってから大失敗とならない対策をしましょう

 

物件探し

 

中古物件を買ってから大失敗した!とならないために、しっかりと対策を立てていきましょう。

・リノベーションを決めたら、プロに相談してから中古物件探しをはじめる

・購入後に発覚した不具合の責任を明確にするため「契約不適合責任」があるか確認する

・物件だけでなく周辺環境の確認もする

・白アリの可能性を判断するため、湿気が多い家でないか確認する

理想のリノベーション住宅を叶える中古物件を見つけて、おしゃれで快適な生活への一歩を進みましょう。

 

私たちSHUKEN Reのワンストップリノベーションは、中古物件探しからリノベーションまで一貫してお役に立ちます。予算立てやローンの組み方などのご相談もお受けしているので、お気軽にお問い合わせください。

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    SHUKEN Re 編集部

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