公開日:2021-07-10 更新日:2024-12-17
物件の探し方を解説│リノベーションに適した物件選びのコツ
これから中古物件を購入し、リノベーションを経て理想の間取りの家に住みたいと考えている人であれば、まず行うのが「物件探し」となるでしょう。リノベーションは通常の住宅購入とは少し異なり、リノベーションが可能である物件でなければなりません。
物件探しを慎重に行わないと、いざリノベーションにとりかかる際「壊せると思っていた壁が壊せなかった」などの問題が生じることがあるのです。今回は、リノベーションをする物件の探し方について、物件選びのコツなどを紹介していきます。
リノベーションに物件選びが重要な理由
「リノベーションは物件選びで9割決まる」という情報があるほどに、物件選びがリノベーションを成功させるためには重要となります。物件選びが重要な理由はいくつかあるため、これから物件探しをするという方はここで紹介することをあらかじめよく理解しておきましょう。
費用が大きく異なる
リノベーションには、新築住宅の購入に比べてコストを抑えることができるメリットがあります。たしかに費用は一千万単位で変わることもありますが、安い理由があるということを理解しておきましょう。築年数が古いことで耐震基準が古いものである、劣化が進みところどころ補修が必要であるといった理由から、大幅に価格が低くなっている可能性があるのです。
購入時にその点をしっかりと確認せずに購入してしまうと、あとになって追加で補強工事や耐震工事が必要となり、思わぬ費用がかかってしまう可能性があります。せっかくのローコストをムダにしてしまわぬよう、あらかじめ物件の状態をよく確認してから購入を検討しましょう。
耐震性など安全面にも関わる
日本は地震が多く、普段の暮らしでいつ大きな地震が起こるかはわかりません。新築住宅であれば最新の耐震基準を満たしているものがほとんどですが、中古物件の場合はまず耐震基準をちゃんと満たしているのか確認する必要があります。築年数から「新耐震基準」を満たしているかがわかるため、必ず購入前に確認しましょう。新耐震基準は1981年以降に建てられた物件に対して建築物の強度を大幅に見直した基準です。さらに、2000年以降に建てられた物件ではさらに耐震性が向上しているため安心だといえるでしょう。
物件によっては理想の実現できないことも
リノベーションは「新築のようなきれいな内装にしたい」「古民家のようなレトロな雰囲気を活かしたい」というような、住む人の理想を実現できるメリットがあります。ライフスタイルにあわせて間取りを自由に変更可能であるため、部屋同士の壁を撤去し広い空間にしたり、独立したキッチンをLDK一体のオープンキッチンにするなどの変更も可能です。
しかし、物件によってはできることが限られているためあらかじめ確認をしておく必要があります。たとえば、柱と梁で住宅を支える「木造軸組工法」であれば比較的自由に間取りを変更できますが、壁など「面」で支える工法の場合、壁が抜けなかったり新規で開口部をつくることができない可能性があるのです。物件によっては理想のデザインや間取りにできない可能性もあるため、購入前にしっかりと確認をしましょう。
物件探しはどうすればよいか
リノベーションに適した中古物件を探す際、どのような探し方があり、どこに相談すればよいのか分からないという方もいるでしょう。リノベーション向きの物件の探し方にはいくつかの方法があります。一番オーソドックスなのはリノベーションまでを「ワンストップ」で対応できる不動産会社に直接問い合わせる方法です。
最近では、中古物件探しからリノベーションまでを一貫して対応できるワンストップサービスを提供する不動産会社も増えています。実際にリノベーションにかかる費用や工事に関する詳しい相までできるためおすすめですが、リノベーションの部分(または物件仲介)は他社に外注するパーシャル型のワンストップという形態が実は多く、最終的な見積もりに外注費が含まれことがほとんどなので、物件から設計、さらには施工まで責任をもって社内一貫で対応できるオールワンストップの会社に相談するとより良いでしょう。
物件選びで失敗してしまう例も
リノベーションに憧れ、実際に物件を購入したが思わぬ失敗をしてしまったという声もネット上には存在します。物件選びで失敗してしまう人はおもにどのような点で失敗をしてしまうのでしょうか。ここでは、実際にやってしまいがちな物件選びの失敗例を紹介していくので、同じような失敗をしないよう物件探しのヒントにしてみてください。
設備が思った以上に古かった
見た目がきれいであるために購入を検討した物件が、配管や下地などの見えない部分の劣化が激しく修繕に費用がかかってしまったという例は多いようです。基本的に築年数が古い物件ほど価格は安くなりますが、その分設備も古いものとなります。そのため、中古物件を購入してのリノベーションは予算に補修費も含めて計算しなければなりません。後になってから大きな出費が増えてしまったとならないよう、購入時に設備のチェックは欠かせないでしょう。
暮らすうえで逆に不便になった
キッチンは作業台やシンクが大きい方が使い勝手がよいと思われがちですが、使う人の身体にあわせた最適なサイズでないと高さが低かったり、逆に大きすぎることでかえって動線が遠くなってしまい不便です。リノベーションの際は、新築の購入時と同じく実際に普段の生活をイメージしながら動線を確保できるような間取り設計をすることが重要となります。大きければよい、広ければよいというわけではなく、住む人によってそれぞれ適したサイズがあることを覚えておきましょう。
完成形がイメージと違った
リノベーション業者を選ぶ際、金額だけで決めてしまうのはよくありません。せっかく理想の家のイメージをもっていても、実際に完成した家がイメージと異なってしまうこともあります。デザイナーに家のイメージを伝える際には特に話し合いを重ねることが重要です。また、会社のホームページに過去に施工例がある場合には自分のイメージやセンスと近しい業者を選択するとよいでしょう。デザインのセンスが合わないとイメージと違う家になったり何度も修正する必要があり、そうなってしまうと費用も時間もかかるため効率が悪くなってしまいます。
まとめ│SHUKEN Reは物件探しからお手伝い致します
リノベーションに向いている物件を探す際、物件探しからリノベーションまでワンストップで行っている業者を選ぶのが良いでしょう。物件探しは専門家による調査が必要になる項目もなかにはあるため、一般の人がすべてを完璧にこなすことは難しいです。また、リノベーションにおいては何にいくらかかり、そもそも希望が叶うのかなど、建築の知識などが必要になるため、通常の不動産会社ではカバーしきれない部分もあります。物件購入後のリノベーション打ち合わせで「リノベに必要な残り予算が…」などというのはよくある話です。物件探しを始める際には、リノベーションまで信頼できる業者を探しましょう。
今回の記事を参考に、リノベーションに適した物件探しをしてみてください。SHUKEN Reのワンストップリノベーションはあなたのリノベーション希望に向く物件探しから、ローンのご相談、リノベーション(設計・施工)までをワンストップで行っています。ぜひ、物件探しでお困りの方はWEB&店頭にてお気軽にご相談ください。