公開日:2025-03-05 

マンションの内覧会のチェックリスト【中古・新築】持ち物やがっかりしないための注意点も解説

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マンションの内覧会のチェックリスト【中古・新築】|持ち物やがっかりしないための注意点も解説

 

「マンションの内覧会では、どんなチェックリストを用意したらいい?」と疑問をお持ちの方へ。

 

マンションの内覧会でスムーズに物件の状態を確認するには、チェックリストが欠かせません。

 

そこで今回は、マンションの内覧会のチェックリストを「中古マンション」と「新築マンション」に分けて解説します。

 

マンションの内覧会の持ち物リスト・所要時間・流れなどもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

 

この記事のポイント
  • ・マンションの内覧会のチェックリストを「中古マンション」と「新築マンション」に分けて解説します。
  • ・マンションの内覧会の持ち物リスト・所要時間・流れをご紹介します
  • ・「中古マンションの場合はマナーを大切にする」など、マンションの内覧会後にがっかりしないための注意点をお伝えします。

 


 

■マンションの内覧会とは

 

マンションの内覧会とは

 

マンションの内覧会とは、物件の引き渡しや購入前に物件の状態を確認することです。

 

新築マンションと中古マンションでは、以下のように「内覧会」の目的やチェックすべき内容に違いがあります。

 

「内覧会」とは

  • ・新築マンション:物件の契約者を対象として引き渡し前に契約通りに建築されたか確認する
  • ・中古マンション:物件の購入申し込み前に建物の内部を見学する

 

新築マンションは建物完成前に契約するケースが多く、契約内容と施工内容が合っているかを内覧会で確認します。

 

一方、中古マンションは既に物件が完成しており、購入申し込み前の内覧会で物件の情報収集をするのが一般的です。

 

また、内覧と似た言葉に「内見」がありますが、内見とは物件を探す際に建物内部を見学することです。

 

「内見」は中古や賃貸マンションの「内覧」とほぼ同義語で、同じように使用される場合があります。

 

 

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■中古マンションの内覧会チェックリスト【51項目】

 

中古マンションの内覧会チェックリスト【51項目】

 

中古マンションの内覧会のチェックリストは、以下のとおりです。

 

【共用部分】

種類 チェックポイント
外観 □ 目立つひび割れや汚れはないか
□ 第一印象は好みか
□ 鉄筋は露出していないか
エントランス □ 清掃が行き届いているか
□ 掲示板にトラブル情報が貼り出されていないか
□ ポストは壊れていないか
□ ポストはセキュリティが確保されているか
□ 宅配ボックスの数は十分か
□ 防犯カメラはあるか
□ 管理スタッフの勤務形態はどのようになっているか
共用廊下 □ 清掃が行き届いているか
□ 入居者の私物が放置されていないか
□ 玄関ドアを開けた際に問題なく通れるか
□ 電球などの消耗品はきれていないか
バルコニー □ 広さは十分か
□ エアコンの室外機は設置できるか
□ 手すりにサビが発生していないか
□ 外から丸見えになっていないか
管理状況 □ 大規模修繕は定期的に実施されているか
□ 修繕履歴の一覧をチェックできるか
□ 修繕積立金の金額は適切か、未納はないか
その他 □ 新耐震基準(1981年6月1日以降に建築確認を受けている)か
□ ゴミ捨て場はきれいか
□ 駐車場・駐輪場は適切に使用されているか
□ エレベーターの数は十分か
□ 植栽は整えられているか
□ 気になるニオイはしないか

 

 

【専有部分】

種類 チェックポイント
室内 □ ドアや窓の開閉はスムーズか
□ 天井・壁・床にキズや汚れはないか
□ 床にきしみがないか
□ 床や壁に傾きがないか
□ 床や壁に水漏れの跡はないか
□ 収納スペースは十分か
□ エアコンやコンセントの位置は適切か
眺望・日当たり・風通し □ 騒音は気にならないか
□ 日当たりは十分か
□ 周囲に気になる建物がないか
□ 2箇所以上から外気を取り込めるか
間取り □ 狭さを感じないか
□ 生活・家事動線はスムーズか
水回り □ ニオイ・カビは発生していないか
□ 収納スペースは十分か
□ 水栓は壊れていないか
□ 水圧は弱すぎないか
□ 給湯器はいつ交換したか
リノベーション □ 間取りはどこまで変更できるか
□ 壁や柱は取り除けるか
□ 水回りの場所移動は可能か
□ 水回りの設備や配管の修繕はされているか
□ 水回りに段差はないか
□ 天井裏スペースは活用できるか

 

中古マンションの場合は「共用部分」と「専有部分」の両方の使用状況をチェックして、気になる劣化がないか確認しましょう。

 

加えて、不動産仲介会社にリノベーションできる範囲を聞いておくと、購入後のミスマッチを回避しやすくなります。

 

上記のチェックリストを参考にしながら、ご自身で確認したい項目を追加して、内覧会当日に持参するとよいでしょう。

 

 

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■新築マンションの内覧会チェックリスト【31項目】

 

新築マンションの内覧会チェックリスト【31項目】

 

続いて、新築マンションの内覧会のチェックリストは、以下のとおりです。

 

種類 チェックポイント
外観
エントランス
共用廊下
□ 目立つキズや汚れはないか
□ 床面のシートに浮きはないか
室内 □ コンセントや窓などの配置は図面通りか
□ ドアや窓の開閉はスムーズか
□ ドアや窓の鍵に不具合はないか
□ ドアや窓に隙間がないか
□ 窓ガラスに割れている箇所はないか
□ 天井・壁・床にキズや汚れはないか
□ 天井高は合っているか
□ 床にきしみがないか
□ 床や壁に傾きがないか
□ 収納の扉や棚板などにがたつきがないか
オプション □ 契約通りに施工されているか
間取り □ 部屋の形状や配置は図面通りか
水回り □ 目立つキズや汚れはないか
□ 壁との継ぎ目に隙間やコーキングのはみ出しはないか
□ 水圧は弱すぎないか
□ 水栓は正常に動作するか
□ 換気扇は正常に動作するか、音は大きすぎないか
□ 排水に異常はないか
□ 給排水管に水漏れはないか
□ 収納の扉や棚板などにがたつきがないか
□ 鏡に割れている箇所はないか
バルコニー □ 目立つキズや汚れはないか
□ 塗装の乱れはないか
□ シートの浮きがないか
□ 排水溝にキズがないか
□ 物干しに不具合はないか
その他 □ 駐車場・駐輪場は図面通りか
□ トランクルームの扉はスムーズに開閉できるか
□ 共用部分のメンテナンス費用や周期はどの程度か

 

新築マンションの場合は、「キズや汚れがないか」「図面や契約通りに施工されているか」「オプションが契約通りか」などをチェックするのがメインです。

 

上記のチェックリストを参考にしながら物件を確認して、キズや傾きなど気になる部分はマンションの販売会社や施工業者に伝えましょう。

 

 

■マンションの内覧会の持ち物リスト

 

マンションの内覧会の持ち物リスト

 

マンションの内覧会で効率よくチェックを進めるためにも、以下のようなアイテムを持っていきましょう。

 

マンションの内覧会の持ち物リスト

  • ・間取り図(コンセントの位置などを確認する)
  • ・チェックリスト(確認したい項目をまとめたリストを持参する)
  • ・メジャー(インテリアの参考に室内を採寸する)
  • ・スリッパ(靴下の汚れを防止する)
  • ・懐中電灯(棚の隅などをチェックする際に使用する)
  • ・水平器(床や壁の水平垂直精度を確認する)
  • ・タオル(給排水のチェック後に水を拭き取る)
  • ・メモ帳やペン(気になる箇所などを記入する)
  • ・デジカメやスマートフォン(キズや凹みなど指摘箇所を撮影する)

 

持ち込みたい家電やインテリアが決まっているようであれば、サイズを記載したメモを用意しておき、実際に配置できるか内覧会でチェックするのがおすすめです。

 

中古マンションでは売主さまが暮らしているケースもあります。

 

写真の撮影は必ず売主さまの許可を得てからにしてください。内覧中は不動産会社スタッフや売主さまに失礼のないようマナーを守って内覧をしましょう。内覧のマナーについては次章で解説します。

 

また、間取り図やスリッパなどは不動産仲介会社が用意してくれる可能性もあるので、あらかじめ確認しておくとスムーズです。

 

 

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■マンションの内覧会の所要時間・流れ

 

 

マンションの内覧会の所要時間はおよそ1〜2時間が目安で、場合によっては3時間前後かかるケースもあります。

 

まず、中古マンションの内覧会の流れは以下のとおりです。

 

中古マンションの内覧会の流れ

  • ・不動産仲介会社の店舗などで担当者と打ち合わせ
  • ・マンションへ移動
  • ・マンションの見学
  • ・不動産仲介会社の担当者と購入の意思などの確認
  • ・解散

 

中古マンションに売主さまが居住中の場合は、見学の調整に1〜2週間の時間がかかる可能性があるため、早めに内覧の申し込みをしましょう。

 

続いて、新築マンションの内覧会は以下のような流れで進めます。

 

新築マンションの内覧会の流れ

  • ・マンションに集合
  • ・販売会社や施工業者から内覧会の進行方法についての説明
  • ・室外や室内設備の取り扱い説明
  • ・施工状況のチェック
  • ・指摘事項を販売会社や施工業者へ伝達
  • ・再内覧の確認
  • ・解散

 

販売会社や施工業者によって進め方が異なる場合があるので、事前に確認しておくと安心です。

 

また、新築マンションの内覧会は、引き渡しの約1ヶ月前に実施する傾向にあります。

 

 

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■マンションの内覧会後にがっかりしないための注意点

 

マンションの内覧会後にがっかりしないための注意点

 

最後に、マンションの内覧会後にがっかりしないための注意点を解説します。

 

それぞれのポイントを押さえて、内覧会の時間を上手に活用しましょう。

 

 

中古マンションの場合はマナーを大切にする

 

中古マンションの場合は内覧会の際に売主さまが居住しているケースも珍しくなく、見学時は以下のようなマナーを心がけましょう。

 

中古マンションの内覧会でのマナー

  • ・写真を撮る際には確認をとる
  • ・収納や扉が閉まっている場所を勝手に開けない
  • ・インテリアなどに触れない
  • ・スケジュールや時間を守る
  • ・価格などを直接交渉しない
  • ・大人数で参加しない
  • ・手土産は持参しない
  • ・トイレを借りない
  • ・失礼になるような発言や感想は避ける など

 

売主さまとの信頼関係が築けるように、中古マンションの内覧会では上記の点に注意しましょう。

 

また、物件に関する感想などは内覧会後の不動産仲介会社との打ち合わせで共有するため、見学中に売主さまに直接伝えるのは避けるのが無難です。

 

 

十分な時間を確保する

 

納得いくまで物件をチェックしたり、不動産仲介会社と打ち合わせしたりする時間を考慮すると、内覧会当日は十分な時間を確保しておくことが重要です。

 

内覧会前後に予定を入れるのは避け、マンションの見学に集中できるようにしましょう。

 

また、内覧会当日は時間に余裕を持たせて、マンション周辺の環境や最寄駅までの道のりなどをチェックするのがおすすめです。

 

 

気になる点は積極的に質問して疑問・不安を解消する

 

マンションの引き渡し後や購入後に後悔しないためにも、気になる点は積極的に質問して疑問・不安を解消しましょう。

 

ただし、中古マンションで売主さまが住んでいる場合は、見学中に質問するのはなるべく控えて、見学後に不動産仲介業者に確認するのがベターだといえます。

 

新築マンションは引き渡し後の不具合は対応してもらえない場合もあるので、内覧会の際に小さな疑問・不安でも解消しておくことが大切です。

 

 

 

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■まとめ

 

マンションの内覧会のチェックリストは中古マンションと新築マンションで内容が異なり、中古マンションでは「清掃が行き届いているか」などの項目があります。

 

マンションの内覧会は1〜2時間が目安ですが、物件を丁寧にチェックするためにも余裕を持ったスケジュールで参加しましょう。

 

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    SHUKEN Re 編集部

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