公開日:2022-05-21 更新日:2024-07-04
キッチン移動のスケルトンリフォーム・リノベーション実例
水回りの中でも家事とのかかわりが深いキッチンは、移動することでグッと使いやすくなるケースが多いです。
今回はキッチン移動で暮らしやすく変身した、スケルトンリフォーム・リノベーション実例をたくさんご紹介します。
一口にキッチン移動と言ってもさまざまなパターンがありますので、ご自宅に合ったプランを考えられるようにしましょう。
■キッチン移動のこだわりポイント
まずはキッチン移動の際に考えるべきポイントを3つ紹介します。
ポイント①:スムーズな動線
キッチンの向きや位置を変える際は、今よりスムーズな家事動線を作ることを意識しましょう。
家事動線とはお料理や配膳の移動ルートのことで、距離が短いほど家事時間の短縮につながります。
キッチン移動で家事動線が伸びてしまうケースもあるため、今より不便にならないようしっかりシミュレーションする必要があります。
キッチン・コンロ・冷蔵庫のワークトライアングル、ダイニングテーブルとの距離感など、実際の家事シーンを想定して考えてみましょう。
ポイント②:たっぷり収納
キッチンを移動することで、使いやすい位置に十分な収納量を確保することもできます。
例えば壁付けキッチンを対面レイアウトにすると、振り返ってすぐ出し入れできる便利なカップボードを増やせます。
同じレイアウトだと増やせる収納量には限界がありますが、ちょっとした移動で大きく改善できるケースも多いです。
キッチンの収納が足りずお悩みの方は、移動も視野に入れて考えてみましょう。
キッチン収納の考え方はこちらのコラムでも解説しています。
ポイント③:開放的な視界
キッチン移動で大きく変わるお料理中の視界も、ぜひこだわりたいポイントの一つです。
お料理中も家族やお友達と会話したい、お子さんを見守りたい方は、リビングが見渡せる位置にキッチンを移動するのがおすすめです。
同じキッチン配置でも、半個室・オープンなどレイアウトによって視界と開放感は変わります。
毎日の活力となる食事を作る大切な場所ですから、明るく・楽しくお料理できる配置を考えてみましょう。
■キッチン移動のパターン
・向きを変える
キッチンの位置は大きく変えず、向きとレイアウトだけを変えるのは比較的お手軽なパターン。
給排水管や換気ダクトを延長する必要がないので、費用も抑えられる方法です。
上の間取り図のように壁付け⇒対面レイアウトに変えるだけでも、使い勝手やデザインを大きく向上できます。
・レイアウトを変える
こちらも大きく位置は変えず、キッチンのレイアウトだけ変更するパターンです。
お料理スタイルに合わせたレイアウトに変更することで家事効率がアップします♪
・間取り変更+場所移動する
一番変化が大きいのは、間取り変更に伴うキッチン移動パターンです。
キッチン単体では理想の動線やデザインが作れないときは、マンション全体でトータルコーディネートするのが効果的です。
他の部屋とのスムーズな動線をつくることができれば、全体の家事効率がアップしますよ♪
■キッチン移動のスケルトンリフォーム実例
私たちSHUKEN Reがお手伝いしたスケルトンリフォームの中から、さまざまなパターンのキッチン移動実例をピックアップしました。
詳細ページにお住まい全体の写真やデータもあるので、気になったお家はぜひチェックしてみて下さい。
実例①:対面⇒対面
対面キッチンの向きを90度変え、リビングとテレビを見渡せるひろびろとしたレイアウトになりました。
単なるキッチンの移動だけでなく、LDK全体のレイアウトを考えた素敵なプランニングですね。
ペニンシュラ型の対面キッチンは、カウンターとダイニングテーブルを使い分けられて配膳効率もばつぐん♪
冷蔵庫ごと生活感を隠せる大型のパントリーも、キッチン移動で生まれたスペースです。
実例②:対面⇒壁付け
孤立感が出やすいセミクローズドの対面キッチンを、ひろびろ使いやすいL型の壁付けレイアウトに変更したお住まいです。
壁付けキッチンはダイニングテーブルへの動線や必要スペースの面で優れていて、お料理スタイルによっては対面よりマッチするケースも多いです。
L型になったことでワークスペースと収納力がアップし、ホワイトにまとめたことで圧迫感なくおしゃれに仕上がりました。
実例③:壁付け⇒対面
昔の独立壁付けキッチンは動線が悪く、お料理中お子さんが見守りにくいレイアウト。
オープンな対面キッチンに変更することで、子育てと家事を両立しやすくおしゃれな間取りに変身します。
対面キッチンもカウンターの立ち上がりを調整すれば、生活感が見えにくくおしゃれな雰囲気をキープできます。
お料理中のキッチンからはリビング・ダイニングどちらも視界に入り、お子さんを見守りながら家事もこなせますね♪
実例④:壁付け⇒対面二列型
事例を見る:Case131「Living with Cat」
元のダイニング部分を広く使い、大きな二列型対面キッチンに変更しました。
事例を見る:Case131「Living with Cat」
シンクキャビネットに横並びダイニングテーブルのレイアウトは、配膳効率が良く間取りのコンパクト化も実現。
事例を見る:Case131「Living with Cat」
オープンレイアウトの開放感はそのままに、出入り口を絞ることでリビングと自然にゾーニングもしています。
実例⑤:壁付け⇒対面アイランド
キッチン移動と間取り変更で、動線効率の良い対面アイランドキッチンが実現しました♪
最小限のキッチン移動で、左右から出入りできる使いやすいアイランドキッチンに。
振り返れば手が届く使いやすいカップボードも、キッチン移動で生まれたアイデアです。
■マンションでもキッチン移動は可能?
鉄筋コンクリート造マンションのキッチン移動は、建物構造や管理規約によってできるかどうか変わります。
床下や壁裏の配管スペースが無いと、物理的に移動できないケースもあります。
管理規約で間取り変更が禁止されている場合も移動はできません。
中古マンションを買ってリノベを検討している方は、物件選びの際にキッチン移動できるかもチェックしましょう。
一般の方が判断するのは難しいので、お部屋の図面をお持ちになって私たち施工店にご相談ください。
SHUKEN Reでは、リノベーションベースとなる中古マンション選びもお手伝いしています。
■キッチン移動しなくても良い間取りは作れます
キッチン移動は理想の間取を作る手段の一つで、絶対に必要なことではないと覚えておきましょう。
たとえマンション側の問題でキッチン移動できなくても、間取りや設備の工夫で暮らしやすい間取りは作れます。
逆にキッチン移動で使いにくくなってしまうケースもあります。
移動せず費用を抑えて使いやすい間取りも作れますので、いろいろなアイデアを臨機応変に採り入れてみましょう。
■まとめ
今のキッチンの使い勝手や収納力にご不満がある時は、間取り変更や水回りの移動も含めてプランを考えてみましょう。
必ず移動したほうが良いわけではありませんが、動線や収納を上手に配置できれば素敵なキッチンに生まれ変わるケースもあります♪
先入観を持たず、キッチン移動も一つの選択肢として検討してみてくださいね。
東京・千葉・神奈川エリアでキッチンリノベをご検討の際は、私たちSHUKEN Reにぜひご相談ください。
たくさんのリノベーションをお手伝いした経験豊富なスタッフが、お客様の理想をお伺いしてピッタリなプランをご提案いたします。
浦安・恵比寿・世田谷の店舗では、オリジナル造作キッチンを見ながらご相談も可能です。
オンライン相談会も開催していますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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