中古マンションのリノベーションを後悔しないための注意点は?| 会社選びのポイントも解説
マンションリノベーションは、近年多くの人からの注目が集まっており、その物件数は年々増加しています。しかし、残念ながら皆さんが満足できるリノベーションをできているとは限りません。
インターネットなどで検索すると「後悔」や「失敗」というキーワードを見かけます。しかし、マイホームのリノベーションは人生でも一度きりという人が大半でしょう。
そこで、今回は中古マンションのリノベーションを後悔しないためのポイントや、物件選びの注意点について詳しく解説します。
これから物件選びを始める方や、リノベーションを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
〈コラムのポイント〉
- マンションリノベーションを成功させるためには、不動産会社やリノベーション会社選びが重要。
- 物件を購入する前に、本当に住みやすいかどうかを十分シミュレーションしなくてはいけない。
Contents
リノベーションを失敗してしまう原因は?
リノベーションを失敗する原因は、ほとんどの方に共通しています。主な原因は下の3つです。
- 着工後に予算が大幅にオーバーしてしまった
- マンション規約を確認せず、間取りやデザインに制限ができたり、ご近所トラブルになった
- 間取りを設計会社に任せてしまい、住み始めてみると生活にフィットしなかった
まず、リノベーション工事と新築工事の大きな違いは、着工してからプランや工事内容が大きく変わる可能性があるという点です。
設計士はプロの視点で既存の見えない部分も想定してプランニングをします。しかし、どうしても解体してから問題が発覚する場合も少なくありません。
ですから、リノベーションの予算を立てる場合には、ある程度の予備費を準備しておくと良いでしょう。最初から予算ぎりぎりでプランニングしてしまうと、着工後に資金が不足して、理想を諦めなくてはいけなくなるかもしれません。
そして、必ず確認しなくてはいけないのが「マンション規約」です。マンション規約では工事内容や内装の仕様に制限があることが多く、工事範囲や使用できる建材が決められています。
それを守らずに施工してしまうと、後から解体してやり直さなくてはいけません。また、決められた建材を使わないことで、近隣から騒音などの苦情が出て、トラブルに発展することも…。計画段階で、規約は細部まで確認しましょう。
そして最もよくあるのが、プランを業者に全て任せてしまうという失敗です。打ち合わせ時間を十分に取れないと、間取りやデザインをデザイナーに丸投げしてしまいたくなりますが、いざ住み始めると色々な不具合が見つかることも少なくありません。
流行を知り建築的知識の豊富な専門家からアドバイスを受けることは大切ですが、将来の生活を想定し、細部まで要望を出すことも大切です。設計段階から、ご家族でそのお部屋でどのような暮らし方をするのか、十分話し合いましょう。
リノベーションをする際の注意点は?物件選びのポイント4つ
リノベーションを成功させるためには、物件選びにも注意しましょう。そこで、重要なポイント4つを紹介します。
その① 共有部の管理状態
物件選びでまず確認すべきポイントが、「共有部の管理状態」です。築年数が古くても管理体制が整っていれば、共有部がきれいに整備されていますし、逆に新しいマンションでも管理がずさんだと、資産価値も下がってしまいます。
購入する前に、管理会社を通して、修繕計画書や積立金計画書を確認したり、エントランスホールや廊下、ゴミ置場など確認できる範囲でしっかりと状況を見ておきましょう。
その② 構造のタイプ
フルリノベーションを希望する場合には、マンションの「構造タイプ」も重要なポイントになります。マンションの主な構造は次の2つです。
- 壁式構造
- ラーメン構造
壁式構造は5階建て以下の低層マンションに用いられ、壁(面)で力と耐力を維持します。
ですから、間仕切り壁を大幅に撤去したり、大きな開口部を設けることが難しく、プランニングに制限があります。その代わり、大きな梁や柱がないため、室内がすっきりしている点がメリットです。
一方、ラーメン構造は柱と梁がしっかりと接合されフレーム化しており、耐力壁などがなくても耐力を維持できます。そのため、間仕切り壁のないダイナミックな大空間が実現できます。
近年ではマンションの高層化やLDKが一般化していることもあり、このラーメン構造の物件が大半を占めています。
つまり、広々としたワンルームにしたい場合には壁式構造の物件では不可能ですし、梁などを見せたくない場合にはラーメン構造の物件だと、造作工事が増えてしまいます。
その③ 配管の状態
中古マンションを探していると「リノベーション済み」という物件を見かけることも多いでしょう。しかし、そこで注意しなくてはいけないのが、排水管や給水管の状態です。
炭素鋼鋼管の寿命は20年程度、比較的新しいビニル管でも、寿命は30年程度です。部分リノベーションの場合は、新築当初から配管が交換されていない場合もあるため、購入時には出来るだけ配管の現状を確認すると良いでしょう。
また、古いマンションですと排水管がスラブ下(下の部屋の天井裏)に配管されている場合もあり、水回りの大幅な移動が困難な可能性もあります。
その④ 管理規約による制限の有無
先ほど、失敗する原因でもお話しした通り、マンションの管理規約では工事内容や内装材の制限などが細かく決められている場合もあります。デザインや間取りにとことんこだわりたい方は、規約を事前に確認しておくと良いでしょう。
また、工事に取り掛かるまでに、管理組合の承認を受けなくてはならずある程度の審査期間が必要な場合もあります。引越し時期が決まっている場合には、そちらについても早めに確認してください。
購入前に本当に住みやすいか確認しましょう
マンションを購入する際に、理想の立地かどうか、日当たりは十分か、広さは適切かどうかなど、皆さんそれぞれ重視するポイントは異なるでしょう。
しかし、それら以外にも快適に生活するためには、事前にチェックしておいた方がいいポイントがあります。
まず、そのマンションが住宅以外の用途で使われることがないかという点です。最近は、所有する物件を民泊として貸し出したり、オフィスとして使うケースが増えています。そのような場合には、住民以外の不特定多数の人が出入りする可能性が高いため、防犯を重視する人は特に注意してください。
また、BSやCSが受信できるかどうかや、インターネット環境に制限がないかも注意点です。特に、古いマンションですと棟全体の電気容量に限りがあるため、各戸で契約できる電気容量に上限がある場合も多いです。
これらについては、引越し後に個人の希望で変更することは難しく、不動産情報だけでは分からない場合もあるので、仲介業者に細かくチェックしてもらうことをおすすめします。
不動産会社選びも重要なポイント
リノベーションに適した物件選びには、どんな不動産仲介業者に依頼するかもポイントになります。なぜなら、会社によって得意不得意があるからです。
マンションリノベーションを失敗しないためには、建築的視点を持った会社に相談することをおすすめします。
物件選びの段階から、担当者と工事内容を見据えて綿密にコミュニケーションを取れれば、いざ購入してから思い通りにリノベーションできないという失敗を避けられます。また、早い段階でプランナーやデザイナーの意見を聞ける環境も重要です。
物件探しからリノベーションまで任せられるワンストップがおすすめ
忙しい人にとって、不動産仲介業者・設計事務所・施工会社それぞれと十分な打ち合わせ時間を確保することは困難でしょう。
また、万が一打ち合わせを進められたとしても、それぞれの間で情報共有がされずに、お客様が伝言役を担わなければいけない場合もあります。
リノベーションを念頭に置いた物件購入の場合には、工事するのに適している物件かどうかや、工事費用を含めた資金計画を相談できるかがポイントです。
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