リノベーションで実現するDINKsのおしゃれな暮らし|間取りのポイントや事例を紹介
DINKs(ディンクス)とは“Double Income No Kids”の略で、日本語に訳すと「子供のいない共働き家庭」という意味になります。DINKsの方の場合、住まいに通勤の利便性やプライベートを充実させることを求める方も多いでしょう。そうなるとやはり便利なのが都会での暮らしです。しかし、便利でおしゃれなエリアで新築住宅を見つけるのはなかなか大変…。そこでおすすめなのが中古物件をお好みに合わせてリノベーションする方法です。そこで、今回はDINKsにおすすめのリノベーションについて詳しくお話しします。
〈コラムのポイント〉
- ・交通の便など立地を重視するDINKsには、都心の中古マンションがおすすめです。
- ・中古マンションのリノベーションなら、ライフスタイルに合わせて間取りを工夫でき、デザインにもこだわれます。
- ・DINKsの方がお互いに暮らしやすい部屋にするためには、間取りを検討する際にいくつかのポイントを抑えなくてはいけません。
Contents
DINKsに中古マンションのリノベーションをおすすめする訳とは?
近年はお互いのキャリアを尊重して、ご夫婦やカップルだけの充実した生活を選択する世帯も多く、DINKsは増加傾向にあります。では、そんなDINKsの方にとってどうしてリノベーションがおすすめなのでしょうか?ここではその理由を紹介します。
その① 低コストで好条件の物件が手に入る
お子さんのいないご夫婦・カップルの方にとって、通勤時間しやすく休日に繁華街へ出かけやすい都心での生活は理想的ですよね。しかし、好条件の新築物件はどうしてもハイコストに…。ところが、ある程度築年数の経った中古物件であれば、新築よりもずっとお得な価格で購入できます。また、ファミリー世帯が選ばない北向きの物件も、夜にしか自宅にいないDINKsの方にとっては大きなデメリットにならないため、さらに好立地の物件を購入できる可能性もあります。
その② ライフスタイルに合わせてカスタマイズできる
新築物件は、大多数の方が暮らしやすいように“無難な”間取りとデザインに設計されます。しかし、リノベーションなら自由な空間作りが可能なので、リモートワークor通勤など住む方のライフスタイルに合わせた間取りにでき、内装デザインにも徹底してこだわれます。
その③ 将来の生活に合わせて変更しやすい
現時点ではDINKsでも、将来的にお子さんが生まれたり、どちらかの介護が必要になったりと将来に向けて生活が大きく変わる可能性があります。ですから、老後の生活を想定してフレキシブルな間取りにしておくことは重要です。特にマンションはバリアフリー性が高いため、末長くお二人で生活したい方におすすめします。
その④ デザインにこだわれる
中古物件をリノベーションする最大のメリットは、内装工事に多くの予算を充てやすいという点です。「とにかくおしゃれな生活をしたい」そんな方は、とことん素材やデザインにこだわれるリノベーションがおすすめです。リノベーションで、本当に気に入った物だけを取り入れられる生活をぜひ実現してください。
DINKSにぴったりの物件とは?
では、DINKsの方が物件選びをする際のポイントとは何でしょうか?やはり交通の便や価格面を考慮すると、中古マンションがおすすめです。中古マンションを選ぶ際には次の3つのポイントをチェックしましょう。
- ・大きすぎずコンパクト(30〜60平米程度)な物件
- ・ペット可の物件
- ・セキュリティが万全な物件
まず、大きすぎるファミリー向けの物件は万が一価格が安くてもあまりおすすめできません。なぜなら、床面積が広いほどリノベーション費用もかかってしまうためです。また、住み始めてからも掃除やメンテナンスの手間がかかるため、共働き世帯にとっては大きな負担となります。予算が潤沢に用意できる場合でも、広さよりも立地条件などを重視して、コンパクトで無駄に広すぎない物件を選びましょう。
ペットが飼えるかどうかも重要なポイントです。今はペットを飼っていなかったとしても将来的に飼う可能性がある場合は必ず管理規約などをチェックしましょう。ただし、物件によってはペット可であっても、サイズや品種を限定している場合もあるため注意してください。
共働きのご家庭にとっては、セキュリティ面も欠かせないポイントになります。特に、日中不在にしがちな方は管理人常駐であったりオートロック付きの物件が安心です。ただし、立地環境や在宅勤務の有無によってはセキュリティ面を重視する必要がない場合もあります。物件を決める際は、周辺環境のチェックや長期的なライフスタイルの検討をしてから決断しましょう。
DINKSが暮らしやすい間取りのポイントは?
マイホームの購入は、大半の方にとって人生に一度きりの大イベントです。ですから、住み始めてから後悔しては悲しすぎます…。そこで、DINKsの方が住みやすい間取りのポイントを3つ紹介します。
その① それぞれの個室は必須
いくら仲の良いご夫婦・カップルであっても、リモートワークや趣味の時間のためのスペースは必ず必要になります。また、最近は生活リズムの違いから寝室を分ける方も多いです。そのため、最低でも個室を2つ以上確保できる間取りにしましょう。お互いの生活リズムが大きく違う場合は、個室同士を離す工夫も必要です。どうしてもスペースに余裕がない場合は、お互いがフレキシブルに使えるフリースペースを作るのもおすすめ!間取りを決める際は、そこでどのような暮らし方をするかを十分に話し合ってから決断しましょう。
その② リラックス空間にはお互いの希望を取り入れる
リビングなどリラックスするための空間には、必ずお互いの希望を取り入れましょう。どちらかの意見を尊重してしまうと、後悔することになりかねません。趣味のアイテムをリラックス空間に持ち込まないように徹底することもポイントです。共有スペースに個人のものを置き始めてしまうと、一気に生活感が出て、おしゃれさが半減してしまいます。
その③ ファミリークローゼットで家事負担軽減
多くの共働き世帯にとって揉め事の原因になるのが「家事分担」でしょう。特に、掃除や洗濯は忙しい毎日の中できちんとこなすことが大変です。そこでおすすめなのが、ファミリークローゼット。お互いの洋服などを一つのクローゼットに収納することで、洋服をしまう手間をできるだけ省けます。また、広めのクローゼットであれば掃除道具も一箇所にまとめられるので、誰でもすぐに掃除ができ、効率的です。さらに、日用品などをストックすることもできるため、忙しいDINKsの方はぜひファミリークローゼットを検討してみましょう。
DINKsにぴったりのリノベーション事例3選
私たちhowzlifeは、おしゃれな都会生活を送りたいDINKsにぴったりのお部屋を多く手がけてきました。そこで、特徴的な事例を3つ紹介します。
こだわりインダストリアル
こちらは築16年も中古マンションをフルリノベーションした事例です。トイレや浴室などの水廻り空間を挟んでそれぞれの個室を配置し、日当たりのいい場所にお二人でゆっくり過ごせる広々としたLDKを設けました。
無垢材やヴィンテージレンガ、モルタル、ステンレスなどの素材を各所に取り入れることで、流行りのインダストリアルデザインに仕上がっています。新築分譲マンションでは出せないナチュラル&ヴィンテージな雰囲気は、ご夫婦のセンスを感じさせます。
また、洋服好きのご夫婦のための広めなファミリークローゼットもポイント。収納している服をショップのように見せられるようにしました。このように、住む方の趣味趣向やライフスタイルに合わせて自由にプランニングできるのがリノベーションの魅力です。
黒壁ヴィンテージ
当初は東京西部の物件を探していたご夫婦ですが、ご予算に合い日当たりが最高な築33年の物件が23区内で見つかったので購入を決断されました。決して新しくきれいな物件ではありませんが、その特徴を生かしてヴィンテージ感のあるお部屋に仕上げました。こちらの事例は個室は一つしかないものの、ご夫婦が自由に使えるフリーな空間を設けたため、それぞれの趣味を楽しんだりリモートワークする際にも利用できます。
設備機器や内装材に個性を出せるのも、リノベーションならではのポイントです。こちらの場合は、キッチンとリビングダイニングの床材を変えて空間を分けたり、壁の色を一部ダークグレーに塗ることでメリハリを付けています。また、ご夫妻自ら探してくださったアンティークドアもおしゃれな雰囲気を演出しています。
天井は躯体コンクリートをむき出しにし、キッチンは厨房を思わせるステンレス製のものを採用。カフェのような洗練されたインテリアが魅力的です。内装デザインに選択肢の少ない新築マンションではここまでのオリジナリティが出せません。それぞれの素材や色合いにとことんこだわれるのは、リノベーションだからこその特徴です。
事例の詳細はこちらをご覧ください。▶︎▶︎▶︎
マンチェスター・スタイル
こちらはご夫婦のこだわりが詰まった他にはない間取りが特徴的な事例です。リビングに面した洋室の間仕切り壁には大きな開口部が設けられ、窓のない室内にまで陽の光が差し込みます。
玄関を入ると直接仕事場にアクセスでき、自転車も置けるように床はコンクリート打ち放しになっています。お仕事の来客があっても、プライベート空間を通ることなく打ち合わせをすることもできるため、まさに在宅勤務にぴったりの間取りです。
インテリアは全体的に「モルタル+ステンレス+ウッド+スチール」をコンセプトとし、照明器具や家具にまで徹底的にこだわってインダストリアルな空間に仕上げています。素材にこだわるとコストがかさんでしまいますが、築年数の古い中古マンションなら予算の大半を内装にかけられます。また、中古マンションならではの“味”もインテリアの要素の一つになり、リノベーションしたてでも長く住んでいるような安心感が感じられます。
事例の詳細はこちらをご覧ください。▶︎▶︎▶︎
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