デザインリノベーションなら
"SHUKEN Re"

コラム

【中古マンション】人気のリフォームとその費用はいくら?|リノベーションとの違いとは

公開日:2022/11/26  更新日:2022/11/29

リビング

 

中古マンションの魅力は、「新築に比べ、費用を抑えつつ購入できる」部分です。

 

そして今は、ただ物件を購入するのではなく、リフォームやリノベーションなど「物件に一手間加え、理想の住まいにする」方が増えています。

 

「購入で抑えられた費用をリフォームやリノベーションに・・・」と考えていても、どこに手を加えたらいいのか。

 

どのくらいの予算があればいいのかなど、疑問に感じてしまうのが正直な所でしょう。

 

今回は、中古マンションで人気のリフォームとその費用についてクローズアップしてみましょう。

 

費用の目安を知ることで、リフォームのプランも立てやすくなります。

 

リフォームとは、どんなことができるの?

 

リフォームとリノベーションでは、どんな違いがあるの?など、知りたい・知っておきたい情報を集めました。

 

理想の住まいづくりにぜひ、お役立てください。

 

このコラムのポイント

・人気のリフォーム箇所を知ることで、目的や目安も立てやすくなります。

・方向性が決まることにより、リノベーションを視野に入れるなどの可能性も広がります。

・いろいろな選択肢を取り入れ、理想の住まいを目指しましょう。

 

 

リフォームとリノベーションの違いはどこ?

 

造作家具

 

中古マンションの購入などを調べていると、「リフォーム」や「リノベーション」というフレーズをよく目にします。

 

古くなったものを快適にするとは知っていても、「そのふたつの違いは?」と尋ねられると、明確には分からないと思う方も多いでしょう。

 

「リフォーム」や「リノベーション」は、今ある空間の補修や改善、居住空間の心機一転など、さまざまなことに活かされています。

 

確かにこのふたつには、「そこで暮らす方の生活を快適にしてくれる」という根底があります。

 

「リフォーム」や「リノベーション」にはどのような違いがあるのかを見ていきましょう。

 

 

リフォームとリノベーションの違いは

 

コンクリートの天井のマンション

 

リフォームとリノベーション。このふたつには、「こう違う」というしっかりとした「規定」はありません。

 

しかし一般的には、

 

○ リフォーム(reform) ・・・「制度や組織の改革・改善」として使われており、「経年劣化などで古くなった家の改装や改修・修繕=住宅が失ってしまったマイナス部分を補修してゼロ(フラット)に戻す」

○ リノベーション(renovation) ・・・「修復・再生」として使われており、「既存の建物に対して、自分たちの思う付加価値や機能を追加しながら、新たな生活空間を提供する=ライフスタイルに合わせて新たな価値をプラスする」

 

というイメージに使われることが多いようです。

 

リノベーションイメージ    

 

一般的に使い分けをされてはいますが、リフォームとリノベーションのどちらも「暮らす人への快適性の向上と幸せの提供」という目的には違いがありません。

 

このふたつを分けるのではなく、ふたつをうまく活かし合いながら選択することが大切なのです。

 

 

人気のリフォームとその費用目安

 

リノベーション・リフォーム図面

 

中古マンションなどは新築マンションとは違い、建ててから年数が経過しているため、どうしても劣化が目立つ部分も多くなります。

 

しかし住宅購入にかけられる費用には限りがあり、「どこからどこまで」というように線引きが必要となる場面も多いのです。

 

ここでは人気のリフォームとその費用目安について、解説していきましょう。

 

 

リフォーム要望の多い空間とは

 

中古マンションを購入して、リフォームする。

 

今まで暮らしていた住まいをリフォームするなど、そのきっかけは人それぞれです。

 

実際に住宅の機能低下などを感じた時、「人気の高いリフォーム」箇所はどこなのでしょうか。

 

毎年、調査が行われている「住宅市場動向調査」では、下のようなデータが公表されています。

 

人気リフォーム箇所

出典:経年変化比較表(リフォーム住宅)|政府統計の総合窓口(e-Stat)

 

実際にリフォームを行った箇所では、1位は「トイレ(24.2%)」に続き、「浴室(20.4%)」「居間(19.5%)」「キッチン(18.5%)」「主寝室(11.7%)」「玄関(10.7%)」となっています。(令和3年度結果)

 

調査する年度により順位は変動しますが、キッチンや浴室などを含む「水回りリフォーム」は通年人気が高い傾向にあります。

 

それは、住宅の中でも使用頻度が高く、最も使い勝手が要求されるスペースであることも要因のひとつでしょう。

 

そのためさまざまなメーカーが、「清潔に保てる」「汚れやカビが付きにくい」などの技術面の向上に力を入れています。

 

確かにリフォーム自体には費用が発生します。

 

その一方、新しい設備に交換することで「メンテナンスのしやすさ」や「維持費の軽減」など、費用を上回る効果も期待できるのです。

 

 

人気リフォーム箇所の費用目安

 

中古マンションを購入してリノベーションしたキッチン

 

リフォームをした場合「どのくらい費用がかかるの?」という点は、1番気になる部分かも知れません。

 

しかしリフォーム費用は、工事をする場所や使用する資材の種類・グレードなどで大きく異なります。

 

一般的な費用相場は、以下のとおりです。

 

<一般的な部位別費用相場の目安>

リフォーム部位 リフォームの相場目安
キッチン 150~300万円
浴室 100~150万円
トイレ 20~40万円
洗面室 20~40万円
リビング・ダイニング 150~450万円
フローリングの上張り・張替え 60万〜100万円前後
和室から洋室に 50~100万円
フルリフォーム(間取りの変更なし) 600万円〜
フルリフォーム(間取りの変更あり) 1,000万円~

 

一般的にリフォーム工事の内容や費用は、マンションの築年数によっても変化します。

 

例えば築年数が浅い場合、損傷箇所の補修や交換のみで済みますが、年数が経過していると床や壁紙・その他の損傷箇所が見つかるなど、範囲が広くなるケースも多いのです。

 

近年は築年数に限らずリノベーショするケースも増えましたが、築20年以上の物件では、フルリフォームを検討するケースが少なくありません。

 

ご自身の希望や物件の状況に合わせ、リフォーム箇所を検討していくことが重要です。

 

 

リフォームの特徴とリノベーションでの施工例

 

リフォームを選択するスペースにより、その特徴も変化します。

 

人気の高い水まわり系である「キッチン」「浴室」のリフォームの特徴とリノベーション事例をご紹介します。

 

キッチン

 

中古マンションを購入してリノベーションしたキッチン

事例を見る:「Smart & Simple」

 

リフォームの相場目安:150~300万円

 

キッチンのリフォーム費用は、システムキッチンのグレードによっても価格が大きく変化します。

 

例えば、システムキッチンのみならず、浴室、トイレなどの水回りから、窓、ドア、インテリア、エクステリアなど住宅全般の建材製品を開発・販売している「LIXIL」の場合、

 

○ シエラS:58万円~77万円

○ ノクト:78万円~110万円

○ リシェルSI:101万円~238万円(令和3年10月現在)

 

となっており、価格面での開きもありますがデザイン性や機能面でも違いが現れます。

 

 

リノベーションで+αした「キッチン」

 

中古マンションを購入してリノベーションしたキッチン

 

 例えばこちらのお住まいのように、キッチンを新しくするだけではなく「リノベーションでキッチンの脇にパントリー空間」を設けるのもおすすめです。

 

中古マンションを購入してリノベーションしたキッチン

 

使いやすい工夫と高い収納力を持たせることで、キッチンスペースをいつまでも快適に保つことができます。

 

リビングから見るキッチン

事例を見る:「SQUARE」

 

また、リビングから見える部分に窓というアクセントを持たせることで、空間にメリハリを生み出してくれます。

 

「キッチンを壁付けからアイランド型に」「キッチンの間取りを変える」などレイアウト変更が加わる場合、配管工事や他のスペースの工事も必要となります。

 

そのため、余裕を持った資金計画を立てることが大切です。

 

 

浴室

 

リノベーションしたバスルーム

 

  リフォームの相場目安:100~150万円

 

マンションでの浴室リフォームの主流は、ユニットバスの交換です。

 

お風呂を含め住宅設備関係は、デザイン性・機能性などの技術も年々進化しており、マンションリフォームに特化したユニットバスも販売されています。

 

最新式のユニットバスにリフォームすることで、快適性もアップします。

 

○ 節水効果に優れたシャワー

○ 床や排水溝など、お掃除のしやすい工夫

○ バリアフリーを考えた技術の向上

 

など、幅広い年代の方でも使いやすく、使う人の立場に立ったアイデアがたくさん施されています。

 

 

リノベーションで+αした「浴室と洗面室」

 

中古マンションを購入してリノベーションした洗面室

事例を見る:「ファミリー☆インダストリアル」

 

浴室のリフォームに合わせて洗面室を使いやすくリノベーションするのも、おすすめです。

 

洗面室は、洗剤や洗濯かごなど、細々としたものが多くなる空間です。

 

中古マンションを購入してリノベーションした洗面室

事例を見る:「Downtown Kitchen Studio」

 

 小物もしっかりとしまえる収納力に「ランドリースペース」などのアイデアを取り入れることで、さらに使いやすい空間へと生まれ変わります。

 

 

リフォームをリノベーションにしたら、どう変わるの?

 

間取り

 

リフォームの場合、キッチンではシステムキッチンの交換。

 

浴室では、ユニットバスの交換のように「単体」で考えるケースが多いのが現状です。

 

リノベーションの場合、リフォームに+αの工夫を施すため、

 

○ 物件の広さ

○ リノベーションする範囲

○ 間取りやデザイン

 

などによっても、使用する建材や工事にかかる費用も変化します。

 

リフォームのように改修が必要な部分だけを行うことも、ひとつの方法です。

 

一方、費用負担を抑えつつ暮らしやすい環境を手に入れるなど、自分らしい工夫を加えられることは「リノベーションの醍醐味」です。

 

リノベーションであれば、ライフスタイルやご自身の希望に合わせ「デザインや間取りを変更させる」ことができ、費用に合わせリノベーションプランを調整することも可能です。

 

自分たちの声にならない思いもくみ取ってくれる!そんな物件探し・資金計画・リノベーションのプランまでトータルに相談できるワンストップリノベーション会社を探してみるのも方法のひとつです。

 

ワンストップリノベ

ワンストップリノベについて詳しくみる

 

 

まとめ:リフォーム・リノベーションまでワンストップで最適なプランを

 

GALLERY APARTMENTビフォーアフター

 

リフォームには、リフォームの良さがあり、リノベーションにはリノベーションだからこそ感じられる良さがあります。

 

しかしただリノベーションをしたからといって、全てが使いやすくなるとは言いがたいでしょう。

 

ご自身の希望やその空間でどのような暮らしがしたいのかにより、リノベーションの方向性も変化します。

 

リフォーム・リノベーションであっても重要なのは、しっかりとしたパートナーを選択することです。

 

新築とは違い、長い年月を過ごしてきた建物には、見えない部分にも傷みや劣化が隠れています。

 

○ 直さなければいけない箇所をしっかりと対策できる「判断力と技術力」

○ いろいろな物件に対して行ってきた「実績」

○ お客様の言葉にできない思いをくみ取り形にする「経験やノウハウ」

 

などの点から、自分たちに合うパートナーを選んでみましょう。

 

しっかりとしたパートナーを選ぶことは、快適な住まいにするための第一歩なのです。

 

「こんな風に暮らしたい」「こんな住まいにならないかな?」など、ぜひ1度プロに相談してみませんか。

 

  予算立てやローンの組み方などのご相談もお受けしていますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

▶︎リノベーション計画の詳細についてはこちら

 

無料相談会

監修者情報

SHUKEN Re 編集部

SHUKEN Re 編集部

住宅リノベーション専門家集団が、単に情報をまとめただけの簡易的な記事ではなく、真剣にリノベーションを検討している読者に役立つ、価値ある中身の濃い情報をお届けしています。

詳しいプロフィールはこちら