不燃材料とは
火災時に燃えにくく、建築基準法で定められた安全基準をクリアした建材を「不燃材料」といいます。具体的には、コンクリート、鉄鋼、石膏ボードなどが該当します。
不燃材料を使うメリットは、火災の延焼を防ぎ、住宅の安全性を高める点にあります。万が一火災が発生した場合でも、被害を最小限に抑えられます。また、耐火性能の高さから住宅ローン控除や火災保険料の優遇を受けられる可能性もあります。
一方、木材などの自然素材に比べて費用が高くなる傾向があります。内装に使う場合は、素材によっては冷たい印象を与えてしまうこともあるため注意が必要です。
リノベーションやリフォームで不燃材料を使う場合は、キッチンや階段など火を使う場所や、延焼を防ぎたい場所に使用するのが効果的です。内装材として使用する場合は、他の素材と組み合わせることで空間の印象を調整できます。