JIS規格とは

JIS

リノベーション・リフォームにおいて、JISは重要な規格です。

JISとは日本工業規格（Japanese Industrial Standards）の略称で、製品の品質や安全性を保証する国家規格です。建材や設備機器の選定時に参考にされ、品質管理や性能評価の基準となります。

住宅設備や建築資材においてJIS規格適合品を使用することで、耐久性や安全性が確保され、長期的な住宅の品質向上につながります。例えば、断熱材のJIS規格では熱伝導率や耐火性能が定められており、省エネ性能や防火性能の向上に寄与します。

リノベーションやリフォームの際、JIS規格品を採用により、建築基準法や住宅性能表示制度への適合が容易になります。また、施工精度の向上や工期短縮にもつながり、コストパフォーマンスの向上が期待できます。

一方で、JIS規格品は一般的に高価であり、予算制約がある場合はコストアップの要因となる可能性があります。また、デザイン性や独自性を重視する場合、規格品では制限が生じることもあります。

耐震性能や防火性能など、安全性に関わる部分では積極的にJIS規格品を採用し、意匠性を重視する部分では柔軟に対応するなどの工夫が必要です。

GLOSSARY
リノベーション用語集