鉄骨造(重量鉄骨)とは
鉄骨造の中でも特に柱や梁に厚みのある鋼材(鉄骨)を用いる構造です。一般的に、建築基準法施行令では、軸組の圧縮材の断面積が100㎠以上、厚さが6㎜以上のものを指します。高層ビルや大規模な工場、倉庫などに採用されることが多い構造です。
鉄骨造は、木造に比べて耐震性・耐火性・耐久性に優れており、間取りの自由度が高いというメリットがあります。
反面、建築コストが高額になりやすく、断熱性や遮音性に配慮が必要になるという側面もあります。
リノベーション・リフォームでは、スケルトン状態にして構造体を活かしながら、間取り変更や内装デザインを自由に行うことができます。既存の間仕切り壁や設備に制約されにくいので、開放的な空間や個性的なデザインを実現しやすいのが魅力です。ただし、鉄骨の錆びや腐食には注意が必要です。防錆処理や断熱材の施工を適切に行うことで、建物の寿命を延ばし、快適な住空間を実現できます。