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この記事の見所ポイント
- 明るさと眺めのよさを求めて、タワーマンションの上層階へ住み替え
- 光をたっぷり取り込める風通しのよい住まいがテーマ。愛猫の快適さも大切に
- 框(かまち)デザインの建具や折り上げ天井など、海外風のエレガントな意匠を採用
- 広々としたオープンキッチンは、窓からの景色を眺めながら作業ができる開放的な配置に
- キッチン~洗面室など、空間同士をつなぐ動線が充実。どこにいても移動がスムーズ!
- 多趣味なご夫妻に合わせて、スポーツ用具などがたっぷり収まる納戸もプラン
「眺めがよくて明るい雰囲気の住まいに移りたい」と、タワーマンションの低層階から同じエリアにある別のタワーマンションの上層階へ移り住んだYさま夫妻。
息子さんが就職を機に独立し、空いた子ども部屋を活用できずにいたことや、不要な持ち物を整理して、いったん暮らしをリセットしたいという思いも住み替えのきっかけになりました。

2面に大きな窓があるLDKは、理想どおりの明るさと開放感♪ Yさまのリクエストで採用した折り上げ天井も、ラグジュアリーな雰囲気満点です。
最寄り駅が同じ別のタワマンに住み替え
住み替えにあたっては、現在暮らす横浜市内の物件だけではなく、都内も含めたさまざまな物件を検討したそうですが、「20年以上暮らしてきた地域なので、僕も妻もそれぞれコミュニティがあるんです。結果的に、同じ駅の周辺で物件を見つけられてよかったです」とご主人。
ご夫妻はそれぞれ地域のテニススクールに所属されているそうで、奥さまはお仕事を退職され、「今はテニス中心の毎日です」とにっこり。ほかにもハンドメイドやコーラスのご趣味を持ち、ご夫婦おふたりではゴルフやスキーを楽しむなど、アクティブな毎日を送っていらっしゃいます。


現在はご夫婦ふたり暮らしのYさまですが、長年一緒に暮らしてきた2匹のネコちゃんも大事な家族のメンバーです。 “茶トラ”がチャチャくん(画像上・オス・13歳)で、白黒の“はちわれ”がマルちゃん(画像下・メス・12歳)。どちらも同じ保護団体から引き取ったそうです。

LDの窓辺には、リノベで内部が収納になったステップ付きのベンチを造作。チャチャくんとマルちゃんのお気に入りの居場所で、ここからよく外の景色を眺めているとか。
リノベにあたって、Yさま夫妻には「風通しがよく、部屋のすみずみまで外光が取り込める住まいにしたい」という大きな希望がありましたが、さらに「愛猫たちが暮らしやすい住まいに」という希望も。ネコちゃんたちが家じゅうを自由に行き来できるように、室内ドアはすべて開け放しておきやすい引き戸にしました。

LDには格子付きのテレビボードも造作しました。下部が空いたフロートデザインは、圧迫感がなく広々感じられて掃除もしやすい……とメリットがいっぱい。

壁を囲むようにL字形に設けて、キャビネットや棚板はステップ状に設置。キャットウォークとしても機能するデザインにしました。

テレビボードの後ろ側はLDとゆるくつながるフリースペース。以前この場所にあった洋室を撤去して設けました。

フリースペースは、息子さんが帰ってきたときにエアーベッド(空気を入れてふくらませて使う簡易ベッド)を置いてゲストルームとしても活用中。
「ふだんはネコの部屋になっていますが(笑)、ウォークスルークローゼット(WTC)の出入り口近くでもあるので、着替えや洗濯ものを畳む場所としても重宝しています」と奥さま。

バルコニー側を向いていたセミオープンキッチンは、90度回転させてLD向きのフルオープンキッチンに一新しました。この配置はもともとYさまが希望していたもので、「ほかの業者さんからは『配置は変えないほうがいいですね』と言われたのですが、SHUKEN Reさんはサッと迷いなく『変えられます!』と言ってくれたんです」と奥さま。ご主人も「こちらの要望をいちばん汲んでいただけそうだったのがSHUKEN Reさんでした」
オープンルームでの丁寧な説明も決め手に
奥さまがネットでリノベ会社を探していたときに、ネコのいるお宅の事例が目に留まり、当社を知ってくださったそう。「施工事例がたくさんあるので、きっと経験豊富なのでは?と思いました(笑)。横浜市内の物件のオープンルームにもうかがい、実際の空間を見ながら『こんなこともできますよ』と説明していただいて、ぜひこちらの会社にお願いしたいなと思いました」(ありがとうございます!)。

キッチンと背面のカップボードは「トクラス」の製品です。ディスポーザー対応のキッチンを選ぶ必要があったことや、奥さまのご親戚のお宅で目にした同社の人造大理石シンクが使いやすそうだったことから、こちらのキッチンを選んだそう。
木目を生かした落ち着いた内装と相性がよく、汚れも目立ちにくいことから、扉材はグレー系のニュアンスカラーに。背面側の吊り戸棚はあえておそろいにせずに木目調にしたのも素敵ですね。丸いペンダントライトは、当社の施工事例で見たお宅を参考にしたそうです。

キッチンのLD側には天板のすぐ下に「見せる収納」を楽しめるスペースもあり、奥さまがコレクションされているガラスの小鳥たちが並んでいました♪「飾る場所ができてうれしいです」と奥さま。間接照明を付けるとさらに映えますね。

キッチンの扉材はクラシカルな印象の框(かまち)デザインを採用。息子さんが小さいころは戸建ての輸入住宅に暮らしていたYさま夫妻。今回のリノベで、改めてヨーロッパ調のデザインが好みということに気が付いたそうで、建具の多くは框デザインのものを採用しました。
「以前のマンションにも食洗機が備え付けられていたのですが、マンション仕様の小さめのものだったんです」とご主人。今回は、ストレスなく使える大容量の「ミーレ」を採用しました。「フライパンやお鍋のふたまで入るので、とても便利です。細かいものは最上段のカトラリートレイが役立ちます」と奥さまも太鼓判を押します。

キッチンの向きを変更し、洗面室や浴室の位置を変更したことで、キッチン~パントリー~洗面室を行き来できる動線が誕生。上の画像はパントリーからキッチンを見たところです。パントリー内部にも「トクラス」のカップボードを設置し、家電の定位置をつくりました。

こちらは洗面室からキッチン&パントリー方向を見たところです。乾燥機を使わず外干しするものもあるため、バルコニーへの動線はばっちり!

洗面台で譲れなかったのは「ダブルボウル」だったとか。以前の住まいで使い慣れていたことや、つけ置き洗いなどに重宝するので、新居でもダブルボウルにこだわりワイドな洗面台を造作しました。
「デザインはピンタレストなどでイメージに合うものを探したのですが、海外の事例が参考になりました。それをプランナーさんにお見せして、こんなイメージでデザインしてもらえないかとお願いしてつくっていただきました」

こちらは、便器の向きを90度変更して広さを確保したトイレです。「ふだんは扉を開け放しておきたい」という奥さまの希望に合わせて、“お部屋らしさ”を意識した空間に。ミントグリーンのクロスがさわやかです♪

スペースを広げたことで、洗面台クラスのしっかりした手洗いも新設できました。壁面の白いタイルは調湿&消臭機能のある「エコカラット」。レリーフ模様がお気に入りです。

こちらはトイレの出入り口付近の廊下です。物入れの下部はネコちゃんたちのトイレコーナーに。猫砂は水洗トイレに流せるものを使っているので、トイレのすぐ近くにあるのがとても便利だとか。

こちらは玄関ホールに面した寝室の出入り口です。寝室の窓からの光が玄関にも届くように、ガラス入りの引き戸を採用し、ガラスブロックもあしらいました。ここでも「引き戸」と「框デザイン」というYさまのこだわりが伝わりますね。

寝室内にあったクローゼットのスペースを利用して、エレガントな壁面収納を造作。黒い取っ手は奥さまがAmazonで見つけたものだとか。

もちろん収納に使うつもりでプランしたものでしたが、なんと!下段のオープン棚はネコちゃんたちの“隠れ家”になっているそう。同じ段に2匹一緒にギューッと入っているのがかわいかったです♡

住み替えを機に、ベッドをクイーンサイズからシングルサイズ2台に変更したため、Yさまからはベッド2台をゆったり配置できる広さをリクエスト。落ち着ける空間になるように、天井は木目柄のクロスを採用しました。
さらに寝室内には2つのスペースへの出入り口があり、右側がWTC、左側がご主人のワークスペースになっています。どちらも奥にあるフリースペースへ通り抜けが可能。住まいのどこにいてもスムーズに移動ができる。それもYさま邸の大きな魅力です。

ご主人のワークスペースは、コンパクトでも窓があるのでとっても快適。ご主人からは、オンライン会議を想定して「扉付きで閉め切れること」と「プリンターなどが置けて、ものの出し入れがしやすいオープン棚」をリクエスト。
奥さまがカーテン専門店でオーダーしたシェードは、ヨーロッパで「幸運をもたらす動物」といわれているハリネズミ柄です。

再び玄関ホールに戻ってきました。寝室の反対側には、洋室を撤去して設けた納戸があります。たたき部分のタイルは「タイルパーク」の「ピカソシリーズ」。納戸内部のアクセントクロスは「サンゲツ」のウィリアム・モリスのシリーズ「ザ・ブルック(小川)」。
「たたきに使ったタイルは、ピンタレストで集めた海外の玄関の画像からイメージをふくらませて選んだもの。アクセントクロスは森の中を鹿が歩いていたりして、のどかな風景が気に入りました。屋外に近い場所なので相性がよさそうで」と奥さま。

納戸は引き戸で目隠しすることも可能です。閉め切っても明るさはキープしたいと、型板ガラス入りのものを選びました。

玄関側から見えた間仕切り壁の裏側には、壁一面に可動棚を設置。靴だけでなく、テニスやスキーの道具、ゴミ箱などを置いておけるのが便利です。「収納のための部屋だからと、ものさびしい感じにはしたくなくて」と奥さま。こちらにもウィリアム・モリスシリーズのクロスをふんだんに使いました。
明るい住まいで快適な新生活がスタート!
昨年の秋にご入居され、新居での暮らしは5カ月ほどに。以前より光がたくさん入る明るい住まいになり、ご主人も奥さまも「毎朝、気持ちよく目覚められる」とか。

「印象的だったのは、プランニングに入る前にプランナーさんが洋服やスーツケースなど、何がどれだけあるのかをチェックしに来てくださったこと。丁寧にヒアリングをしていただいたおかげで、持ち物がすっきりと収納スペースに収まりました」と奥さま。

フルオープンキッチンが実現し、以前の住まいにくらべて、キッチンに立つときの「孤独感」がなくなったのもうれしい変化だそう。「広々としたキッチンは作業がしやすく、住み替えてからは夫と2人で作業することが増えました。テレビを見ながら、外の景色を眺めながら作業できるのも気に入っています」
クリスマスには奥さまのご友人が集まりホームパーティをしたそう。会話を楽しみながら作業ができて、オープンキッチンのよさを改めて実感されたとか。
「リビングのソファにゆったり座って、お茶を飲みながら録画したドラマを見る時間に幸せを感じます(笑)。ネコたちがリラックスしている姿を見ると、私もリラックスできますね」

「今回のリノベは、いいタイミングでした」とおっしゃるのはご主人。ご主人は以前にご実家の片づけを経験され、とても大変だったそう。今回のリノベに合わせて、次はご自分たちの持ち物を整理したいという思いがあり、「ものを減らして、必要なものだけを残せました。気力と体力があるうちにできてよかったです」
息子さんが独立し、20数年ぶりのふたり暮らしとなったYさま夫妻。「これから」に合わせて住まいと持ち物を整え、人生の新たな章を順調にスタートされました!
お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。
取材・文/ライター志賀朝子
撮影/カメラマン臼田尚史



