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INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

My Mix Style

この記事の見所ポイント

  • テイストや流行、セオリーに縛られない、オリジナルなミックススタイル
  • インテリア好きの奥さまのこだわりを、画像をふんだんに使って要望書にまとめてプランナーと共有
  • 海外インテリアを発想源に、モールディングのアーチ壁やウッドシャッターをアクセントに取り入れて
  • 来客も使う洗面台は廊下に出してプライベート空間と区分。華やかなタイルを使って特別感を演出
  • 寝室には手洗いボウルを備えたメイクスペースを造作

 

白いウッドシャッターからこぼれる光、モールディングが縁取るアールの垂れ壁、一つ一つ吟味された家具…。

Aさま邸にお邪魔したスタッフ一同、思わず感嘆のため息を漏らしました。「パーツまですべて自分で選びたいから、絶対にリノベがよかったんです」と、学生時代からインテリア好きな奥さま。

ご主人に意見を求めつつ、奥さま主導でリノベプランが進められました。

 

 

「きっかけは食洗機だったんです」とおふたり。

共働きで忙しく食洗機をフル活用したいのに、賃貸で使える置き型だと容量が足りずストレスだったそう。

“大容量のビルトイン食洗機が欲しい!”と思ったことがマンション購入を後押ししました。

 

そしてマッチングプラットフォーム「SUVACO」に登録。「数社の候補の中から、事例を色々見て、いちばんピンと来たのでSHUKEN Reさんに説明を聞きに行って、お願いすることにしました」と奥さま(ありがとうございます!)。

 

物件探しからご依頼くださったのは、「物件費用とリノベ費用をまとめて住宅ローンを組めるのがいいなと思って」。もとのお住まいのあったエリアで、駅から近く、築20年前後、80平方メートル以上で南向きを条件に物件探しをしたところ、2件目でこの物件に遭遇。探し始めてから約2カ月というスピーディーさで購入決断に至りました。

 

 

リノベでやりたいこと、やりたくないことをまとめた要望書はA4で37枚も!

 

プランニングにあたり、奥さまは手書きでまとめた要望書を提出くださいました。「リノベに求めること」から始まるそれは、なんとPDF37枚のボリューム!

 

「海外のおうちのようにしたいという希望はありつつ、“〜風”というふうにテイストを固めずに、好きなものを好きなバランスでミックスしたくて。また、新築マンションによくある内装がとても嫌いで、流行しているテイストで好みに合わないものもいろいろ。例えばインテリアのセオリーでよくいわれる“色は3色まで”というのにも全く興味がないんです。だから好きなテイストと嫌いなテイストを言語化し、写真もたくさんつけて、誤解なく具体的に伝えるために要望書を作りました」と奥さま。

 

パリの歴史あるアパルトマンのようなクラシカルなディテール。北欧やミッドセンチュリー、ヴィンテージテイスト、ボヘミアンなどを少しずつミックスした、さまざまな色が調和する温かな空間。希望をプランナーと共有できたこともあり、細部まで奥さまの好きなものを集めた空間が実現しました。奥さま自身、書くことで整理ができたそうなので、簡単にでも要望書を作成するのはぜひ真似したい方法です。

 

 

アールの垂れ壁、ヘリンボーン床、ウッドシャッター…こだわりいっぱいのLDK

 

 

Aさん邸で目を引くのが、キッチンとリビングの間に設けたアールの垂れ壁。ゆるやかに空間を区切る垂れ壁は奥さまの憧れでした。「PinterestやInstagram、Houzzをひたすら見て、好きだなと思うものを集めて観察する中で、モールディングや巾木は大事な要素だと気付いたんです」。

日本の既存の家にはないような、ヨーロッパの古い建築のディテールをイメージして「みはし」のモールディングと付け枠を使っています。「垂れ壁はグリーンのアクセントウォールに。壁紙のサンプルを数十枚取り寄せて、日中や夜、いろんな天気の日に見比べて。悩み抜いて色を決めましたが、イメージ通りに仕上がりました」と奥さまは嬉しそう。

 

 

グリーンのアクセントウォールに合わせて、「BoConcept」のソファもシックなグリーンの生地を選び、オレンジ色のクッションをアクセントに。「ソファはサイトでは別の形をチェックしていたんですが、実店舗を訪ねたらこの半円形があって一目惚れ。予定よりサイズが大きくて心配しましたが大丈夫でした」と奥さま。

届くまで数カ月待った甲斐あって、リビングの主役となる存在感。サイドテーブルはwebショップ「ノルディックネスト」で見つけたもので、海外のサイトから取り寄せたそう。素晴らしいコーディネートですね!

 

 

リビングの床はオーク材をヘリンボーン貼りに。「オークの床にチークのヴィンテージ家具を合わせたくて。ヘリンボーン貼りは手間がかかるそうで工期が延びましたが、どうしても叶えたかったものです」と奥さま。

観葉植物の水やりがしやすいよう、窓前だけキッチンの床材と同じ「リリカラ」のフロアタイルに。

 

ウッドシャッターも奥さまの当初からの希望でした。「海外インテリアの画像を見る中で、カーテンが良くないと思うものが結構あって。窓サッシは前の家でも違和感があったし、マンションでは変えられない部分。ウッドシャッターにすればサッシが気にならないし、LDKにウッドシャッターの陰影が生まれるのもいいなと思ったんですが、予想以上に素敵ですごく気に入っています」

 

 

ウッドシャッターは「ノーマン」。白だけでも数色あり、サンプルを取り寄せて、窓辺で見比べて選んだそう。「寒くなって太陽の角度が低くなるとさらにきれいな影が入るようになりました」と奥さまは微笑みます。断熱効果を上げる意図で、窓にはインナーサッシも付いています。静かさも実現できてご夫婦ともどもお気に入りだそう。

 

 

「ダウンライトが好きではないので、LDKの照明はスポットライトとフロアライトを採用しました」と奥さま。フロアライトは2点とも日本未上陸のアメリカのブランド「ウエストエルム」のもの。なかなかな大物ですが、輸入代行業者に依頼して取り寄せたのだそう! 奥さまは「ネットショッピングが得意なんです」とその行程も楽しんでいるご様子。そして壁にかかっているのは、絵画ではなく中国「TCL」の超薄型のアートテレビです! 

リノベ工事時に電源コードが壁裏を通るようにしてあるので、全くテレビには見えませんね。また、空間の中で目につくスイッチを極力減らすため、照明や家電は可能な限りスマートスピーカーで操作できるようにしてあるのもAさまの工夫です。

 

 

リビングの奥、「ミラタップ」のクワドロスリムで区切られた空間は「勉強部屋」。右はご主人の、左は奥さまのデスクです。「2人とも在宅ワークはないのですが、読書や勉強ができるスペースが欲しくて。たくさんの本やマンガを収納できる本棚とデスクを造作してもらいました」とおふたり。ご主人もこのスペースがお気に入りなのだそう。

 

 

広々としたキッチンで作業効率もアップ

 

ここからはキッチンをご紹介。料理は主にご主人の担当ですが、おふたりでキッチンに立つことも多いためじゅうぶんな広さがとれるアイランド型を採用しました。「シンクとコンロが離れているので使いづらいかなという懸念もありましたが、意外に大丈夫でした」とご主人。水濡れ対策として、キッチンはフロアタイルにしています。

 

 

キッチンは「クリナップ」です。「マットな面材で選びました」と奥さま。ユニークなのは、キッチン本体は黒、吊戸棚はベージュ、カップボードは白、と色を変えているところ! システムキッチンでもこんなふうに遊べるんだ、と目からウロコです。中央の壁にちょこんとついた照明は「FLOS」のMini Glo-Ball。

 

「とにかく掃除しやすいように」と、オープン棚は最小限に。周囲に油が飛びやすいコンロはアイランドではなく壁付きに配置したのも、LDKの清潔さを保ちやすいように考えてのことです。

 

 

壁のタイルは「名古屋モザイク」のバーガンディーの馬目地張り。「タイルのサンプルもショールームでいろいろいただいて、トマトソースや漂白剤をかけて放置し、きちんと掃除できるかを検証しました」と奥さま。これも真似したいアイデアです。

 

ダイニングテーブルはデンマーク製のヴィンテージ。「トーネット」のカンティレバーチェアなど、ヴィンテージチェアを合わせています。ペンダントランプもドイツ製ヴィンテージで、シェードは和紙のような質感の樹脂製。柔らかに光を通します。

 

 

こちらの壁にも「クリナップ」のカップボードと吊戸棚があり収納量たっぷり。カップボードの取手は真鍮製のものに付け替えているのだそう! 「サイズの合う既製品がなかったのでオーダーしました」と奥さま。念願の「ミーレ」の60cm幅の食洗機も活躍し、広々としたスペースでお二人とも作業しやすいキッチンになりました。

 

 

洗面台は廊下に設置し、脱衣室などのプライベート空間と区分

 

 

廊下には洗面台があり、付け枠を施したアーチが特別感を高めます。洗面台横の引き戸を開けると脱衣室兼ランドリールームというつくりになっています。

 

ご自宅にお友だちを招くのも大好きなおふたり。プライベートな空間を分けるのもリノベに求める要素の一つでした。「前の家は洗面台が脱衣室にあったので、洗濯かごなど生活感のあるものが目につく洗面台でお客さまに手を洗ってもらうのがストレスでした。だから洗面台はパブリックスペースとして廊下に出したくて」と奥さま。小物で雑然としがちな洗面台ですが、壁に造作した収納のおかげで来客時の目隠しもできるそう。

 

 

洗面台と真鍮製の水栓は「ミラタップ」。壁には「名古屋モザイク」のタイル「クールレジン」を2色組み合わせています。シンプルな長方形のタイルですが、色と貼り方でこんなに優美な印象に。ウォールランプとミラーは奥さまがwebで探して選んだもの。

 

 

洗面台のある空間を華やかにしているのがタイル使いです。「平田タイル」の「ファンゴ」シリーズのハンドメイドタイルで、奥さまがショールームで惚れ込んだもの。床に使っているのも贅沢です。「高価でしたがこれだけは絶対に使いたい!と思って。各社ともタイルのショールームは楽しくて、何度も見に行きました」

 

 

プライベートスペースである脱衣室兼ランドリールームはシンプルに。タオルやパジャマはここに収納しているそう。

 

 

浴室は「TOTO」。「浴室にはこだわりがなくて」とのことですが、白×ベージュのクリーン&シンプルな空間です。

 

 

洗面台の向かいはWIC。廊下と同じ「toolbox」のパーケットフローリングを貼って統一感を持たせています。

 

 

洗面台の隣はトイレ。扉は黒に。「寝室と洋室のドアはベージュ、脱衣所は白、LDKはグレー。いろんな色のドアが廊下に並ぶとかわいいなと思って。webで気に入るデザインを探して、『ナガイ』のドアを選びました」と奥さま。ドア枠を巾木と統一しているのもこだわりです。「既成のドア枠の色に現場で色合わせして巾木を塗装してくださって、仕上がりにとても満足しています」

 

 

トイレも「TOTO」です。「サンゲツ」の深いグリーンの壁紙に、「テシード」の壁紙をアクセントとした落ち着ける空間。

 

 

こちらは寝室です。ベッドのヘッドボードはなんと奥さまのDIY! 「ヘッドボードにもたれて本を読んだりしたいので、頭より高さのあるものがよかったんですが合うものがなくて。木の板とウレタンフォームにシーツを巻いて土台を作り、取り外して洗えるようにお気に入りの布でカバーを縫ってつけています」と奥さま。機能性も抜群ですね。

 

ベージュの壁紙に、アクセントクロスは深いブルー。「落ち着いた青がよくて、これもサンプルをたくさん取り寄せて決めました」と奥さま。「&Tradition」のフラワーポットランプは珍しい壁付型。サイドチェストとともに左右対称に配置しているのも海外インテリアのようです。

 

 

寝室にはドレッサーを造作。「洗面台の鏡だと顔から遠すぎるので、鏡の近くで座ってメイクしたくて。手やブラシを洗えるように、小さな手洗いボウルも作ってもらいました」。これもなかなか思いつかないグッドアイデアですね。

 

 

サブ洋室のドア。玄関は「名古屋モザイク」の「コラベル」です。多色使いが人気のタイルですが、単色だと形状がリズミカルに浮き立ち新鮮な印象です。ウォールランプは「ルイスポールセン」のVL Ring Crown。

 

 

「造作の玄関収納と廊下や洗面台のアーチ壁の付け枠の色も、お伝えしたニュアンスに従い現場で色合わせして塗装してくださいました」と奥さま。「SHUKEN Reさんは自社施工なのが魅力ですよね。細かい要望を社外の施工業者さんに伝えるのは大変だと思うので、こだわりが多い人ほど自社施工がいいと思います」とありがたいお言葉をいただきました。

 

 

玄関から見える光景を大事にしたいとアーチ壁の枠やドアの色などにもこだわった奥さま。毎日帰宅して、廊下の風景とLDKのドアのガラスの向こうにあるウッドシャッターが目に入るとテンションが上がるのだそう。

ご主人はキッチンと勉強部屋がお気に入りだそうですが、なによりも奥さまが喜んでいることが嬉しそうに見えました。「ふたりとも超インドア派なので、休みの日はおうちで一緒にゆっくりするのが幸せ」と奥さま。

これからもアートを飾ったり、サブ洋室を活用したりと、奥さまの類まれなるセンスを発揮してますます素敵なおうちになりそうです。

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

取材・文/ライター吉永美代

撮影/カメラマン清永洋