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INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

Private Gallery

この記事の見所ポイント

  • Aさまが集めてきたコレクションを魅せる空間
  • オープンシェルフを使ったゾーニング
  • 抜け感のあるキッチンが開放感をつくる
  • トイレを洗面所に取り込むことで生まれるメリット
  • 一緒に暮らす猫のモナカくんにとっても快適な空間に

 

Aさまと猫のモナカくんが暮らすご自宅にお邪魔しました。アンティーク家具や雑貨、壁には絵が飾られていて、いるだけでワクワクする空間が広がっています。

 

15年以上住まれたご自宅の老朽化の改善と、より暮らしやすい空間にするためにフルリノベーションを行いました。

「長く暮らしている中で、使いづらかったり気になっていたところが結構あって、ずっとリノベをしたいと考えていました。集めている物を綺麗に飾ることのできる場所を作ったり、モナカが暮らしやすい工夫をしたり、生活していて気になる部分を全部変えたのが今回のリノベです」。

 

 

 

ギャラリーのような魅せる空間


開放的なLDKはAさまが最初からご所望されていたポイント。

寝室との間にあった壁をなくし、開放的なキッチンにしたことでLDK全体が広がりのある空間になりました。

実はSHUKEN Reを選んでいただいたのは、ここの間取りが決め手だったそうです。

「4社ほど要望を伝えて間取りを出してもらったのですが、一番私の生活スタイルにしっくりきたのが、SHUKEN Reが出した間取りでした」。

お選びいただき、ありがとうございます!

 

 

寝室との間にあった壁をなくした代わりに設置したのは視界を完全に遮らないオープンシェルフ。「壁で区切るとベッドを置くだけの寝室にデッドスペースが生まれるので、壁ではない形で仕切りたいと思っていました」。

天井まで高さのあるシェルフですが、奥行きと幅を広く取らないことで圧迫感を抑えたのもポイント。

 

写真左側が、さりげなくアール壁になっているのも素敵です。見た目だけでなく、アール壁にするとモナカくんが爪研ぎをしなくなるという効果もあるんだそうです。

 

 

シェルフは緩やかなゾーニングになるだけでなく、寝室側にある窓からの彩光の確保や、Aさまが趣味で集めてきた物を飾る場所としても活躍しています。

それぞれの棚の高さがランダムなのも素敵ですよね!

「タイミングによってテーマを変えて物を集めているのですが、以前は色々なところに物があって溢れていたんです。飾る場所が足りなかったので、間仕切りをシェルフにして正解でした」。

 

 

シェルフの横を照らすアンティークのハンギングランプはフランスを代表するガラス工芸家であるドーム兄弟の作品。ブルーのメインカラーに差し色が入り、見ていて飽きない一品です。

 

 

その奥に見える寝室の壁はまるでギャラリー!

フランス製の輸入クロスがアクセントとなって上品な空間を作りあげています。

 

Aさまが大好きな宇野亜喜良の作品などが壁を飾ります。ここを含め、ご自宅に飾られている額装品はレーザー装置を使って水平などを測りながらSHUKEN Reが取り付けています。絵同士の組み合わせなどAさまと調整しながら配置を決めていきました。

 

 

寝室の幅はセミシングルベッドに合わせています。必要最低限の広さにしていますが、壁で完全に仕切っていないことで狭さは全く感じません。

 

 

「自分の好きな物を常に視界に入れていたいと思うタイプで、しまわずに全部出しておきたいんです。だからリノベ前の家は“なにこれ?”って感じでしたよ」と話すAさまですが、担当プランナーは以前の雰囲気も良かったと言います。

 

「確かに物がたくさんありましたけど、それはそれで良い空間でした。リノベをすることで、Aさまがつくる空間の良さを壊してしまわないように注意してプランを考えました」。

飾られている物を単にしまってスッキリさせるのではなく、物をいかに魅せるかに注力した空間になっています。

 

 

リビングダイニングの椅子はピエール・ジャンヌレの「イージーチェア」。

アンティークのテーブルや照明など、それぞれ個性を持ったインテリアがうまく調和しています。

 

 

真鍮のカーテンホルダー。細部にも素材のこだわりが見られます。

 

 

リビング・ダイニングには、モナカくんのために設置したキャットステップがあるのですが、今は飾り棚になっています。「モナカが使ってくれなくて(笑)使ってくれないんだったら、私が使っちゃおうって」と笑顔で話すAさま。思い通りにいかないところも可愛いですよね!

 

 

 

オープンキッチンが空間に広がりを持たせる

 

キッチンもLDKの空間に広がりを作っています。

リビング・ダイニングに面したキッチンの壁を取り払い、水回りが独立したII型キッチンにしました。

「リノベ前は、シンクの前にあった壁にカビが出ちゃっていたので、シンクの前はなにもない状態にしたかったんです」。オープンキッチンになったことで、視界の抜けが生まれ、高さも感じられる空間になりました。

 

 

さらに吊り戸棚ではなく、オープンシェルフにしていることも全体の空間に開放感を与えています。かわいらしい幾何学模様が印象的な「名古屋タイル」のタイル貼りの壁も素敵です!

 

 

 

シンク側とコンロ側は両方とも「クリナップ」なのですが、Aさまのご要望を満たすことを優先しタイプが違います。そのため、色が統一されていないのですが、床と共通のグレーが入ることで色の違いに違和感を感じることはありません。

キッチンの幅を広く取っているのは長く住むことを想定してのこと。「年齢を重ねて、車椅子での生活になっても使えるようにしています」。

 

 

キッチンの廊下側にはインテリアショップの内装を参考にしてニッチを設けました。

「棚をたくさん作ってもらったので本当に暮らしやすいです」。

 

 

チェッカー柄のガラスを採用したリビングドアには、モナカくんが自由に行き来できるよう下部にペットドアを設けました。

 

 

 

トイレを洗面所に取り込むメリット

 

狭かった洗面所を広くしたいというのもAさまの強い要望でした。

 

 

寝室のクローゼットスペースを利用し広くなったことで、洗面台の広さを倍にすることが可能に。

洗面台のアクセントタイルはキッチンの壁に模様を合わせて選びました。

 

 

トイレを完全に仕切らず洗面所スペースに取り込んでいるのも大きな特徴です。個室にしなかった分、壁や扉を設置するスペースを省くことができました。

「普段は一人で使っているので、あえて個室にする必要がないと思って。実際使っていて不便さを感じたことはありません。あと、地震が起きて閉じ込められるリスクをなくしたいというのもありました」。

もしもの時を考えた間取りでもあるんですね。

 

浴室からの湿気やトイレの匂いがこもらないようにと、換気目的でトイレと玄関の間に小さな室内窓を設けました。

 

 

玄関の床は「三協製陶」のタイル。色の違うヘキサゴンと四角を組み合わせたもので、玄関に入った瞬間、Aさまのセンスの良さを感じさせるデザインです。

分電盤を隠すための吊り戸棚以外は全て見せる収納にしています。戸棚下にある真鍮の傘掛けも素敵。

リビング・ダイニングへ向かう途中の壁はアール壁になっていて、リビング・ダイニングのアール壁とリンクさせています。

 

 

絵の見栄えを良くするため、シェルフは低くめの位置に設置したり、和ダンスに植物や小物を置くことを想定し天井にライトレールをつけるなど、魅せるための工夫がされています。奥に見えるのがウォークインクローゼットです。

 

 

和ダンスの上に飾られているのはAさまがベトナムで手に入れた鳥籠。様々な国やテイストの品々か飾られていますが、全て違和感なく並べられるのはAさまのセンスが成せる技。

 

 

洗面所にモナカくんのトイレがあるため、玄関廊下に設置されたシェルフの下に洗面所へつながるネコトンネルを設けています。

「モナカはトンネルをすごく気に入っていて、用もないのに出たり入ったりしています」。

目立たない出入り口だと安心して使えるのかもしれませんね。

モナカくんに気に入ってもらえて良かったです!

 

 

以前は一つの部屋だったスペースを廊下とつなげてウォークインクローゼットにしました。

「見られたくないものを入れておく物置みたいになっていたのを改善したくて、整頓ができるよう棚を設けたり、服を掛けられるようにしました」。

 

 

 

魅せるだけでなく暮らしやすさも考慮された住まい

 

 

Aさまがプランナーと多く話し合った点は、素材とその色合わせだったそうです。

「見つけてきた素材をプランナーに提案して意見を聞いていました。毎回打ち合わせが楽しかったですね」。

Aさまがご提案される素材一個一個が素敵だからこそ、これらの良さを殺さずにバランスをどう取るのか話し合ってプランを作っていったそうです。笑いが絶えない打ち合わせだったとプランナーも振り返っていました。

 

どこを切り取っても絵になるAさまのご自宅は、これまで以上にコレクションを綺麗に魅せる空間になりました。

「リノベ前は物が散らかっていましたし、散らかっていると掃除をするのも嫌になるんですよね。それで人を呼べない状態だったんですけど、今はコレクションを並べることができるので、この状態をキープしようという気分を続けることができています。人も呼べるようになって、以前の状態を知っている知人はみんなびっくりしてくれます(笑)」。

 

近々インドを旅行する予定があるそうで、現地で何を買ってくるのか今から楽しみにされているそうです。好きなものを見ながら暮らしたいという希望を叶えるため、プライベートギャラリーのような空間をベースに、暮らしやすさを考慮した工夫が随所に見られるお住まいでした。

 

取材にご協力いただき、ありがとうございました!

 

 

取材・文/ライター淺見良太

撮影/カメラマン清永洋