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INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

Bird Cafe

この記事の見所ポイント

  • 個室の数を絞ってLDを広げ、必要に応じて1部屋増やせるように準備。
  • WICと洗面室・浴室をリビングに直結させ、生活動線をショートカット。
  • キッチンカウンターの向きを変え、2人で立っても狭くない広さに。
  • 玄関の土間を広く取り、愛用の自転車を置けるスペースを確保。
  • 玄関土間~キッチンをつなぐ動線を設け、通過しながら上着やバッグを収納。

 

Hさまご夫妻の新居は、ご主人が子ども時代を過ごされたご実家。ご両親から相続された際、賃貸化や売却なども検討した上で、フルリノベしてお2人で住むという選択肢を選ばれました。

 

「それまでは賃貸マンション住まいで、特に不満はなかったのですが、せっかく空いているなら自分たちで住もうかと。ただ、築28年でリフォーム歴もない状態でしたから、全面的に新しくしたいという要望はありました」とご主人。

 

リノベ会社選びはおもにネットで。マンションのあるエリア名を入れて検索し、YouTubeなども参考にしながら2 社に絞りました。

 

そのうちの1社が私たちSHUKEN Reだったそうで、「最初に対応してくれた営業担当の方の雰囲気がよくて、私たちに寄り添ってくれそうだったのが決め手になりました」と嬉しいお言葉が。

 

ご要望は大きく3つ。「ナチュラルであたたかみのある雰囲気」「2人で立っても狭くないキッチン」「自転車が置ける玄関」でした。このリクエストがどんな形で実現したのか、さっそくご紹介していきましょう!

 

 

鳥たちが舞う広々リビング

 

 

Hさまが選ばれたのは、間取りから大きく変えるスケルトンリノベ。バルコニー側はもともとリビングと和室に分かれていましたが、広々としたワンルームのリビングに生まれ変わらせました。

 

こちらはソファを中心としたくつろぎのエリア。TVボードは「LOWYA」、ゆったりと寄り掛かってテレビを楽しめるソファは、福岡のソファメーカー「EUKAS」のもので、どちらもお住み替えに合わせて新調しました。

 

 

フローリングは明るめの色合いを希望して選んだ「朝日ウッドテック」のアッシュ。陽射しが当たると木目のナチュラルな美しさが引き立ちます。

 

 

TV側の壁は「サンゲツ」のアクセントクロス。グリーン系と迷った結果、キッチンの赤い冷蔵庫との相性を考えて、柔らかなグレージュ系を選びました。

 

オープンシェルフには、おもにご主人が嗜むというウイスキーのボトルがずらり。シェルフは「上手製作所」のウォールアングルにタモ集成材を組み合わせて造作しました。

 

 

「実はこのボトル、光るんですよ」と、ご主人が照明のスイッチをオン。壁に埋め込まれたライン照明に照らされて、ボトルが浮かび上がりました。まるでバーみたい!とスタッフは大はしゃぎ。

 

非日常感を気軽に演出できることは、間接照明の大きなメリット。「プランナーさんに提案していただいたアイディアなんですが、お酒を飲むときは照明をつけて、バー気分を楽しんでいます」

 

 

こちらはもともと和室があったスペース。将来、個室が必要になったら壁で仕切れるよう、天井に下地を入れてあります。

 

壁際に置かれたケージには3羽の鳥たちが!ご主人が大切に育ててきた文鳥、コザクラインコ、ヒメウズラで、室内で放鳥することもあるのだそう。

 

奥さまによると「私の肩や頭にも乗ってきますが、夫を独占されてヤキモチを焼いているのか、指などをけっこう強く噛まれることもあるんですよ(笑)」。なんてかわいい愛情表現!鳥たちとの触れ合いを楽しんでいるお2人の姿にもほのぼのします♡

 

 

WICも洗面室もリビングに直結

 

 

LDの一角にはカーテンで仕切られたスペースが。こちらは和室の押入れだった場所で、少し面積を広げてお2 人分のウォークインクローゼットを設けました。

 

 

L型に設けたハンガーバーにはまだまだゆとりがあり、棚の上もすっきり。下に並べた「山善」の引き出しは、溝が少なくホコリが溜まりにくいのがお気に入りだそう。

 

リビングに直接つなげたのは、クローゼットだけではありません。カーテンのお隣のドアは洗面室の入り口。廊下に出なくても水回りへ直行できてしまうんです。

 

 

こちらがその洗面室。壁いっぱいのミラーとヘリンボーン柄のタイルが目を引く洗練された空間です。

 

タイルは「平田タイル」の製品で、提案されたタイプを選んで色選びを楽しみました。ミラーキャビネットは「ミラタップ(旧サンワカンパニー) 」、落ちついた木目柄の洗面台は「アイカ工業」の「スマートサニタリー」です。

 

 

洗面台の向かい側は洗濯機コーナー。タオルなどをしまう収納は吊り戸棚のように床から浮かせ、下にランドリーバスケットなどを置けるようにしました。限られたスペースで床面を広く使うアイディアです。

 

 

浴室は「タカラスタンダード」の「グランスパ」。ブラウンとベージュを基調にシンプルにまとめました。

 

毎日かならず行き来するクローゼットや洗面室をリビングに直結させて、生活動線をショートカット。お仕事で多忙なお2人にぴったりの間取りになりました。

 

 

 広さ、設備、内装すべてにこだわったキッチン

 

 

続いてご紹介するのはキッチン。元々の対面式から向きを変え、ダイニングテーブルとキッチンカウンターが一直線になるようにレイアウトしました。

 

つややかで味わいのあるダイニングテーブルは、チェアとともに奥さまのご実家から譲り受けたもの。ベンチはネットで見つけた「Armonia」で購入しました。

 

壁際に置かれているのはモダンなデザインのお仏壇。その隣は…?

 

 

「これは撤去できないパイプスペースなんですが、プランナーさんのご提案で、床に使ったのと同じフローリング材を縦に貼っていただいたんです」

 

たんなる柱のような圧迫感がなく、縦のラインが強調されるため、天井が高く見えるという効果も。床と素材を揃えたことで、インテリアにもすんなり馴染んでいます。

 

 

通路側の収納はクラシカルな印象の框扉。タモ集成材のカウンターや奥の壁面のタイルとともに、ナチュラルな雰囲気を醸し出しています。

 

 

キッチンの内側はHさまの念願だった「2人で立っても狭くない広さ」。Ⅱ型のレイアウトで背面収納を充実させたため、振り返るだけで必要なものがサッと手に取れます。

 

キッチンとカウンター収納、吊り戸棚は「クリナップ」。プランナーとともにショールームを訪れ、デザインや質感が気に入ったものをお2人でセレクトしました。

 

「キッチンから洗面台、トイレまで、メジャーな設備メーカーはほとんど行きましたね。見た目はもちろんですが、掃除のしやすさや長持ちする素材かどうかもポイントになりました」

 

 

壁面にあしらったタイルは「平田タイル」。ベージュの繊細なグラデーションが美しく、木目の収納との相性もぴったり♪ コーヒーメーカーなどの調理器具はシックな黒で統一されています。

 

 

ストック食材などは、キッチンの奥に設けたパントリーへ。さらに奥にも引き戸がありますが…?

 

 

 

なんと、玄関の土間収納へ続いていました!パントリーを出るとすぐにクロークがあり、お2人のアウターやバッグなどが収納されています。

 

「この動線がものすごく便利で、仕事から帰るとここに上着をかけて、バッグを置いてから室内へ、というスムーズな流れができています」

 

ドアと違って引き戸は開けたままにしやすいため、出入りのたびに開閉する手間が要らず、空気がこもりやすい玄関収納に風を通す役割も果たしてくれます。

 

 

こちらはクロークからつながる玄関土間。框をゆるやかなアールにデザインして、柔らかな雰囲気を演出しました。靴は出し入れしやすいオープンシェルフに並べて収納。クローゼットと同様、まだまだゆとりがありますね。

 

愛用の自転車を置ける広い土間は、ご主人の念願だったもの。「マンションの駐輪場はほとんど戸外なので、以前の住まいでは室内に置いていたことも。だからここだけはリノベでどうしても作りたかったんです」

 

ご入居後は自転車好きのお友達が見学に来たこともあるとか。もう1台増えたら壁かけにする案も考えているそうです。

 

 

玄関には土間周りのほかにも収納スペースが。こちらは廊下からキッチンへの入り口にあたる場所。ロールスクリーンを上げると生活雑貨がきれいに収納されていました。

 

 

トイレは玄関ホールに面した場所にあり、リビングから離れていることで落ち着いて使えます。内部は「ミラタップ(旧サンワカンパニー)」の吊戸棚のみですっきりと。トイレは「TOTO」、無垢のオーク材を使ったペーパーホルダーは「インターワークス」の製品です。

 

 

Hさま宅で唯一の個室が、こちらの寝室。ご主人によると、このお部屋だけは元の間取りの面影があるそう。

 

「お互いにプライベートスペースが必要なタイプじゃないので、今のところはこの部屋数で十分。もし必要になったら、リビングの奥に1部屋作れるので安心です」

 

 

「間取りにもインテリアにもそれほどこだわりがなくて(笑)、プランナーさんにはふんわりしたリクエストを伝えただけなのですが、それを上手に汲んでくださって、想像以上の住まいができました。

 

今までは外食することも多かったのですが、今は好きなベーカリーでパンを買ってくれば、自宅でカフェ気分を味わえます。それがリノベ後の一番の楽しみですね」

 

ナチュラルなインテリアに包まれて、昼間は鳥たちと触れ合いながらのおうちカフェ。夜はスイッチ1つで雰囲気満点のバーに早変わり。軽やかなさえずりをBGM に、穏やかに流れる空気感まで伝わってくるようなお住まいでした。

 

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

 

取材・文/ライター後藤由里子

撮影/カメラマン清永洋