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INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

Sweet

この記事の見所ポイント

  • ワンストップサービスを使って、元の住まいの近くで物件探し。狙っていた中古マンションを値下げのタイミングで購入
  • ドアや収納扉、アクセントクロスに大好きなカラーを採り入れ、憧れの世界観を形に
  • リビングの窓前にベンチ風のヌックを設け、子どもの遊び場や家族のくつろぎの場として活用
  • リビングのワークスペースは可動式の本棚で仕切り、将来は間仕切り壁を立てられるように準備
  • 洗面脱衣室とウォークスルークローゼットを直結させ、毎日の身支度と洗濯・収納をスムーズに

 

ピンク、水色、ラベンダー、ペールグリーン…まるでマカロンやマシュマロのような、ふんわりとした色使いが魅力のAさまのお宅。カラーを選ばれたのは、ハンドメイド作家さんのアトリエで働かれている奥さまです。

 

お仕事のかたわら、服飾系の専門学校の夜間コースに通い、技術を磨かれている奥さま。ご主人とともに3才の男の子の子育てをしながら、忙しい毎日を送られています。

 

ご結婚されてから賃貸住宅を住み継ぎ、お引っ越しも何度か経験されたお2人ですが、数年前に暮らし始めたエリアが気に入り、「ここなら将来もずっと暮らしたい!」と初めて思えたといいます。

 

「駅からはちょっと離れているけれど、その分落ちついて暮らせる環境が心地よくて、マイホームを持つならこのあたりがいいねという話になったんです」

 

予算的にも中古マンションリノベがベストだったことから、近隣エリアで物件探しを始めつつ、ワンストップサービスを行っているリノベ会社に相談。ところが、最初に訪れた2社からは、あまり良いリアクションがもらえなかったそう。

 

「広さ70㎡以上が希望だったのですが、このエリアだとほぼ予算オーバーだったせいか、違う沿線を勧められたり、もっと狭い物件を紹介されたり…ローンやプランの面でも提案がしっくり来なくて、『このままだとやりたいことができないけど、本当にいいのかな?』と悩みました」

 

そんな中でお声を掛けていただいたのが、私たちSHUKEN Reでした。「Instagramで事例を見たとき、デザインが幅広いのが気に入って。モダン系だけじゃなく、私たちの希望だったナチュラル系も手掛けられているのがいいなと思ったんです」

 

さらにAさまにとって好印象だったのが、不動産担当者とのやりとりだったそう。「とにかくレスポンスが早くて、その物件のデメリットまで教えてくれて、信頼感がどんどん湧いてきました。何より、予算が厳しい中でも『ご希望をかなえる方向で動きましょう』と言ってもらえたのが嬉しかったですね」

 

ご購入に至ったのは、元のお住まいから徒歩3分ほどの中古マンションでした。以前からご予算以上の価格で売り出されていましたが、値下げのタイミングで購入でき、晴れて希望のエリアで中古リノベにこぎ着けました。

 

 

好みにぴったりの収納がダイニングの主役に

 

 

 

Aさま宅を印象づけているのは、何といってもこの優しいカラーリングとナチュラルなデザインです。ピンクのドアは「ナガイ」、ホワイトのカップボードは「ウッドワン」の「スイージー」を採用されました。Aさまの理想のイメージ画像を見たプランナーから「こういうのがお好きなのでは?」と提案されたのだそう。

 

「すぐにショールームへ見にいって、まさに好みのデザインでめちゃめちゃかわいい!と一目惚れでした(笑)」と奥さま。カウンターに寄せて配置した「francfranc」のダイニングテーブルも雰囲気にぴったりです。

 

 

システムキッチンも「ウッドワン」で選び、キッチン内は2人で立ってもぶつからない広さに。4口のグリルレスコンロは「リンナイ」。無骨なゴトクとカウンター面に設置されたツマミがおしゃれで、使い勝手も抜群だそう。

 

 

無垢の木のぬくもりが伝わる框扉と「スワンタイル」の角タイルの組み合わせが、ナチュラル&クラシカルな印象。電子レンジやポットなどの家電も白で統一し、きれいなカラーリングを満喫されています。

 

 

キッチンは手入れのしやすいフロアタイルを「リリカラ」でセレクト。LDをはじめ、キッチン以外の床は「朝日ウッドテック」のハードメイプルで仕上げました。ダークブラウン系のインテリアが苦手な奥さまにとって、なるべく明るい色合いの床材が理想だったのだとか。

 

 

将来に備えて、リビングには可変性を

 

 

テレビやソファのないリビングは、きれいなメープルの床が広がる伸び伸びとした空間。お子さまにとっては、おもちゃを思い切り広げて遊べる理想の遊び場です。

 

 

窓の前に設けたヌックが、ご家族のくつろぎの場。ここにはリノベ前も出窓がありましたが、奥行きを深くしてベンチやデスクカウンターとして使えるようにしました。日向ぼっこをしながらお昼寝もできるほどのゆとりがあります。

 

カウンター下をオープンにしたため、収納ボックスでおもちゃなどを収納できるのもポイント。お子さまがお絵描きをしたり、絵本を読んだりするのにもぴったりのスペースです。

 

 

本をたくさんお持ちのA さまにとって、大きな本棚もご要望の1 つでした。あとから移動できるよう、造作ではなく「IKEA」の置き家具を選び、リビング内での間仕切りとして活用されています。

 

「いまはリビングの広さを楽しんでいますが、将来、個室がもう1つ必要になったら、いま本棚のあるエリアを壁で仕切る予定です」

 

 

カーテンレールと梁に囲まれた一角を仕切って個室にできるよう、あらかじめ下地を組んでいます。お子さまが成長したら現在の寝室をお子さまに譲り、ここを主寝室にするプランを考えているのだそう。

 

本棚の裏側はご主人のワークスペース。お仕事に使われるほか、ご趣味の楽器や音楽機材の置き場としても重宝しているとか。本棚は背板のないオープンタイプなので、リビング側には奥さまとお子さまの本、ワークスペース側にはご主人の本と、両側から使い分けています。

 

 

アトリエは女の子が描く夢の世界!

 

 

 

ワークスペースのお隣にあたるのが、奥さまのアトリエです。まずはこちらの「ナガイ」のドアの可愛らしさ! ラベンダー色とレトロな型板ガラスを組み合わせたデザインに、奥さまの世界観が凝縮されています。

 

 

室内にお邪魔すると、さらに夢のような空間が広がっていました♡ デスクには縫製のお仕事の道具、トルソーには製作中のドレス。あちこちに奥さまが愛してやまない「サンリオ」のグッズが並べられています。

 

壁の1面の雲のクロスは、お勤め先のアトリエから譲り受けたものだそう。ファンシーな空間をより楽しく彩っています。

 

 

ソーイングの材料をストックしてある収納スペースも、アーチ型のラブリーなデザイン。ここだけでもうっとりと眺めていたくなるコーナーです。

 

「自分の憧れを詰め込んだ部屋で、大好きなハンドメイド作家さんのお手伝いの仕事ができて幸せです」と奥さま。とことん“好き”を追求する姿が印象的でした!

 

 

朝晩の身支度も洗濯・収納もラクな水回り

 

 

 

可変性のあるリビングに続き、Aさま宅の間取りで特徴的なのが、洗面室周りのレイアウトです。3畳ほどのゆったりした洗面脱衣室にウォークスルークローゼットをつなげ、さらに玄関ホールにも直結させました。

 

「出掛ける前と帰宅した後に、必ず使うのが洗面室とクローゼットなので、玄関のそばにまとめて設けて大正解。毎日、身支度をするときの無駄な動きがなくなりました」

 

 

クローゼットは中で着替えもできる広さ。ハンガーバーと棚のみを設置し、既製品の引き出しを使って衣類を収納しています。

 

 

こちらは玄関ホール側の入り口。アーチの奥にピンクのクロスがちらりと見え、実用性だけでなく愛らしさも感じられる空間に。

 

 

洗面脱衣室には洗濯機のほかに乾燥機も設置したため、洗濯から乾燥までここだけで完結します。乾いた衣類はそのままお隣のクローゼットへ。朝晩の身支度と同じく、家事の動線もショートカットできました。

 

 

洗面台は当社で造作しました。ピンクもグリーンも彩度を抑えたくすみカラーという統一感があり、一目見ただけでAさま宅のインテリアのテーマが伝わってきます。

 

 

洗面ボウルは「TOTO」の理科実験用シンク。「プランナーさんから教えてもらい、SHUKEN Reさんの世田谷ショールームで実物を見て、気に入って採用しました。底が平らなのでバケツなどを置きやすくて、子どもの上履きを洗ったりするのに便利なんですよ」

 

壁づけにした水栓とミラーキャビネットは「ミラタップ(旧サンワカンバニー)」。壁には「名古屋モザイク」のシンプルな角タイルをあしらいました。

 

 

メイクや身支度がしやすいよう、カウンターは長めのデザインに。上には「上手製作所」のハンガーバーを取りつけ、乾燥機NGの衣類を干すのに活用しています。

 

「ワンピースなどを掛けたとき、裾がカウンターに当たらないように壁との間を空けたのですが、そこに手持ちの衣類乾燥機がぴったり収まりました。たまたまでしたが、室内干しがすぐに乾いて助かっています」

 

 

トイレは洗面室の向かい側。内装だけ一新して、設備は既存のまま使うことにしました。壁の1面に採り入れたアクセントクロスはギンガムチェック柄。ファブリックのような温かみのあるクロス使いが素敵です♪

 

 

猫ちゃんのための気遣いもさりげなく

 

 

玄関ホールは広さ自体は変えず、収納スペースを充実させました。扉を開閉するワンアクションを省くため、オープンシェルフを採用し、半分は靴棚、半分はアウターなどを掛けられるクロークにしました。

 

 

リビングドアはアトリエと同じ「ナガイ」の製品。ここではペールグリーンのくすみカラーにチェッカー柄の型板ガラスを組み合わせました。

 

リビングドアは玄関寄りに配置して、アトリエや洗面室への行き来をスムーズにするとともに、猫ちゃんの脱走防止にも役立てています。

 

 

ちなみに洗面室の廊下側には、猫ちゃん専用の出入り口が。くぐるとトイレが置かれていて、「ちゃんと使ってくれています(笑) 」。人見知りということで、この日は姿を現してくれませんでした。残念!

 

 

水色のクロスが目を引く寝室は、リビングドアを通った先の玄関脇にあります。実はこの間取りもAさまのこだわりの1つでした。

 

「以前の住まいではリビングの隣が寝室で、夜遅く帰ってきたとき、寝ている家族にすごく気を使ったんです。子どもが寝た後は2人で小声でしか話せなかったり…だから寝室はリビングから離れているのが理想だったんですよ」

 

憧れのデザインだけでなく、これまでの暮らしで不便に感じていた経験もプランに生かされたAさま。「ここがこうだったらいいな」をそのままカタチにした、理想のリノベになりました。

 

 

ご主人も奥さまもお仕事で忙しく、入居後もなかなか家でくつろぐ時間がないのが実情だそう。それでも、リノベで手に入れた新居はお2人の癒しになっているといいます。

 

「専門学校から夜遅く帰ってきても、玄関を開けると好きなものしかない空間が広がっていて、疲れも吹き飛びます」と奥さま。特に「ウッドワン」のキッチンとカップボードは、予算をかけた分だけ、眺めたときの幸せ度が段違いだそう。

 

ご主人も「賃貸住宅の頃と一番違うのは、水回りがゆったりしていること。脚を伸ばしてお風呂に入れるのが気持ちいいですね」と、新しい暮らしを満喫されているようです。

 

お子さまも自由に走り回れるスペースができ、最近はリビングのヌックをステージにして歌うのが大好きなのだとか。パパとママと猫ちゃんに見守られながらのワンマンライブ、想像するだけでほっこりするエピソードを教えていただきました♡

 

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

 

取材・文/ライター後藤由里子

撮影/カメラマン清永洋