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"SHUKEN Re"

INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

comfort×industrial

この記事の見所ポイント

  • ワンストップで中古物件を探し、周囲の環境や可能なリノベプランに納得してから購入。
  • 南側にワンルームのLDK をプランし、オープンキッチンでリビングとの一体感を味わう。
  • 金属やコンクリートなどの硬質な素材に、ニュアンスカラーの壁紙や木で柔らかさをプラス。
  • キッチンの収納はほぼオープンスタイルに。収納しながらお気に入りの食器を眺めて楽しむ。
  • 玄関ホールに洗面台を造作し、こだわりのデザインと、帰宅してすぐ手が洗える利便性を両立。

 

今回お邪魔したのは、ともに30代のSさま夫妻の新居。案内していただいたリビングダイニングには日差しがたっぷり!キッチンにも明るい光が届いています。

 

「物件を購入する時、この明るさが決め手になったんですよ。これまで暮らしてきたのがずっと1 階だったせいか、照明をつけなくてもこんなに明るいの!?とびっくりして」と奥さま。

 

それまでのSさま夫妻のお住まいは、なんと24㎡・1DKのアパート。「2人とも忙しすぎて、帰って寝るだけの生活だったから、最低限の広さで家賃を抑えていたんです。いま思うと、よくあのスペースで暮らせていたなと(笑)。それでいよいよ持ち家がほしいね、という話になったんです」とご主人。

 

中古リノベに乗り出したSさまは、弊社のワンストップサービスを利用されました。検討したもう1社のリノベーション会社には不動産部門がなく、仲介業者を紹介されたそうですが…

 

「物件の紹介が滞ったり、質問へのレスポンスが遅かったりで、なかなか思うように進まなくて。それに対してSHUKEN Reさんは、物件の提案も内見の案内もスムーズで、私たちもラクに予定を立てられました。

 

しかも、内見の段階で『ここならこのくらいの予算でこういうリノベができますよ』と、プランから予算まで含めたアドバイスをもらえたり、お部屋だけでなく周囲の環境まで説明してくれたり。このマンションも、南側にはこの先も高い建物が立たないエリアだとうかがって、購入を決めたんですよ」

 

ワンストップのメリットを目いっぱい活用されたSさま。これまでと同じ最寄り駅から徒歩圏内、広さ60㎡以上などの条件もクリアしたこちらの物件を手に入れ、リノベプランにおふたりのこだわりをすみずみまで反映させました。

 

 

リビングには大好きな色と素材を採用

 

 

オープンキッチンを希望されたSさまは、バルコニー側をひとつの空間にまとめたワンルームのLDKを計画。特にご主人のお好みというインダストリアルなイメージをもとに、天井は区体を現しに。コンクリートの無骨な質感が生かされ、天井高が上がったことで開放感も生まれました。

 

 

ダクトレールや黒のブラケットもインダストリアルな雰囲気。そこに北欧を思わせるくすみグリーンのアクセントクロスを合わせ、ちょっと柔らかなテイストを加えました。クロスは「ルノン」の製品です。

 

「北欧カラーは私の好み。お互いのインテリアの好みをミックスしてバランスを取ったんです。使いたい素材やパーツがあると『これどうかな?』と相手の意見を聞くようにしました。

 

イメージはあるけど製品が見つからないときは、プランナーさんに相談。そうすると必ずドンピシャなアイテムを提案してくれるんですよ!本当に私たちの好みを分かってくれているんだなと感動しました」と奥さま。

 

オーク集成材のダイニングテーブルとチェア&ベンチは、リノベを機に新調。キッチンのテイストに合わせて「大川家具」で選びました。シンプルモダンな黒のペンダントは「ART WORK STUDIO」。デザインはもちろん、好みの明るさに調光できるのもお気に入りとか。

 

 

「朝日ウッドテック」のフローリングは、明るすぎないブラックウォルナット柄をチョイス。こちらはSHUKEN Reのショールームの床を参考にしてくださったのだそう。

 

 

 

リビングのテレビの裏側には「toolbox」で見つけた古材のパネルをアクセントに。素朴のテクスチャーがリビングの心地よさを引き立てています。

 

「ソファに座っている間ずっと目に入るので、この場所に好きな素材を使いたくて。キッチンからの眺めも気に入っています」。視線の先に好きな要素を配置するテクニック、ぜひ参考にしたいですね!

 

 

キッチンではお気に入りの食器を見せて収納

 

 

 

キッチンとダイニングは一直線にレイアウト。対面式と違ってカウンターを回り込む必要がなく、横移動だけでスムーズにアクセスできます。

 

ラフなデザインのかっこいいキッチンは「WOODONE」の「FRAME KITCHEN」。「家事をする場所でも木を感じていたかったから」という奥さまの言葉通り、見ても触れても木の魅力が伝わってきます。

 

 

無骨でかっこいい4口タイプのコンロは「リンナイ」。正面は室内窓にして通路側に視線を抜き、明るい光も採り入れています。

 

「以前は忙しくて料理やお茶を楽しむ時間がなかったのですが、この家ができてからは楽しくなって、今はコーヒーのハンドドリップにハマっています」とご主人。

 

 

キッチンの背面は、お気に入りの食器を並べたオープンシェルフ。「全部好きなものばかりだから、見えていてもOK。いつでもお気に入りが視界に入るのが幸せなんです」と奥さま。壁づけにした「Pittala」のシェルフも雰囲気にぴったり♪

 

 

食材ストックやキッチンアイテムはパントリーコーナーへ。こちらも扉や引き出しをつけず、OSB合板の壁面を生かしたオープン収納にしました。

 

 

キッチンカウンターの向かい側にはベンチが。「リビング以外に座れる場所をどこかに作りたい」というご要望から生まれたスペースです。

 

「キッチンにいる人と対面で話ができるのが気に入っていて、仕事の後に夫婦でその日にあったことを話したり、遊びにきた友達と料理しながら話したり。ゆっくり読書をするのも楽しいです」

 

 

 

ステーションクロックは「DULTON」、室内窓の内側のシェードは「marimekko」。ディティールまで甘辛mixが効いています!

 

 

室内窓の裏側はおふたりの寝室。「もともとは将来の子ども部屋にする予定でしたが、リビングで寝落ちしたときベッドに移動するのがラクなので(笑)、今は寝室にしています」

 

ここにも素敵なニュアンスカラーのアクセントクロスが。コーヒーをイメージした色合いだそうで、「ルノン」のカタログで見たときに一目惚れだったとか。落ちついた雰囲気も寝室にぴったりです。

 

 

使いやすくデザインも楽しめる水回りを

 

 

Sさま宅の洗面室は、玄関を入った目の前。帰宅してすぐ手を洗えるようにアウトベイシンスタイルにしました。

 

 

「TOTO」の理科実験用シンクを使った造作洗面台は、ナチュラルで素朴な雰囲気。既製品の洗面台にはないあたたかみが感じられます。

 

カウンターに合わせて、ミラーキャビネットも木製をセレクト。サブウェイタイルの壁にマットなブラックの壁づけ水栓を組み合わせるなど、おふたりの好みのテイストがギュッと凝縮されています。

 

 

こちらはブラケットを点灯したとき。電球色の柔らかな光に包まれた夜のシーンも素敵です♡

 

 

洗面台を玄関ホールに出したことで、脱衣室は洗濯機と収納棚のみに。最低限の広さですむため、浴室の面積を少し広げることもできました。

 

 

ユニットバスは「LIXIL」。壁材は木目とグレーを選び、好みの色合いにまとめました。

 

 

トイレの壁はこっくりとした深みのあるイエローとグリーン。奥さまの理想だったという“かぼちゃみたいな組み合わせ”です。

 

「元気な黄色の壁紙を探したのですが、見つかったのは淡い色合いのものばかり。それで妥協しようかと思っていたとき、プランナーさんが『これじゃないですか?』と提案してくれたのが、『リリカラ』の『miffy wallpaper』のブルーナーカラーのクロスだったんです。

 

まさにこれ!これです!というぴったりの色合いでした。あのご提案がなかったら、このトイレはイメージ通りの形にはならなかったと思います」

 

タンクレストイレは「TOTO」。玄関ホールの洗面台がすぐ前にあるので、トイレ内には手洗い器をつけず、よりシンプルな空間で大好きなカラーリングを楽しんでいます。

 

 

たっぷりの収納で暮らしにゆとりを

 

 

広い土間玄関も、Sさまご夫妻が希望されたものの1つ。隣接する洋室の面積を削って実現しました。

 

「自転車やバイク用のギアを収納したかったこともありますが、壁のガラスブロックのデザインも楽しみたくて。もともとこのマンションの仕様なのですが、レトロモダンな雰囲気が気に入っているんです」

 

床にはタイルを張る予定でしたが、工事中に既存の床をはがしたところカッコいいコンクリートが現れたため、タイルで覆うのは取り止めに。アイアンのポールや靴を並べたオープンシェルフなど、ラフなインテリアにもぴったりです。

 

 

玄関土間のお隣は、現在は予備室。室内窓を通して光を導いています。さりげなく置かれたゴッホの「ひまわり」は、おふたりの大好きなアート作品。特に奥さまは「この青と黄色が大好き。インテリアにも自然と反映されているかもしれません」

 

 

洋室の向かい側はもともと個室でしたが、その広さをまるごと使ってウォークインクローゼットにしました。おしゃれでワードローブをたくさんお持ちのおふたりは、ストレスなく衣類を収納できるクローゼットが欲しかったのだとか。

 

壁はOSB合板で仕上げ、コストダウンとかっこよさを両立。壁一面を吊るす収納用のポールにして、上にはオープンシェルフを設けました。

 

 

中に入ると、窓際にデスクカウンターが。こちらはご主人がリクエストしたスペースで、「狭くてもいいので、リビングから離れた場所に在宅ワークができる場所が欲しかったんです」。こもれる雰囲気が、かえってお仕事に集中するには最適だそうです。

 

 

「夫婦2人ともインテリアが好きだから、どの場所を見ても、ここも好き!ここもかわいい!と思える住まいになって、暮らしていて本当に楽しいです。

 

打ち合わせ中はただ好きなものを挙げていっただけなので、『これでちゃんとまとまりが出るのかな?』と不安になったりもしましたが、プランナーさんが『大丈夫ですよ!絶対にちゃんとまとりますから』と言ってくれて。

 

完成してみたら本当にどこにも違和感がなくて、2人とも大満足。こだわった甲斐がありましたし、2人の好みをすべてプランに落とし込んでくれたプランナーさんに感謝です」

 

お話されている様子からも、仲のよさがひしひしと伝わってきたSさま夫妻。この素敵なお住まいは、おふたりのコミュニケーションの結晶なんですね!

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

 

取材・文/ライター後藤由里子

撮影/カメラマン清永洋