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"SHUKEN Re"

INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

Magical Renovation

 

この日訪ねたのは、東京都世田谷区の S さまファミリーが暮らす戸建てのお住まいです。
リビングに入ったスタッフは、はしごを上って入る秘密基地のようなスペースに目が釘づけ! もともとあった収納スペースを生かして、ライブラリーコーナーに変更したのだとか。

 

 

S さまファミリーは、ご夫妻とお子さん 3 人の 5 人家族です。お子さんは、上から小学6年生の息子さん、小学 4 年生の娘さん、3歳の息子さん。この日は 3 人おそろいのかわいらしいお洋服で取材に協力してくれました♪
現在のこちらのお住まいは、2015 年に中古で購入されたとか。7 年ほど経過した 2022 年にリノベをおこないましたが、そのきっかけはどんなことだったのでしょう?

 

 

「いちばんのきっかけは、子どもが3人に増えて子ども部屋用の部屋が足りないということでした。購入時に大きなリフォームはせずにそのまま入居したので設備などが古くなっていましたし、使いにくさを感じる部分もあったんです。長男が中学校に上がる前にということで、このタイミングになりました」とご主人。

 

 

同じエリアに住み続けたいとリノベを選択

 

当初はもう少し広い家への住み替えも検討したそうですが、「気がついたら地価がどんどん上がってしまって」と奥さま。予算内で住み替える場合は郊外に行かないとむずかしく、家族ぐるみでおつき合いしているファミリーがたくさんいる現在のエリアを離れたくないという思いから、「リノベーションが最善の策だと思い至りました」

 

 

ここで、いったん S さま邸の以前の間取りについておさらいです。

 

S さま邸は木造の 3 層住宅で、玄関とガレージが道路と同じ高さの 1 階にあり、階段を数段分下りた半地下のフロアに主寝室と洗面室&浴室がありました。2階は全体がワンルームの LDK で、3階には個室が 2 部屋あり、リノベ前の間取りは 3LDK ということに。

 

主寝室はそのままに、3人のお子さんにそれぞれ個室を与えるには 3LDK の間取りを 4LDKにする必要があり、それが S さま邸のリノベの最大のテーマだったとか。「2 階の LDK を4.5 畳分だけけずって子ども部屋にするというのが、当初私が思い描いたプランでした。それをもとに、まずは大手のリノベ会社さんに相談してみたんです」と奥さま。

 

 

そのいっぽうで、リノベ会社を1社に絞り込まずに相見積もりをとったほうがいいのでは?という思いも生まれたことから、急きょインターネットで別の会社も探し、見つけたのが当社だったとか。奥さまいわく「web サイトの施工事例がどれもかわいくて(笑)。あと、同じ世田谷区に支店があるのも大きかったです」

 

 

SHUKEN Re からまさかの提案が!

 

最初に相談した大手のリノベ会社のときと同様に、S さまご夫妻は当社のプランナーにも子ども部屋を 3 部屋設けたいことや、LDK の一部をけずって子ども部屋を確保するアイディアを伝えました。
「実はそのときに、ついボソッと『本当はそれはやりたくないんですよね』と言ってしまったんです(笑)。そしたら SHUKEN Re のプランナーさんが、まさかの提案をしてくださって」と奥さま。
さっそく3階に上がって子ども部屋を見せていただくと……

 

 

もともと1部屋だった空間が、造作の2段ベッドで2部屋になっていました! ここは長男くんと次男くんのお部屋。造作のベッドは片側を壁でふさいでいるので“個室感”たっぷりです。
「SHUKEN Re のプランナーさんからご提案いただいたときは、もうびっくり(笑)。こんなことができるんだと驚きました。大手のリノベ会社さんのほうはお断りして、多少予算をオーバーしてもSHUKEN Reさんにしよう!と、このプランが依頼の決め手になりました」と奥さま。

 

 

造作ベッドで 2 つに区切られた空間の入り口部分には、グレーのロールスクリーンも設置。下ろすとさらに“個室感”が高まります。

 

 

部屋の奥から入口方向を見たのがこちら。こちら側のスペースを使っている長男くんは、造作ベッドの上段を使う仕組みです。
お部屋の使い心地をうかがうと、「すごいいいです!」と長男くん。「泣いてしまったり嫌なことがあったとき、この部屋がすごく落ち着くんです」とも話してくれました。

 

 

扉つきのクローゼットだったスペースは、扉を撤去してオープンクローゼットに一新。長男くんと次男くんの服がきれいに分類収納されていました。
当初はコストダウンのために扉を省こうと考えたそうですが、「中に入っているものが把握しやすいので、しまい込むのではなくオープンにしてよかったです」と、奥さまは使い心地にも満足してくださっていました。
3 階にはもう 1 つお部屋がありましたが、そちらはどんな風に変化しているのでしょう?

 

 

こちらが 3 階のもう 1 つの部屋の奥から出入り口&ホール側を見たところ。そうなんです!
壁で仕切ってこちらの部屋も 1 部屋だった空間を 2 部屋に分割。手前側は唯一の女の子である娘さん用の個室です。

 

 

ベッドがジャストフィットするコンパクトな広さですが、「寝るだけ」なら十分ですよね。
当社のプランナーは、長男くん&次男くんのスペースとの“平等感”も意識して設計をしたそう。確かにお子さんの立場からすると、きょうだいそれぞれの部屋はできるだけ差がないほうがいいですよね。
グレージュやストライプのクロスは娘さんのチョイスだとか。「高校生の子が選ぶような大人っぽいセンスで、びっくりしました」とプランナー。

 

 

隣室からエアコンの冷気や暖気をとり入れるために設置した室内窓も、黒を選んだのは娘さんだそうで、とっても素敵なお部屋に仕上がりました♡

 

 

そして娘さんのお部屋の手前側には、仕事や勉強がはかどりそうなこんなスペースがありました! こちらは家族みんなで使うフリースペース。現在はおもにご主人の在宅ワークと長男くんの勉強に使っているそうです。
デスクは造作したものなのでスペースにぴったり。正面の壁はマグネットボードで仕上げて、大事なメモやプリントなどを留めておけます。

 

 

ホールに面した出入り口は扉のないオープンなつくりですが、集中したいときや冷暖房を使うときなどは、オリーブグリーンのロールスクリーンを下ろして閉じることもできます。以上が、2 つだった個室を 3 つの子ども部屋とフリースペースに変身させた 3 階の様子でした~。

 

 

ふたたび 2 階の LDK に戻ってきました。キッチンの位置はそのままで、ダイニング側に張り出していたカウンターを撤去。以前より 5 人でゆったりと座れるようになりました。
リノベを機に、キッチンの奥にあった冷蔵庫は出入り口側に移動。包丁やコンロを使っているときにお子さんが飲み物を取りに来る…というときの危険が解消されました。冷蔵庫のあった場所にはオープン棚を設置。これならおしゃれな鋳物の鍋などを「見せる収納」にできますね♪

 

 

キッチンは掃除のしやすさを考慮

 

「私、掃除が苦手で片付けもヘタで…」とおっしゃる奥さま。キッチンは腰壁で手元部分が見えないようにしたので、少しくらい物が出ていても気になりません。
フィルターを食洗機で丸洗いできるレンジフードや、一体成型の継ぎ目のないシンクなど、キッチン選びは掃除のしやすさも意識したのがポイント。タッチレス水栓や、奥まで無駄なく使える引き出し式のキャビネットもお気に入りだそうです。

 

 

ダイニングの一角には、S さまご夫妻のたっての希望で洗面台も設けました。「もともと洗面室は浴室と同じ半地下にあったのですが、ただいま~と帰宅して、半地下に下りて手を洗って、また階段で 2 階の LDK に上がって来るという動線をみんな不便に感じていたんです」と奥さま。
ダイニングの一角なので、洗面台はインテリアの一部として違和感のないものが希望だったそう。「既製品だと“いかにも洗面台”になりそうなので」と、造作の洗面台に。足元をあけたフロートデザインにして、普段は「ルンバ」の充電基地にしているそうです。

 

 

こちらは 2 階から3階へ上がる階段の途中にあるトイレです。特にこだわりがなかったため、ほぼプランナーにおまかせだったそうですが、使用前に汚れをつきにくくするための水を吹きつける「プレミスト」の機能が気に入り、「TOTO」の製品を選びました。

 

 

半地下にある主寝室は、「人が住める状態じゃなかったんです(笑)」と冗談まじりで話してくださった奥さま。寒さと湿気がひどく、物置部屋になってしまっていたとか。リノベで断熱材を追加して、窓にはインナーサッシを設置して二重に。断熱性が高まり、ご覧のように快適そうな主寝室に生まれ変わりました!

新設したクローゼットは、子ども部屋と同様にオープンなつくりにして、持ち物を把握しやすく出し入れもしやすくしています。

 

 

リノベ後は家での時間が楽しくなった

 

取材でおじゃましたのはご入居からまだ 2 カ月というタイミングでしたが、住み心地をうかがうと、奥さまからは「言葉にならないくらいいいです」と、ご主人からも「すごく暮らしやすいです」とありがたいお言葉をいただきました♪
「低次元で申し訳ないんですけど(笑)、掃除をする気になる家になったので、物や汚れがたまらず、現状維持できるのがうれしくて。以前はすぐに『どこかに行こうか』と外出することばかり考えていて、家で過ごすことを楽しんでいなかったかもしれません。リノベをした今は、家にいるのが楽しいです」と奥さま。

 

S さま邸のリノベは子ども部屋を 3 つつくることが大きなテーマでしたが、「家事効率も何倍もよくなりました」とおっしゃっていただきました。

 

 

以前より 100 倍いい家に♪

 

ご主人は特に 3 階のフリースペースがお気に入りだとか。「仕事もしやすいですし、子どもの勉強も見てあげられます」。長男くんも、「以前はギュウギュウの家だったけど、100 倍よくなった!」と、実感がこもった感想を聞かせてくれました。

 

 

いちばん気に入っているスペースをお尋ねして、「1 つに絞れない~」とおっしゃっていた奥さまは、「でもやっぱりライブラリーかな」と、冒頭でご紹介したリビングの書庫兼読書スペースをあげてくださいました。内部に使った奥さまお見立てのお花畑のようなクロスがかわいいですね♪

 

 

ドラマさながらの「魔法のリノベ」

 

折しも S さまご夫妻がリノベに取り組んでいたのは、「魔法のリノベ」というドラマが放映されていた時期。「リノベは魔法なんです!」という主役の波瑠さんの決めゼリフを、娘さんがしょっちゅうマネしていたそうです。

2 部屋の個室は 3 部屋の子ども部屋とフリースペースに生まれ変わり、物置部屋だった半地下の部屋は快適に眠れる寝室に変身。キッチンと洗面台もぐんと使いやすくなりました。まさにリノベの魔法で、快適な住まいが完成しましたね♪

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

取材・文/ライター志賀朝子

撮影/カメラマン清永洋