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"SHUKEN Re"

INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

造作で思いどおりに

 

玄関を入ると、シックなブルーに包まれたこんな光景が迎えてくれるAさま邸。正面に洗濯機が見えるのがユニークですよね。

 

LDKはどんな感じなのか期待がふくらんでしまいますが、右手のガラス部分から中をのぞくと――

 

 

玄関にいながらLDKの様子が丸わかり! 玄関とLDKをダイレクトにつなげることもできましたが、「玄関とLDKの間にワンクッション欲しくて」と、少し回りこむ形の廊下を設けたそう。

 

 

「普通の壁だったら少しきゅうくつな感じがしたと思うので、ここをガラスにしてもらって大正解でした。朝、子どもたちの顔を見ながらいってらっしゃ~いと送り出せます」と奥さま。

 

 

玄関には素敵な手洗いコーナーもあります。ご夫妻と4歳の男の子、2歳の双子の女の子のいる5人家族のAさま。

 

子どもたちが年ごろになったときに、洗面室で渋滞が起きてしまいそうと、サブの洗面台をここに設けました。

 

ちょうど手が届くようになったお兄ちゃんは、このコーナーが大のお気に入りで、いつもここで手を洗っているとか。

 

 

洗濯機をここに置くことにしたのは、実は苦肉の策だったそう。洗面室には広さの関係で洗濯機置き場が設けられず、リビングの目につく場所に置くしかないかなと思っていたときに、ちょっと意外なこの場所を当社のプランナーが提案。

 

「扉を閉め切ると洗濯機の音がLDKに伝わりにくいので、ここにしてもらって本当によかったです」と、奥さまも気に入ってくださっているご様子です。

 

 

玄関からこだわりいっぱいのAさま邸。ここからは、お待ちかねのLDKをご紹介しましょう。

 

洗濯機横の扉を開けると、奥のバルコニー側の窓まで見通せる広々としたLDKが登場!

 

 

大きなソファでくつろいでいるのは、4歳のお兄ちゃん。

 

双子の妹さんたちが生まれたときに、手伝いに来てくれていた奥さまのお母さま用に購入したソファベッドが、新居でも活躍しています。気持ちよさそうですね~。

 

手前からリビング→キッチン→ダイニングという配置の大空間ですが、以前はここに洋室、洗面室&浴室、セミクローズド型のキッチンがあり、こんなに“抜け感”のある部屋ではありませんでした。

 

 

希望は家族みんなで過ごせるLDK

 

以前は近くの賃貸マンションに暮らしていたAさん一家。ご主人の在宅勤務用のスペースがないなどの不便さを感じて物件購入を検討するようになり、2~3軒めの内見でこちらの物件と出会ったそう。

 

日当たりがいい、東南の角部屋、広いルーフバルコニーがある、というところに「私がひと目惚れしちゃったんです」と奥さま。

 

「子どもたちがいちばん長く時間を過ごすのはやっぱりリビング」ということで、LDKを広々としたみんなで過ごせる場所にしたいと考えたそう。

 

担当プランナーによると、この場所にあった洗面室と浴室を大きく移動できたことが、広いLDKの実現につながったといいます。

 

 

双子の妹さんたち登場! おそろいのお洋服は、アパレルの会社でパタンナーとして活躍されている奥さまの手作りです♡

 

まだ体の小さい2歳の双子ちゃんたちが、ママとキッチンカウンター越しにおしゃべりできるのは――

 

 

ダイニング側のベンチを踏み台代わりにしているからでした! プランニング当初から収納スペースを充実させたいと思っていたご主人。

 

こちらのベンチはご主人のアイディアを形にしたもので、中が収納になっているんです。

 

 

座面部分をはね上げると中はこんな感じに。リノベ時に造作で設けたものです。

 

「収納を兼ねていることに気づかないような仕上がりにしてもらえたことがうれしいですね」とご主人。

 

家族が多いので、5人家族のAさま邸ではベンチがとても重宝しています。

 

 

床を無垢のオーク材にしたリビングに対して、「ダイニングはコンクリートぽいものにしたい」というご希望に合わせたフレキシブルボード張りに。

 

食事中に食べ物をこぼしてしまっても、汚れにくくお掃除もラクラクです。

 

 

憧れのイメージはセレクトショップ!

 

アンティークのデザインをとり入れたダイニングテーブルは、リノベに合わせて「デモデミックス」で新調した奥さまのお気に入りの品。

 

「ダイニングテーブルがずっと欲しかったのですが、“一生もの”を選びたかったので、自分の好みの空間を手に入れて、その空間に合ったものを買おうとずっとがまんしていたんです」

 

 

奥さまのおっしゃるとおり、家具を新調するならリノベは絶好の機会ですよね。

 

ちなみにAさま夫妻は、物件探しの段階からリノベ前提だったそう。「以前に私の実家の建て替えをしたのですが、普通過ぎてなんだかつまらないと思ってしまって……」

 

「“普通”がイヤで、この部屋はセレクトショップのような雰囲気にしたいと思いました。壁をよくある白いクロス仕上げではなく、塗装にしたのもそのためです」と奥さま。

 

「セレクトショップ! 確かに~!! 」と妙に納得してしまったスタッフ。

 

玄関を入ってからじわじわと感じていたこの素敵なイメージ、まさにセレクトショップの世界観でした~。

 

 

ここからはキッチンをくわしく見せていただきましょう。

 

L字形のキッチンにアイランドカウンターを組み合わせた、コックピットのように動きやすそうなAさま邸のキッチン。

 

 

理想のキッチンを造作で実現

 

雰囲気を参考にしたのが、とあるモデルさんのご自宅のキッチンだったとか。

 

リノベのイメージの参考になりそうなものを探していたときに、とあるモデルさんの本を見つけて、「こんなキッチンにしたい!」と思った奥さま。

 

 

特に、キッチンのワークトップに使われていたマーブル模様の素材に魅了され、似たものを探しましたが、どうしても見つけることができなかったそう。

 

そこであきらめなかったのが奥さまのすごいところ。「その本の出版社に問い合わせてみたんです。そうしたら、本の担当のかたがモデルさん本人に確認してくださって、同じものを採用することができました」

 

よかったですね~! ちなみに気になるワークトップの素材は、「アドヴァン」の「メガスラブ」というタイルとのこと。

 

白い長方形タイルやモールテックスで仕上げた壁面も、そのモデルさん宅のキッチンを参考にしているそうです。

 

 

理想のイメージがしっかりとあったため、既製品であるシステムキッチンはまったく考えず、造作キッチン一択だったAさま邸。

 

水栓やシンクなどのパーツも、ひとつひとつ奥さまがセレクトしました。

 

食洗機は「国内メーカーのものは容積に対して食器があまり入らない印象があって」と、ドイツの「ボッシュ」の製品を採用。

 

「コンロはガスとIHで迷いましたが、使わないときに物を置けるのが便利で、IHにしてよかったです」と奥さま。

 

 

L字形のキッチンは、コーナー部分がデッドスペースになりがち。

 

でも、さすが造作キッチンです。奥まで無駄なく使えるワゴン収納が3台も! 調理道具だけでなく食器もたっぷりしまえます。

 

 

アイランドカウンターは、3人のお子さんたちと一緒に料理ができようにと設けたもの。

 

電子レンジや炊飯器の収納場所を確保することもできました。床は石目調のフロアタイル。

 

リビング、ダイニング、キッチンが一体になったワンルーム空間が床材の違いでゾーニングされ、空間にメリハリが生まれているのもAさま邸のポイントです。

 

「もともと料理は苦手なのですが(笑)、このキッチンができて料理が楽しくなったし、やる気が出ます」と奥さま。

 

最近はお子さんたちとクッキー作りを楽しんだとか♡

 

 

ダイニングスペースのすぐ横には、ガラス×木のパーテションで仕切られた寝室があります。

 

「寝室も遊び場の延長にできて、かつ広さを感じられように、LDKから様子がうかがえる寝室が希望でした」と奥さま。

 

このパーテションも、奥さまの理想のイメージだった「セレクトショップ風」に貢献していますよね。

 

「開放的だし、内側につけたカーテンを閉めてしまえばLDKに誰かいても寝られます。LDKから子どもたちの寝顔が見られるのも気に入っています」

 

 

壁の1面は、暗めのオリーブグリーンのペイント仕上げに。現在はここで家族5人、川の字で寝ていますが、お子さんたちが成長したらまたリノベをしようかなと思っているそう。

 

造作家具でスペースを有効活用!

 

下部が収納になった造作のベッドは、ダイニングのベンチと同様、ご主人のアイディアです。

 

 

中を開けるとこんな感じ。季節外のものなどがたっぷりしまえますね。スーツケースや布団のほか、「出番が減ってしまったプリンターやパン焼き機まで入っています(笑)」

 

ベンチ、キッチン、ベッドと、当初から造作工事を多くとり入れたいと考えていたAさま夫妻。

 

検討していたリノベ会社は当社のほかにもあったそうですが、「造作部分が多いと工事費がどんどん高くなってしまうところがネックでした」

 

「その点、SHUKEN Reさんは社内に職人さんがいて、自社施工をおこなっていることが依頼の決め手になりました。プランナーさんの人柄や最初に出していただいたプランもよくて、やりたいことをいちばん汲んでくれたのがSHUKEN Reさんでした」と奥さま

 

(ありがとうございます!)

 

 

 

寝室と洗面室の扉の間には、なにやらアーチ開口が! 中が気になりますよね。

 

 

中へ入ると……かわいらしいキッズスペースでした!

 

「おもちゃでリビングが荒れるのは困るけど、子どもたちには目の届くところで遊んで欲しい」という希望から実現したのがこちらのスペース。

 

床面にはステップが設けてあり、中が収納スペースになっています

 

 

このスペースのおかげで、上のお兄ちゃんはすっかり片づけ上手になったとか。

 

「リビングにおもちゃをワーっと広げても、遊び終わるとちゃんとここへ戻してくれるんです。

今は遊び場兼おもちゃの収納スペースですが、長男が中学生くらいになったら、勉強部屋にしてもいいかもしれません」と奥さま。

 

 

LDKに寝室とキッズスペースがオープンにつながる開放的なAさま邸ですが、ドアのある独立した部屋も1つあります。

 

LDK側の壁が撤去できない壁だったことから、あえてここはLDKから独立した空間として生かすことにしたそう。

 

ご夫妻それぞれのワークスペースも実現

 

左手にWICがあり、正面には奥さま用のデスク、その左手奥にはご主人用のデスクがあります。

 

壁と天井には色柄入りのクロスを採用して、LDKとはガラッと雰囲気をチェンジ。

 

 

こちらは奥さま専用デスクです。パタンナーの奥さまらしく、ミシンやトルソーが置かれていました。

 

在宅勤務はせずにほぼ毎日出社しているとのことで、ここはおもに趣味のためのスペースだとか。

 

 

こちらはご主人専用デスク。在宅勤務でオンライン会議もあるため、ひとりになれる場所が欲しかったとか。

 

上部空間を利用した本棚や、曲線をとり入れたカウンターデスクで、コンパクトなスペースを有効活用しています。

 

 

WICは上部のハンガーパイプを高めの位置に設置して、ハンガーパイプを2段にしたり、下に既製品のケースなどを置けるようにしたそう。

 

「おかげで、広さ以上にたくさん収納できて便利に使っています」と奥さま。

 

 

場所はガラッと変わって、こちらは洗面室です。

 

奥さまがひと目惚れしたマーブル模様の洗面ボウルを中心に、マッチする水栓やカウンターの素材を選んでいったそう。

 

「どうしても丸いミラーキャビネットをつけたくて既製品を探したのですが、ミラーの直径が小さくて断念。

 

ダメもとでプランナーさんに相談してみたら、造作できますよ!と言ってもらえて、イメージ通りのものを実現できたことがすごくうれしいです」

 

 

洗面室とトイレは海外のホテルに来た雰囲気にしたかったそう。

 

「雑誌で目にした壁紙ですごく気に入ったものがあって、同じものを見つけられずにいたら輸入壁紙専門店のワルパで偶然同じものを発見したんです」と奥さま。

 

念願の壁紙をアクセントクロスとして採用することができました。

 

 

こだわりを詰め込んだから後悔はナシ!

 

最後に「住み心地は最高です」と話してくださった奥さま。

 

明るくて、それぞれの部屋がつながっているので、“子どもたちといつも一緒”と実感できるのがうれしいです」

 

 

「プランニング中は、こんな細かいことも自分たちで決めるんだと驚いたこともありましたが、その分、好みのものを詰め込んだのでまったく後悔がなくて、『こうしておけばよかった~』というのも全然ないんです。

 

やりたいことを自由にやらせてくれた夫にも感謝です」

 

奥さまのこだわりをたくさん詰め込んだ、セレクトショップのようにスタイリッシュで個性的なAさま邸。

 

こんな空間に包まれながら大きくなる、3人のお子さんたちの将来が楽しみです!

 

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき、ありがとうございました。

 

取材・文/ライター志賀朝子