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"SHUKEN Re"

INTERVIEW
お客様インタビュー|リノベのその後

今まで、イマ、これから

今回私たち取材班が伺ったのは、今年の6月にお引き渡しをしたA様邸。

約10年前に購入したご自宅をリノベーションして、新たな生活が始まってから4ヶ月。
住所は変わらないけれど、暮らし方はきっと大きく変わったであろうA様に、住み替えではなくご自宅リノベを選んだ理由や、
住み心地、今回のリノベーションのエピソードをぜひ聞きたい!と思い、取材をさせていただきました。

 

住みやすく、貸しやすい家にしたい

ご結婚後、お子様が1才になる直前に購入したというマンション。
立地やコンパクトさに魅力を感じて購入を決めたお部屋でしたが、お子様の成長に伴って家族の行動パターンが確立してくると、
使いづらさや窮屈さを感じるようになったそうです。

今後お子様の進学に合わせて住み替えも検討しているため、住み替え後に賃貸に出すこともできるように
「自分たちが住みやすく、貸しやすい家」にしたい、と弊社にご依頼いただきました。
購入時に魅力を感じた立地やコンパクトさは手放さず、家族がもっと快適に暮らすための選択がご自宅リノベだったそうです。

ご依頼いただいた時には、既に間取りの構想ができていたというご主人。
ご主人のプランを基に細かな内容をプランナーと詰め、色や質感は主に奥様が決めていきました。
工事中はご自宅近くのUR賃貸に仮住まいをしながら、現場にも足を運んでいただき、
プランナーと工事の進捗状況も確認し合いながら進めていきました。

 

閉めない暮らし

A様のおうちは、玄関の靴棚にも寝室のクローゼットにも扉がありません。
その理由は、「家族全員扉を閉めることが苦手」だから。
どうせ扉を閉めないなら、扉がなくてもすっきり片付く収納を作ろう!
と考え、扉がなくてもスッキリ見える、仕舞うものに合わせた収納を作ることにしました。

コストコントロールや使い勝手を考えて寝室の収納には扉を付けない選択をされるお施主様はよくいらっしゃるのですが、
A様はそれに加え、今後の「貸しやすさ」も考慮。賃貸に出すときのために目隠しを付けられるよう、カーテンレールを設置されました。
「私たちは扉がなくていいけど、この家を借りる人のために」という奥様のお話を聞いて、
幼い頃によく「次に使うの人のことを考えなさい」と注意されていたことを思い出しました… (笑)

「つける」「つけない」「後からつける」「後から外す」それらについてもイチから考えられるのも、
リノベーションの面白いところですね!

玄関からリビングに入る扉も普段は開けたままにしておくことが多いことから、比較的開口が広くとれる2枚連動の引き戸を採用。
窓にもあえてカーテンを付けていないので、外の景色も最大の開口で見ることができ広々とした印象です。
「閉めない」ことで実際の平米数以上の広さが感じられる空間になりました。

 

気持ちが上がる洗面室

工事前、奥様が特に不満に思っていたのが「毎朝メイクの度に気持ちが沈んでいた」という洗面室。
窓がないため朝でも暗く、最初から付いていた収納になんとなく片付けている…
そんな洗面室をどうにか快適にできないか悩んでいたそうです。

目指すは「気持ちが上がる洗面室」!
無駄な廊下をカット&扉の位置変更で、リビングに差し込む日の光が、廊下を通り洗面室にも届くようになりました。
収納は使い勝手の良いオープン棚を採用。

当初は洗面ボウルの下にも収納を設置する予定でしたが、現地調査の後に買い替えたという洗濯機を設置すると、
予定していた洗面台では引き出しが干渉してしまうことが判明!
急遽、収納ナシ × 実験用ボウルのみのこの形 ↑ に変更した、という経緯もあったそうです。

小さなハプニングはありましたが、奥様から「結果的にこっちの方がスッキリして良かった!」
とのお言葉をいただき、気持ちが上がった私たちでした (^^)

 

「大好き」にもっと熱中できるように

お子様は、絵を描くことが大好きとのこと。
プランナー曰く、お打ち合わせにご家族でいらしたときも、楽しそうに絵を描いていたんだとか…!

大好きな絵を描くときに、作業に熱中しながらも家族の気配を感じられるようにと、
リビングと隣接した位置に半個室の作業スペースを設置しました。
前はL型のキッチンがあった部分ですが、対面キッチンにしたことで生まれた小さな空間を活用しています。

程よい広さなので勉強をするにも最適な空間 ◎
壁にはマグネット塗装を施しているので、学校や塾で配られるプリントを貼ったり自身の作品を飾ったりと、有効活用されていました!

 

ご自宅リノベだからこそ

「妥協をせず希望をほぼ全部実現できた!」と、今回のリノベーションを振り返っていたA様ですが、
成功要因の一つとして仰っていたのは「自宅リノベだったため、住みながらリノベ後の生活を想像できていた」こと。

「この部屋の使い方は勿体ないな」「これを入れておける収納が欲しいな」というように、
実際に長く住んでいるからこそ感じる使いづらさや無駄なスペースの解消法を、ご相談の前から想像し、
実際に今回のリノベーションで解決することができたそうです。

 

閃きのひと工夫

扉のない寝室の収納。重ねた衣装ケースの上には、造作棚と同じ板がジャストサイズで載っています。

衣装ケースの上部がむき出しだと安っぽく見えてしまうことや、
家具屋さんで購入した同じケースを重ねても微妙に高さが違ってしまうことが気になったA様。
先述の「扉がなくてもスッキリ見える」にはどうしたらいいのか…
そこで閃いたのが「棚板 on the ケース」作戦でした。( 勝手に命名 )

お手持ちの衣装ケースの上に造作棚と同じ板を載せることで、高さを揃えお部屋全体の統一感もup!
A様の閃きのおかげでコストコントロールをしながらも「扉がなくてもスッキリ見える」空間を実現しました。

実は、「この前雑誌で見たんですけど…」「検索してたらたまたま見つけて…」というお施主様の閃きやアイディアで、
プランがグッと魅力的になることが多々あります。
今回、A様もたくさんのアイディアや閃きをプランナーに共有していただきながら、理想のお住まいを創り上げました。

取材ではリノベーションのきっかけから工事中や引き渡しの後の生活までたくさんのエピソードをお話してくれたA様。
終始楽しそうなご夫婦の笑顔に、聞いている私たちも笑顔になる2時間でした。

お忙しい中、取材・撮影にご協力いただき本当にありがとうございました。
事例ページでは、今回ご紹介していないお写真も掲載していますのでぜひご覧くださいませ (^^)  ♪

渡部